すき(だった)

忘れられないひとがいる。

片思いだった

その人はわたしが好きなのを察知して

わたしが意識しまくって話せないのを察知して

その人もわたしを避けた

今、思えば、ある意味で立派に意識されてはいた(笑)

その後も決して、私に気をもたせない

優しくはあるけれど










一線しっかりと





見えやすくひいてくださる方で

それでも私

なんかずっとすき(だった)

好きだと告白をしたわけではない

妙齢の彼には長年付き合っている人がいて

その人とどうなったのか

今どうしているのかもわからない

彼を知る人に聞いたりすれば

すぐわかることなのだろうけれど

私が結婚したことも

風の噂で知っていたりするのだろうか

それすらわからない

その人の、こう

レフリーや審判に対するアピール?的な

「ファールしていません!」的な

私に気をもたせない徹底ぶりも含め

その人らしくて

私たちらしくて

気をもたせない、って

いじわるで残酷でしんどかったけれど

それこそ

本当の愛かもって思ったりもする

勢いで、とか、成り行きでとか、とりあえずとか

それでもデートしたり

手に触れたり、私はしてみたいと思っていた若かりし頃

そういうことを絶対しない

けれども好きな子には水面下で?しっかりアピールして

そういう人だったな

なんて懐かしんだり

うまくいかないことがうまくいかないありがたさ、

そんなのもあるって

わたしはおもっている


サポートのエネルギーを循環させていきます。