TrueTree

海外生活の思い出や、旅行、日々思うこと色々書いていきます。

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最近の記事

AssiaのLà-basを和訳してみました

Assiaの「Là-bas」は、2001年にフランスのラジオ局NRJで頻繁に流れていた楽曲です。 この歌詞も探してもなかなか見つからなかったため、自分で和訳してみました。この歌詞は直訳すると「戦地へ向かう恋人を引き留める話」のようにも読めますが、フランスの文化では比喩がよく使われることを踏まえ、私なりの解釈を交えて大胆に「意訳」しています。もし解釈や訳に誤りがあれば、ぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです。 Là-bas by Assia あなたがどうして私を見つ

    • バリ島、とある風景| ニワトリ

      バリ島の住宅地では、至る所でニワトリを見かける。 カキリマ(手押し車の屋台)が停まる駐車場の端や、4畳半程度のコス(アパート)周辺、ゴミが山積みの空き地、小売店の軒先など、あらゆる場所でニワトリに遭遇するのだ。 それらのニワトリに飼い主がいるのか、ちゃんとエサをもらっているのかはよく分からないが、数羽のヒヨコを連れて地面をついばみながらウロウロしている。 中には籠に入れられ、身動きが取れないままじっと立っているニワトリもいる。籠はニワトリの体より二回りほど大きいだけで、

      • TipToeingをショートストーリーにしてみました

        昨日、Hope Talaさんの「Tiptoeing」を和訳したのですけれど、改めて歌詞を読んで素敵だな〜って思いました。 それで、触発されてショートストーリーを書いてみることにしました。是非読んでください✨ ◇◇◇ どうしてこうなってしまったのだろう。 道路を行き交う車の赤いライトが、時折寝室の窓から入り込む。エンジン音が交差する。初めての夜に贈られた白い手織りのサテンの枕に上半身を預け、現れては消え、消えてはまた現れる灯りを目で追った。 全てはヴァル・ド・ラヴェール

        • 好きな洋楽の曲を和訳しました【Tiptoeing by Hope Tala】

          イギリス出身のシンガーソングライター、Hope Talaさんの曲「TIptoeing」を和訳してみました。 大好きな曲で、日本語で歌詞を読みたかったのですがなかなか見つからなくて。 なので、自分で訳してみました。 一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。 (*一部私の解釈による意訳も含まれています。) Tiptoeing どうやってもう一度踊らせるつもり?私たちは親密になったけど、今は友達になろうとしている この恋を始めたら終われないかもしれない、だから慎重にならなきゃ

        マガジン

        • 洋楽和訳
          3本
        • バリ島、とある風景
          3本

        記事

          バリ島、とある風景| 八百屋さん

          馴染みの八百屋さんには、重さを測る係の女の子がいた。柔らかなベージュ色の生地でできたヒジャブを被った、美しい少女だった。 ビニール袋に入った野菜を手渡すと、彼女はそれを秤に乗せ、無表情で「〇〇グラム」とだけ告げる。 「ありがとう!」 私は精一杯の笑顔でお礼を言うが、彼女の表情は相変わらず変わらない。 別れの挨拶のタイミングを掴めず、居心地の悪さを感じながら視線を遠くに泳がせ、なんとなく店を後にする。 月日が経つにつれ、私は彼女のいる八百屋を避けるようになり、別の店で

          バリ島、とある風景| 八百屋さん

          【出会う旅】#私のこだわり旅 with ことリップ

          「私のこだわり旅」 の募集を見て、応募してみることにしました✈️ 私の旅のこだわりは、 「出会い」 知らない事や物、場所に出会うとワクワクします。 迷子になって偶然見つけたお店とか、たまたま飛行機などで居合わせた旅行者から聞いた外国の話とか。 今までの常識が一瞬で覆るような瞬間が好きです。そんな私の、ワクワクとドキドキがつまった旅をいくつかご紹介したいと思います。 人と出会う|列車で出会ったスロバキア女性 2003年12月にヨーロッパへ一人旅をしました。ブダペス

          【出会う旅】#私のこだわり旅 with ことリップ

          バリ島、とある風景| 忘れられない場所

          忘れられない場所がある。 それは、バリ島の西部国立公園からデンパサールへ向かう途中で見つけた、ひっそりとした小径だった。観光客の姿もなく、静かな路地にカラフルな木製の置物がずらりと並ぶ店が並んでいた。 その時、すぐに運転手に「ここはどこですか?」と聞けばよかったのだが、未舗装の田舎道を6時間もドライブして疲れていた私は、声をかける余裕もなく、スマートフォンを手に取る気力も残っていなかった。 あっという間にその小道を通り過ぎ、気がつけば見慣れた大通りに出ていた。 「さっき

          バリ島、とある風景| 忘れられない場所

          東京ラブストーリー: 赤名リカの心を読み解く

          1991年、高校生だった私にとって、少し背伸びした恋愛ドラマだった「東京ラブストーリー」。 オシャレな街を舞台に繰り広げられる、甘くも切ない赤名リカの一途な恋物語。自由奔放で自分の気持ちに正直で、恋愛を全身で楽しんでいるような明るくて強い女性、そんな印象のリカに憧れ、リカのように恋を謳歌したいと夢見た女性たちは、こぞって「紺ブレ」を身にまとい、街中を闊歩していました。 それから30年以上の年月が経ち、再放送を待たずとも、オンデマンドで好きなタイミングで「東京ラブストーリ

          東京ラブストーリー: 赤名リカの心を読み解く