#指す将順位戦8th A級1組 第十回戦 vs たそがれさん戦 自戦記(#ロウポン炎の100番勝負 第31戦)

 とりあえず長らく期間があいたものの粛々と振り返っていく。ここだけの話であるけれども袖飛車は一回封印する。本気だぞ()。だけれども居飛車を指す際にもそのエッセンスは必要であり、居飛車を通して最終的に袖飛車のパワーアップをはかるものである。
 さてお相手のたそがれさんは想像図では北の雄、役所でぶいぶい言わせるタイプであろう(すみません)過去指す将では1戦1敗である。本格的な居飛車党で急戦も辞さないタイプである。リアルの大会で培った勝負勘で日本刀で切りに来るタイプかと思っている。鈍器ではない。

雁木を最近よく見るようになった

先手ロウポン後手たそがれさんである。袖飛車に雁木志向である。この形まで組ませると相手の角が△4二角△5一角などで活用が見込める形。こちらの主張は相手の角道を止めることであるのでこういう対抗の形であろう。本対局に勝つとたそがれさんとしては昇級を手繰り寄せる大事な一局なので気合十分である。

角を引いて使う

この図は▲4五歩に△6二角で困ってしまった。これはまずい。たそがれさんはこちらの攻めを受け流してカウンターくらわす思考だ。これはいけない。単純に▲4四歩とすると△同銀右で3五歩が受からない。激しくいくには飛車交換位ではないとこちらはまだやんちゃできないところ。困ったときは端歩を突く。

端歩どころかこれでは居飛車である

▲3五歩を見ると袖飛車の有用性がありありと出ていると思う。直後に△4五歩と取ってきた。これはなにかしらあるところかもしれない。ほかに後手も指す手がないのだろうか。そうして進んで第4図。

他にすることもないし
こうなって
こうじゃ

将棋は恐ろしいものである。ただ、この後90手近く続くので若干それくらいの気力はなくなってしまった。許せよ。

棋譜をのこしておくので見たい方はどうぞ

 なんと勝利してしまったけれども、むしろあの局面から比較して自陣のぼろぼろさ加減ではこのあともう少し続くとこちらの体力が切れているだろう。この次局はにっしーさん戦なのであるけれども棋譜が。(了)

棋譜

開始日時:2023/10/21 12:33:33
終了日時:2023/10/21 12:39:56
先手:ロウポン
後手:たそがれ

▲3六歩 △8四歩 ▲3八飛 △8五歩 ▲7八金 △3二銀
▲9六歩 △4四歩 ▲3五歩 △4三銀 ▲3六飛 △3二金
▲4八銀 △5四歩 ▲5八玉 △6二銀 ▲7六歩 △8六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲8七歩 △8二飛 ▲3七桂 △3一角
▲6八銀 △7四歩 ▲4六歩 △5三銀 ▲4七銀 △5二金
▲5六銀 △4一玉 ▲6九玉 △1四歩 ▲7九玉 △4二角
▲5九金 △5一角 ▲4五歩 △6二角 ▲1六歩 △6四歩
▲2六歩 △9四歩 ▲2五歩 △3一玉 ▲2六飛 △4五歩
▲同 銀 △4四歩 ▲3六銀 △2二金 ▲2四歩 △同 歩
▲2五歩 △同 歩 ▲同 銀 △2三歩 ▲2四歩 △3二玉
▲2三歩成 △同 金 ▲2四歩 △2二金 ▲1五歩 △同 歩
▲同 香 △同 香 ▲1四銀 △8三香 ▲2三歩成 △4一玉
▲2二と △8七香成 ▲同 金 △同飛成 ▲7八金 △8二龍
▲8七歩 △5一玉 ▲3一と △6一玉 ▲2一飛成 △7二玉
▲3二と △5五歩 ▲6六桂 △6三金 ▲3三と △5二銀
▲2二龍 △3二歩 ▲同 龍 △4一金 ▲2一龍 △7一龍
▲7五歩 △6五歩 ▲7四桂 △同 金 ▲同 歩 △7六桂
▲5五角 △6八桂成 ▲同金上 △6四銀打 ▲4六角 △8八歩
▲7六桂 △8九歩成 ▲同 玉 △8八歩 ▲同 金 △6三玉
▲6四桂 △同 銀 ▲7九香 △7六歩 ▲4二と △7七桂
▲同金右 △同歩成 ▲同 香 △8五桂 ▲6四角 △7七桂不成
▲同 金 △6四玉 ▲7六桂 △7四玉 ▲6四金 △8三玉
▲7三歩 △8二歩 ▲7四銀 △9二玉 ▲8四桂打 △9三玉
▲9五歩 △8三歩 ▲4一と △7三角 ▲9四歩 △8二玉
▲9三歩成 △同 桂 ▲7二金 △同 龍 ▲同桂成 △同 玉
▲7三金 △8一玉 ▲7二銀 △9二玉 ▲8三金
まで155手で先手の勝ち

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