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「本好きの下剋上」レッサーくん同乗者まとめ②

こんにちは!「本好きの下剋上」のレッサーくんに同乗したキャラクターをを巡るシリーズ、第2回目です。自己満足度100%でお送りします。

あくまで、「本好きの下剋上」好きな、一読者が作中で読み取れる範囲での情報ですので、間違いや勘違いなどはご容赦くださいませ!

第1回目はこちらの記事です。ご興味あれば、こちらの記事もご一読ください。

前回の記事では、小説3部Ⅱまでにレッサーくんに乗ったキャラクターまで紹介しました。今回は小説3部Ⅲからスタートです。

貴族になり初めての冬。


📝3部ⅢP.101 エラ、ロジーナ 奉納式のため神殿へ戻る


奉納式のため、城から神殿に戻るとき。フェルディナンドとダームエルの騎獣を追いかける形で、雪空の中移動。助手席にブリギッテ。

「吹雪の中を移動すると伺った時にはどうなることかと思いましたけれど、
これは快適ですね」

「本好きの下剋上」3部Ⅲより

ロジーナからお褒めのお言葉、いただきました。城で過ごす間に何度も熱を出して寝込んだローゼマインはリヒャルダに重ね着の玉ねぎ状態。この時、全身鎧は魔獣具の一種なので、防寒や耐火の機能がついていることを知りました。

冬の主の討伐のとき


📝3部ⅢP.126 ダームエル シュネティルム討伐


フェルディナンドの命を受けて、ダームエルがローゼマインが余計なことをしないように監視!

「‥‥‥これがローゼマイン様の騎獣ですか。見た目はともかく、中はすごいですね」
助手席に座ったダームエルがあちこち触って、「うわ」とか「おぉ」と小さく声をあげている。

「本好きの下剋上」3部Ⅲより

ブリギッテに聞いていた通り、乗り心地は良い模様。このときはただの同僚ですね。

教材の販売会


📝3部ⅢP.160 ベンノ、マルク、レオン、フリッツ 本の販売会のため、城へ


トランプ、カルタ、絵本を100づつ用意して、神殿から城へ移動です。フェルディナンドは「本気でギルベルタ商会のものを乗せるのか?」と怪訝なお顔でした。

乗り慣れているフランが一番に乗り込み、ベンノが不気味な物を見るような顔で乗り込む。マルクはいつもの微笑で、レオンはいろいろなところに触っては「うわっ」と声をあげながら入っていった。フリッツが怖々と乗り込んで、出入り口をみょんと閉めると「おわっ」と驚きの声が上がる。

「本好きの下剋上」3部Ⅲより

ブリギッテ、フランも一緒です。城では、領主一族の使う出入り口に商人を連れて行ったことで、ノルベルトを困惑させてしまいました。フェルディナンドのフォローが有難い。

春の祈念式、ハッセへ


📝3部ⅢP204 ハッセへ。ザーム、ユストクス(フラン、ブリギッテと一緒)


ハッセは祈念式を行わず、罰を与えるためでした。貴族の常識を強烈に知ったエピソードです。ユストクスはメダルが入った箱の管理者だからとごり押しして、レッサーくんに乗り込み、大はしゃぎ!質問に質問を重ねるユストクスに、嫌気がさしたローゼマインは、

「ユストクス、気が散ります。本当に黙ってくださいませ」
「姫様、では、最後の質問です。どのようにしてこの騎獣をつくったのですか?」

「本好きの下剋上」3部Ⅲより

強気発言のローゼマインにも全然動じないユストクスの好奇心。核心を突く質問が投げかけられました。姫様呼びはリヒャルダとユストクス親子だけ。変態気質たっぷりなユストクスは大好きです♡

春の素材採取


📝3部ⅢP.257 モニカは初かな。女神の水浴場へ


フリュートレーネの夜に、ライレーネの蜜を採取するため、女神の水浴場へ向かうときです。ロジーナ、二コラ、モニカ、エラの女性陣とフランは全員レッサーくんです。女神様のイタズラなのか、幻想的で不思議な夜でしたね。


製紙業を広めるためイルクナーへ


📝3部Ⅳ P.196 ルッツ、ダミアン、フーゴ、灰色4名 イルクナーへ


いよいよ大型バスサイズのレッサーくんです。見送りに来ていたフリーダもびっくり。

「‥‥‥ローゼマイン様、これは一体何ですか?」
「わたくしの騎獣です。これでイルクナーに向かいます。可愛いでしょう?」
フリーダは、わたしとレッサーバスを何度か見比べて、コテリと首を傾げた。

