相続33【阿鼻叫喚の戦慄】
私は玄関で靴を脱ぎ廊下の端に上がるが、身動きが取れない難儀に瀕する。
辺り一面に物が散乱していて床面がその姿を現さない為で、私は弟に手を引かれ居間に入った。
ここも同様で自力では椅子の位置さえ視認出来ない有り様で、叔父の置かれた尋常無き訳は後に知る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?