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レガシーはどこへ向かうのか

相棒システムの登場以来、マッチングしたデッキの多くに相棒が組み込まれていた。
入っていないデッキは、実物提示教育のようなコンボデッキだ。
環境が進むにつれ、相棒の中でも、ルールスを多く見るようになった。
オーコ環境でも楽しんでプレイを続けていた私も、手札になくても確実にプレイできるシステムのせいで、毎試合ルールスを相手にすることにうんざりしていた。

プレイをやめた。

もともと、オフラインでのイベントは自粛されており、若干やる気が削がれているところではあったが、それでも環境の把握を止めないようにプレイを続けていたが、毎試合同じ展開が生まれることに倦怠感を覚えていた。

その後、禁止改定でルールスが禁止になった。

この頃、私はマジック以外に楽しみを見つけ出していた。
環境が変わったところで、プレイする気は起きなかった。
私がレガシーを始めたのは、2019年2月。
それ以前も、カバレージなどに目を通し、大まかなデッキの種類は把握していたつもりだ。

そんな私が感じていることがある。

この1年間、レガシー環境は大きく変化を繰り返した。変化し過ぎた。

もしかしたら、レガシーだけでないかもしれない。スタンダードの禁止カードが以前とは非にならないペースで排出され続けている。

カードデザインチームの方針が変わったのかは不明だが、禁止カードの排出は、同時にメタゲームやデッキ選択に大きく関与する。
そのたび、我々プレイヤーは、デッキの解体を余儀なくされたり、禁止に怯えて強力なデッキを選択から外したりする必要がある。

強いカードをデザインすることは、決して悪いことではないと思うし、商売的にも理にかなっていると思う。
しかし、ここ1年のカードデザインは、目先の利益を注視し、MTGというコンテンツの存続に対するセンサーを大きく下げてしまっているのではないかと感じる。

このインフレがいつまで続くかはわからないが、最高のゲームであるマジックザギャザリングの、息の長い活躍を願う。


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