王子公園再整備で神戸市が住民から訴えられる
王子公園の再整備計画(動物園の拡張や関学の誘致など)ですが、住民が取り消しを求めて提訴したそうです。
住民からすれば大学生が沢山やってきて騒がしくなると困るという事なのかもしれませんが、筆者は、大学誘致の問題よりも、動物園自体がもう時代遅れで環境教育という観点からは不適切だと考えています。神戸市の動物虐待も厭わない路線には本当に嫌悪しかありません。いずれにしても、筆者も計画に反対ですので応援させていただきます。
ちなみに筆者は新神戸に住んでいた時にほぼ毎日このあたりまでジョギングしていましたので、おちついた場所で静かに暮らしたいという住民の気持ちも凄くよく理解できますが、一方で、一般論として、養育施設や教育施設の建設に住民がやみくもに反対する姿勢はあまり好ましくないとも思っています。
ただ、今言ったことはあくまでも一般論であり、最近の関学のやみくもな規模拡大には金儲け主義を感じており、凋落している神戸市と、凋落が予想される私学が結託しているようにしか見えませんので、個別事案としてみた場合、移転には反対です。金儲け主義のために住民の平穏な生活が阻害されるのはおかしいと思います。
自治体も私学も、少子高齢化の中で、本来なら原点回帰が求められているわけで、理性的に、冷静に考えるなら、しっかりスリム化ながら収益性を確保すべきだと思います。関学は経済学より商学を優先しすぎではないでしょうか。やみくもな経済成長を求めずに、経済活動に倫理的観点を取り込もうというのが今の流れです。学問の府が節操のない行為はやめるべきです。
(新田)
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