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私はゆるやかな死を選んだ・2

さて、ゆるやかに死んでいくと
決めて、
自室からほとんど、出ない生活で、
掴んだことがある。

あれほど、1日に何回も、不安になってきたのに、
今は、1回程度で済むことだ。

どれだけ、姉の存在が、ストレス
だったか分かる。

姉は、メールでは、まるで男性のような、
『~しろ』『てめぇ』などの言葉で、
回答してくるので、
これが結構なダメージである。

なので、必要最低限のことだけ、
メールすることにした。

とにかく、関わりたくない、という
私の気持ちには、気づいていないようで、

食事を作らなくていい、と言ったのが、
許せないらしく、

『意地張ってんじゃねーよ』

と言ってくる。

私は、姉の姿も、声も見聞きしたくない、
姉のいない生活がしたいだけだ。

しかし、同じ屋根の下に暮らしている以上、
自室に閉じこもるしかない。

訪問看護師さんが、
体調が心配だと、毎日電話をくれ、
訪問日も増やしてくれる一方で、

家族から、何のリアクションもない。

姪にメールしても、無視された。

低血糖症になっているので、
めまいや吐き気、頭がボーッとするなど、
症状はあるが、

それでも、洗濯物を取り入れる。

しかし、感謝されたことがない。

それなのに、姉は、自分にもっと感謝しろ、
と言う。

食事は作らなくなったし、
訪問看護の前に、軽く掃除することしか、
やってもらっていないが、

それを、もっと感謝しろと。

自分に『てめぇ』と言ってくる相手に、
どう感謝するべきか。

出来るなら、ここで姉からのメールを
公開したいほどに、

心が消耗することしか、書かれていない。

私が死ぬ時は、どんなふうに死ぬだろう。

今は、少しでも早く、
遺言状を書き上げることだ。

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