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近隣住区論でつくるまち。「わたし」が選べるまち。〜はじめに⑤

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チャレンジが生まれる連鎖を起こし、ニュータウン革命を泉北から起こして、日本一チャレンジできるまち、泉北をつくりたい!とはじまった一般財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団からお届けします。

今日は、少し難しいキーワードを紹介します

それは、「近隣住区論」です

近隣住区論って何?

近隣住区論とは都市の匿名性・相互の無関心などの弊害を、コミュニティの育成によって克服することを目的として、アメリカの社会・教育運動家、 地域計画研究者であるクラレンス・A・ペリー(Clarence Arthur Perry:1872〜1944)によって提唱された理論です
出典 ニュータウン・スケッチ
https://newtown-sketch.com/senri-information/neighborhood-theory

一言でいうと商店街を町の真ん中に置きます
ついでに公園をセットにするので
幼稚園と保育園も周辺に配置して、足りない分の運動場として公園をつかましょう!
でもまちの中心なので緑道もセットしましょう
と、必要なまちの機能を真ん中に置きました。
というのが、近隣住区論です

近隣センターを写真で撮影すると

画像1

こんな感じ

図にするとこんな感じ

図1

引用
泉北ニュータウン近隣センター再生プラン
https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/toshi/senbokusaisei/saisei/index.html

泉北ニュータウンのおおくの小学校単位はこんなふうに設計されています

ストロー現象にはかなわない

50年前の近隣センターの機能と、最近のニュータウンの近隣センターの機能はかなりかわっています。

画像3

一言でいうと
買い物とか飲食を賄う物販・飲食機能から
福祉や医療の生活サポートに様変わりしています

ストロー現象とは?
交通の利便性の悪さや所要時間の長さ、運賃の高さなどによる制約は、通勤・通学・買い物など日常行為には強く働くが、旅行などの非日常行為にとってはそれほどの重要性はない。このため、高速交通網などが整備され制約から開放されると、地元住民はより魅力的な商品や品揃えや娯楽を求め、より多く良い仕事を求め、より良い学校に通学するため域外に出る。
その一方、域内への流入はほとんど増えず、観光客についてもほとんど変わらないばかりか、むしろ滞在する必要性が薄くなることから宿泊や食事などの減少を招くことになり、客単価が低下する面がある。これらのため、より大都市へと購買力などが集中し、田舎側の地方都市は衰退すること。

最近では、近隣に

COSTOCO 和泉 倉庫店がオープンしたり
https://www.costco.co.jp/store-finder/Izumi

に買い物にいったり
元気な高齢者の方は
バスどこまで乗っても100円という堺市のサービスを利用し

駅前の商業施設に買い物に行くことで、
歩けるご近所よりとおくの便利な場所へ買い物の行くことが一般的になっています

変わる近隣センター

ストロー現象を活用して惹きつける近隣センターが増えてきています。
出ていく利便性を逆手にとって、「来てもらう」近隣センターが現れました。

たとえば、槙塚台の近隣センター

地元の方がお昼のランチや配食サービスを提供し、夜は夜で居酒屋を運営するマルチレストランです。

槇塚台の近隣センターに店舗を構え、憩いの場としての機能も兼ね備えたコミュニティレストランです。「NPO法人すまいるセンター」が運営し、地域住民がスタッフとして勤務。空き物件の利活用、地域雇用の創出、高齢者の見守りや閉じこもり予防など、一石三鳥の社会課題解決を目指して営業しています。メニューは近隣の大学に所属する管理栄養士が考案し、加工食品をできる限り使わずに、地元の上神谷米(にわだにまい)や地場産の野菜を使って、手づくりでレストランの食事とお弁当を提供。キッズスペースもあるので、子連れでも安心してごはんが食べられるお店です。

最近では本にもなっています

そんな近隣センターではもう一つ外せない動きが生まれています

「日用品なくなった。えーーー泉之丘駅前までいかなあかんの?」
そんなとき、まちかどステーション八百萬屋(やおよろずや)にご相談ください。子どものための文房具や日用品などの販売をしたり、農家さんのこまりごとをお手伝いしたり、、、、
障害を持った仲間の得意を活かしてサポートしたり、コミュニティレストランを提供したり、地元の農家さんから仕入れた農作物を提供したり、、、
いろいろ動きが生まれています

茶山台の近隣センター

老人ホームの食堂機能を地域に開いたオークカフェさん。
地域の方向けのミニコンビニを提供したり、、、

赤坂台の近隣センター

「年中新米の味」にこだわり、おいしいごはんの弁当やサンドイッチ、揚げ物や煮物など約30種類もの惣菜が並び、できる限り自然な方法で栽培されている自家栽培の野菜を使った、優しい味付けの手作り惣菜は価格も優しく、老若男女に大人気。店内にはイートインスペースもあり、学校終わりの子ども達がおやつに揚げたての唐揚げやフライドポテトを頬張る。食べた後にも勉強や宿題を店内でしていく姿もっみられます

そんな地域の愛されるレストランも

宮山台の近隣センター

はたまた、おしゃれカフェも増えている泉北ニュータウンですが、宮山台の近隣センターにはカレーカフェがあります。おしゃれな雰囲気。テーブル席も全部で18席もあり、木目調のインテリアに観葉植物がマッチして癒しの空間が演出されています。
メニューは主にコーヒーと紅茶、フードメニューにカレーライスとパスタ、デザートのケーキがあります。

三原台の近隣センター

地域に愛されるおしゃれカフエ。
オーナー自らコーヒーを買い付けたり、地元産野菜も使ったボリューム満点ランチやおいしいスイーツを提供するカフェ

話題に事欠かない近隣センター

要するに、泉北ニュータウンはポテンシャルの宝庫。
ご紹介した、今の近隣センターのそれぞれにキャラのたったオーナーさんがいらっしゃいます。
ニュータウンはオールドタウンとかではなく
どう応援するかとかでもなく
どう楽しむか
何を活かすか
が住民さんのポイントでもあり
外からいらっしゃるみなさんのポイントだったりします。

これまでのニュータウンはハードに力点を置いた開発がなされてきました。
少しずつご年配の方も増える中
今、何がいるのか
今、何をしたら楽しめるか
ライフスタイルを提供する商店街ってなんなのか。
そういった「暮らし方」「過ごし方」がニュータウンにも求められており、どう活かすかは「わたし」が選べる時代になっています

応援よろしくお願いします!
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