夜の散歩

実家に帰ったらする事もないので本でも読もうかな、と思っていた矢先、彼くんからLINEがきたので
「電話できそうですよ」と返事した。
『今から散歩するので、そのタイミングで連絡します』と返事が来たので久々の電話タイム。

冷戦(夫婦喧嘩)の話だろうなぁ。
と思っていたけど、案の定。
色々たまっているのか彼くんはいつも以上に饒舌で。でもやっぱり喧嘩の内容は相変わらずで。
『久々に大きい喧嘩になっちゃってますね』
と彼くんが言うので
「そうですね、でも、もはや彼くん家での年に何回かの恒例行事みたいなものだよね」
と言ったら電話の向こうで笑っていた。
「喧嘩の内容も着地点も、私が意見できる立場でもないんですけど、喧嘩が始まるとなかなか相手にしてもらえないからなぁ〜。終わるの待ってますよ」
という私に
『そんなこと言わせてすみません』
っていう彼くん。

冷戦中だから、連絡も来ないだろうなぁーって思ってたから予想外で電話できて嬉しかった。
彼くんの話を聞いて。
私もちょっとだけ家族のことでストレスが溜まってたからそれも聞いてもらったりして。
お互いそうやって話をして、聞いてもらって。
『凛花さんにはいっぱい助けてもらってます』
という彼くん。

私もいっぱいいっぱい助けられてるよ。
私だったらそんなこと言わないのに。
私だったらそんな風に思わせないのに。
思うことはたくさんあるけれど。

こんなになんでも話せる関係になれるとは思わなかった。結局久々のトータル3時間超え。
実家の、自分の部屋の天井を見ながら、こんなところで彼くんと電話するなんて思わなかったな。
って、なんだか笑えてきちゃった。

本は全然読み進められなかった。

さすがに眠くて1日しんどかったので早く寝ようと思います。

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