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ものごころついたころから宝塚歌劇が大好き。DNAに刻み込まれた宝塚への愛をつづります。

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最近の記事

1冊買い足し〜宝塚GRAPH 12月号

月曜日。 仕事を終えて帰宅すると、年間購読している宝塚GRAPHが届いていました。 紫のビニールを破った途端、赤いジャケットを羽織り、肩越しにちらりとこちらを見やるキキ(芹香斗亜)ちゃんの瞳に心を奪われました。心の中を覗き込むような、いたずらっぽい眼差しは、大人っぽくもあり愛らしくもあり、もう目が釘付けでした。 ずっと見つめていたい気持ちを振り払い、表紙を開くと、キキちゃんの魅力的なフォトが次々と。 緑のシャツで振り向いた表情は、少年のよう、というか儚くあどけなく。童話のピ

    • 白薔薇のひと。シメさん!

      日曜日。 次回宙組公演『宝塚110年の恋のうた』『宝塚110年の恋のうた』の予告映像がスカステで流れ始めました。いよいよ。 キキ(芹香斗亜)ちゃんは現代(というか少し前の時代?)のアメリカンな感じ。お芝居はコスチュームが続いたから、かわいくて新鮮。 1月のチケットはもう確保したし、ホテルも取ったし。楽しみでワクワクです。早く観たい〜けど、そうなると、キキちゃんのご卒業も近づくから、悲しくてせつない。フクザツな心境です。 そして、カチャ(凪七瑠海)がご指名のシメ(紫苑ゆう

      • キラキラの群像〜宙組「Paradise Prinse」

        木曜日。昼ご飯を食べて、なにげなくスカステをつけたら、2008年宙組「Paradise Prinse」をやっていました。 若き天才アーティスト、現代アートのプリンスに君臨しているスチュアートには、幼い頃から描いてきたキャラクターParadise Prinse でTVアニメーションを作るという夢がありました。その夢を叶えるために一人ロサンゼルスに旅立ったスチュアートを待っていたのは、アニメーション会社で働く若者たちと、アルバイトをしながらプロの画家を目指すキャサリンでした。ス

        • 宙組「カジノ・ロワイヤル」新人公演

          日曜日。花組千秋楽のライブ中継に出かける前に、30分だけ、宙組「カジノ・ロワイヤル」の新人公演をスカステで見ました。 ゆりか(真風涼帆)さんの男役の集大成の作品、主演のりり(大路りせ)ちゃんはどれだけたいへんだったでしょうね。けど、こういう背伸びの一つ一つが糧となって、素敵な男役さんに成長されるのでしょうね。 ヒロインの美星帆那ちゃんは等身大で伸び伸びとしてチャーミングでした。ご本人の内心はドキドキアタフタだったと思いますが。最後のティアラを着けた姿を見たかったけど、時間

          娘役は大忙し〜雪組「ベルサイユのばら」振り返り

          フェルゼン@咲ちゃん(彩風咲奈)がとってもかっこよくて素敵だったとか、マリーアントワネット@あやちゃん(夢白あや)が美しかったとか、 それはそれでさておき。 相変わらずツッコミどころ満載のベルばらを振り返って気づいたことは、娘役さんたち、全国ツアー並みに忙しそう。 しかもあの大きな輪っかのドレスを着たり脱いだり。たいへん..... たとえばこの公演でご卒業されたきらうみ(希良々うみ)ちゃん。 仮面舞踏会に貴婦人の一人として出席されていたかと思えば、長閑なベルサイユの昼下

          娘役は大忙し〜雪組「ベルサイユのばら」振り返り

          神様からのご褒美~月組『Eternal Voice』初日

          それは、3月も末のとある日曜日のこと。 いつもより早めにベッドに入ったものの、12時前に目が覚めて眠れず、スマホでメール画面を開いたのでした。そこで目に入った「宝塚歌劇Webチケットサービス先行販売のお知らせ」というタイトルのメール。そういえば入力してなかったっけと思って、確認すると、月組の友の会の一次入力の締め切りがその日の23:59でした。 友の会のチケット先行販売は、一次と二次があり、一次は各公演日のSS席と新人公演、千秋楽の全席種、二次はそれ以外の席種の販売です。 も

          神様からのご褒美~月組『Eternal Voice』初日

          重たい羽根を下ろして〜花組「アルカンシェル」千穐楽配信

          花組「アルカンシェル」の東京公演千穐楽。れいちゃん(柚香光)とまどかちゃん(星風まどか)のさよならショーは、自宅でライブ配信で見ました。 少し前の記憶を掘り起こしながら書きます。 画面が東京宝塚劇場の客席後方からの映像に切り替わると、開演前の客席には白い服の観客が目立ち、サヨナラ公演の千穐楽らしい風景です。ペンライトの具合を試しているのか、小さな光がいくつもきらめいています。 れいちゃんの開演アナウンスに、ひときわ大きな拍手が沸き上がりました。 「アルカンシェル」のお芝居

