見出し画像

或る夜の夢

これは神風 御風が2024年4月27日に見た夢の内容である。

男が夢を見た。
自分が友人に車で轢かれる直前のシーンをテレビで見る夢。
男はいつも6人で群れていた。
男は弱くて、いつも使いっぱしり。他の男たちにイジられてばかり、でも仲は悪くなかった。

或る時、夢に仏が出てくる。
気味の悪い部屋。
仏は男の右手に力を与えた、そして尋ねる。
男は右手を5本示した。

その後、他の男たちは不幸に見舞われるが、男には幸福が舞い込む。
力も超人の様に強くなり、自信に満ち溢れるが、男は仏の数の5が仲間の数だと気づく。
また仏の夢を見る。
男は仲間たちに迷惑を要求する嫌な客を教える。
すると、その客に不幸が続く。
仲間たちの不幸が止まり、皆金持ちになり性格も歪んでいった。

或る時、調子に乗った仲間の一人がそいつの息子と一緒に車を盗む。
すると、その車が暴走していたるところにぶるかりながら走り出す。
それを超人的な能力で追いかけるが捕まらない。
そして、道は直線になった。
車は闇の中に向かっていく、男は超人的な能力を最大にしてギリギリ追い付けるかどうか。
闇の向こうには恐ろしい何かが待っている。
その瞬間、そのシーンが冒頭のテレビに映ったシーンと同じだと理解する男。
男は友人に車で轢かれるシーンを観たのではなく、自分が車を止めようと追い掛けるシーンだった。

それを理解した瞬間、世界が壊れる。
壊れた。
男は駅の階段にいた。
仲間の一人にあったことを話していた。
仲間は理解した。
仲間は助かった、無傷だった。
男は全ての力を失った。
そして、仲間と共に家に帰っていった。

外に出てみると、不幸が続いて死んだ客も生きていた。
男は、何週もタイムリープをしているのだと理解した。
ただ、客が無惨に死んだ為に中止されていた祭が開かれ、町は賑やかだった。

帰る途中、仏にそっくりなおばさんに会う。
男はおばさんに言った。
「今の世界は皆が笑ってくれるから、私は何も要りません。」

場所が変わって、旅館の一室。
途中、モブでいたキャラクターが首を揃えて座っている。
「次はどこへ行こうか」などと話している。
そこへ、ニコニコした仏にそっくりなおばさんが来る。
「次はどこへ旅行へ行こうか?」とおばさんに尋ねると、
おばさんはニコニコしながら、
「旅行はもうおしまいだよ!」と言った。
おばさんは男の仲間が不幸になる事によって、お金(?)を得て道楽に行っていたのだ。

タイムリープする度、何度も、一緒にいたモブたちも、本当は神仏の類で、ちょいちょい出てきて男に関わっていた。

おしまい。

……、一応、続きがあってね。

オレはその後、夢の中で起きたんだ。
で、見た夢を死んだ親父に話した。
そこで起きた。
何か言われた気がするけど、そこは覚えてない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?