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自宅観戦専門ファンのルーティーン

私は、関東在住の、福岡ソフトバンクホークス(以下ホークス)ファンである。

毎回ではないが、TV観戦前の準備がある。
以前、巨人と戦った、日本シリーズを例に見ていく。

まず、スタメンが発表されたら、しっかり確認。
スマホのニュースの、スポーツ欄を見て、
出来る限りの情報収集。

先発投手については、もう少し詳しく調べる(利き手、得意な球種など)。

そして、放送15分くらい前になったら、
キャベツともやしを、大量に、軽く茹でる。

これに、塩とごま油をつけて食べながら、観戦するためだ。

私は、持病の薬の副作用を抑えるため、お酒が一切飲めない。

その代わり、朝から、麦茶を、多めに作っておく。

キャベツともやしと、麦茶。
私の野球観戦には、欠かせなかったものだ。

それらを、テーブルに並べたら、スマホの電源を切る。

友人達は、私が野球狂なのを知っているので、放送時間中は、連絡してこない。

しかし、無粋な、勧誘メールを防ぐためだ。

試合が始まったら、とにかく集中して、ホークスの攻撃を観たいので、巨人の選手には申し訳ないが、巨人の攻撃の時に、野菜をつまみ、麦茶を飲む。

いや、ちゃんと、巨人の攻撃も観る。
ホークスの守りも気になるから。
しかし、より集中するために、ホークスの攻撃の時は、TVだけを見つめる。

野球には、監督がリクエストを出す、選手が痛む、それくらいしか、中断の時間がない。

サッカーのハーフタイムのようなものがあれば、そこで、野菜の補充なり、何なり出来るが、
野球はタイミングが難しく、いつも迷う。

基本は、相手の攻撃の時に、5分ほどで、野菜を補充する。

しかし、そういう時に限って、ホークスが素晴らしい守備を見せたりする。

VTRで確認出来るが、

それ、リアルで見たかったよ!

と思う。

巨人と戦った、日本シリーズでは、ホークスの攻撃時間が長かった。
野菜も進む。

しかし、好プレーを見逃したくない、と、補充はしなくなる。

友人達に、不思議がられる、もう勝つと分かっているのに、どうして3時間近くも見続けるのか、だが、
私は、応援するチームの勝利を見届けたい、という気持ちと、
勝負事は何があるか分からない、からだ。

私自身、スポーツをしていた経験から、どんなに点差があろうと、試合が終わるまで、油断してはいけない。

例え、ホークスが、10点リードしていても、
ひとつのミスから、あれよあれよと、5〜6点、取られてしまうかもしれない。

その緊張感を、一緒に味わうために、私は見続けるのだ。

野菜があった皿は空、麦茶も飲み干す頃、
試合はゲームセットを迎えた。

この時の日本シリーズは、ホークスの圧勝だったため、
気分良く、大好きな野菜と麦茶を、毎試合、堪能しながら、試合も堪能した。

そして、無視出来ないのが、その日の実況と解説者だ。

TVの、番組表で、その日の実況と解説者を確認し、下調べしておくことも、忘れない。

この時は、実況がやや、うるさかったものの、解説は、的確だったと記憶している。

しかし、プロの試合で、10点も差がつけば、解説のしようもなく、ホークス打線が、何故、これほど繋がるのか、お話されていたように思う。

これが、私が、ホークスの試合を観る時の、決まり事だった。

過去形なのは、今は姉家族と同居しているため、
野菜も麦茶も、用意出来ないのだ。

その代わり、ノンアルコール飲料を、1〜2本買ってきて、試合を観ながら飲む、というスタイルに変わった。

もちろん、情報収集はやっておく。
何しろ、関東在住で、九州のチームを応援しているので、頼りはウェブニュースやTwitterしかない。

情報は頭に入れて、あとは選手の活躍を祈りながら、その時を待つ。

今は、そういうスタイルになった。

参考になるかは分からないが、これが私のホークス応援ルーティーンだ。

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