          重たい羽根を下ろして〜花組「アルカンシェル」千穐楽配信

          魅力は七彩~花組『アルカンシェル』

          柚香さんといえば、華やかなルックスと恵まれたスタイルを生かしたのびやかなダンス。ショーでこそ映えるスターさんというイメージですよね。 最後の舞台姿は宝塚らしい華やかなショーであってほしいとみんなが思ったはずです。 だから、サヨナラの公演が一本もののお芝居と聞いた時の驚きや落胆はたいへんなものだったと思います。  でも、そこはさすがの小池修一郎先生。 『アルカンシェルーパリにかかる虹』では、私たちの予想を大きく覆して、素敵な柚香さんをたっぷり見せてくれました。 観劇したの

          魅力は七彩~花組『アルカンシェル』

          『愛するには短すぎる』雪組全国ツアー神奈川公演①

          前の記事で少し触れたので、ずいぶん時間が経ちましたが、振り返ってみます。 雪組全国ツアー神奈川公演を観劇したのは9月2日の土曜日15時半開演の夜の部でした。 まだまだ残暑厳しい頃。 『愛するには短すぎる』は数ある正塚作品の中でも人気があるようで、星組の初演以来、何度か再演されています。が、私にとっては湖月わたるさんのサヨナラ公演であり、わたるさんとトウコさん(安蘭けい)の鉄板コンビの最高傑作で、何より大切な思い出であり、心の中の宝石のような作品でした。相手役のとなみ(白

          『愛するには短すぎる』雪組全国ツアー神奈川公演①

          東京宝塚劇場にも足を運びました

          宙組休演中の東京宝塚劇場にも行ってみました。 東京はお友だちとあわせて3公演当たっていて、楽しみにしていたのですが、公演中止となってしまいました。 東京宝塚劇場を訪れたこの日は、12月上旬の公演まで中止ということでしたが、その後、全公演の中止が発表されました。 いつもの休演日ならガラス越しに1階のロビーが見えて、12月ならクリスマスツリーがあったりして、静かな中にも華やかさが感じられるのですが、この日は内側のガラス扉の向こうにスクリーンが張られていて、覗くことはできません

          東京宝塚劇場にも足を運びました

          ご贔屓認定ー天華えまさんのことー

          ぴーすけ(天華えまさん)は好きだけど、贔屓と呼ぶほどではないなと、 ご贔屓にされてる方々には申し訳ないけど、思っていました。 そのニュースに触れるときまでは。 その瞬間、思わず「嘘だ!」と叫んでいました(心のなかで)。 そして、いいようのない寂しさと喪失感が押し寄せてきて、 自分の身体が抜け殻になったような気がしました。 泣きたい… 自分でもこんな気持になるとは、思いがけなかったし。 十数年前、全霊をかけて愛したスターさんを送ったとき以来の感情に、戸惑うばかり。 これ

          ご贔屓認定ー天華えまさんのことー

          それでもムラに行きました

          愛するキキちゃん(芹香斗亜)のお披露目公演は、ぜひ大劇場で観たい。 e+貸切とその前日の2公演のチケットを確保。宝塚はどれくらい秋になっているかなぁ、何を着ていこうかなぁとソワソワワクワクしていたところに、飛び込んできた悲しいニュース。そして休演。 事情が事情だし、これはいたし方ない。素直に諦めよう、とはいかず、同行予定の友人と「休演でもムラには行こう!」という話になり。 出かけてきました。 花の道はひと通りも少なく、犬の散歩をしている人を見かけるくらい。 大劇場もひっそ

          それでもムラに行きました

          心乱れる日々

          宝塚歌劇大好きの気持ちを綴ろうと思ってnoteを始めた矢先。 花組の鴛鴦歌合戦や全国ツアー、双曲線のカルテなど、いろいろ心のなかで温めていた頃。 9月の最後から10月のはじめの一週間のことです。もうずいぶん時間が経ってしまったけれど。 月組さんの大劇場の千秋楽は、地元のお祭と重なって、ライブ中継はおろか、ライブ配信も見られませんでした。 ショー『万華鏡百景色』がとても楽しみなのに東京公演のチケットが確保できてなくて、せめて中継だけでもと思っていたのに、残念すぎる〜お祭りは、

          心乱れる日々

          素敵な夢のかなえ方ー妃海風さんのことー

          元・星組娘役トップのふうちゃん(妃海風さん)を知ったのは、まだふうちゃんが下級生のころ、たしか観劇帰りに母と当時劇場隣にあった三井ビルの前を歩いていたときでした。すらりとした涼しげな美人さんが別の女性と親しげに話しながら歩いているのを見かけました。ゴジラ像前あたりで二手に別れたところで一緒にいた女性に「いまの綺麗な方、スターさんですよね。どなたですか?」と話しかけたところ、「星組のひなみふうさんです。ふう、は風って書きます。今度轟悠さんの公演に出ます。応援してくださいね!」と

          素敵な夢のかなえ方ー妃海風さんのことー