「本好きの下剋上」3部Ⅳより

ご本人の自覚がないだけで、常に規格外なローゼマインなのです。
レッサーくんの乗り込んだのは、ブリギッテ、フラン、ギル、モニカ、フーゴ、灰色神官4名(セリム、ノルト、バルツ、フォルク)、プランタン商会のベンノ、ルッツダミアン。大所帯ですね。この頃にはギルベルタ商会から独立して、プランタン商会になっています。そして、フーゴは春の中頃に専属になって初めての遠出です。ダームエルが騎獣で先導して出発しました。

◇いよいよ神官長が!


📝3部Ⅳ P.232 フェ様、エック兄 ローエンベルク山で車中泊


とうとう、この時がきました!初めてフェルディナンドがレッサーくんに乗り込みます。

「ほぅ、これがローゼマインの騎獣か」
エックハルトが中を見回して座席を触り、「柔らかいな」と驚いた声をあげた。
「柔らかい場所で足を延ばして寝られますから、それだけでも外で休むよりは疲れが取れると思います。‥‥‥どうですか、神官長?わたくしのレッサーくんはすごいでしょう?」
「すごいというよりは、非常識という感想しか思い浮かばぬな」

「本好きの下剋上」3部Ⅳより

フェルディナンドは相変わらずの塩対応ですね。次の日、リーズファルケの卵を採取するため、ローエンベルク山で車中泊です。メンバーはローゼマイン、フェルディナンドエックハルト、ダームエル、ブリギッテの5名!

◇手押しポンプを城へ献上


📝3部Ⅳ P.264 ザック、鍛冶協会会長、ほか鍛冶職人  城へ、手押しポンプ献上


ポンプが大きく馬車では運びにくいのでレッサーくんを使いましょう。と言うローゼマインにフェルディナンドは、

「‥‥‥本来騎獣は荷物運びをするための物ではないのだが、君には何を言っても無駄だな。今回はアウブ・エーレンフェストへの献上品だから、まぁ、よかろう」

「本好きの下剋上」3部Ⅳより

完全に諦めモードというか、この頃には神官長も自分の荷物をちゃっかりレッサーくんに載せています。基本的に神官長は効率重視ですからね。便利な物は使いますよ。

3部までの同乗者まとめ

3部はここまでです。キリがいいので、3部を通しで初めてレッサーくんに同乗したキャラクターをまとめておきます。

◇3部Ⅱ
ブリギッテ(護衛騎士)
フラン、ギル、二コラ(神殿の側仕え)
ノーラ、トール、リック、マルテ(ハッセの孤児)

◇3部Ⅲ
エラ、ロジーナ(神殿の側仕え)
ダームエル(護衛騎士)
ベンノ、マルク、レオン、フリッツ(商人、神殿の側仕え)
ザーム、ユストクス(神殿の側仕え、フェルディナンドの側近)
モニカ(神殿の側仕え)

◇3部Ⅳ
ルッツ、ダミアン、フーゴ、灰色4名(商人、神殿の側仕え)
フェルディナンド、エックハルト
ザック、鍛冶協会会長、ほか鍛冶職人(職人)

ローゼマインを取り巻く、ほとんどの方々がレッサーくん経験者となっています。参考まで?ワタシがワタシのために作っている、巻ごとの登場人物の相関図みたいなものをここでお披露目。

3部Ⅳの登場人物相関図

男性不信で孤児院から出られないヴィルマ以外の神殿の側仕え、未成年のため貴族街から出られないコルネリウス、アンゲリカ以外の護衛騎士はレッサーくん経験済!フェルディナンド、エックハルト、ユストクスも乗りました!プランタン商会の商人組、職人ではザックが経験者ですね。

そういえば、アンゲリカは3部Ⅴのシャルロッテ救出時にレッサーくんに飛び乗ります。これは乗車とは言えないのでノーカウントですが、レッサーくんは戦いにも利用できると証明されてしまいました(汗)

ここまでの感想

3部は舞台が貴族階級になり、生活の中に魔術具があり、魔法がある環境になりました。ぐぐっとファンタジー色が上がります。ファンタジーは大好物!こういう風に段階を経て、ローゼマインから見える世界が変わっていく、広がっていくのが、この作品の凄さだと思うのです。少しづつ情報を小出しにしつつ、布石をたくさん散りばめてありますから、本当に原作者の香月先生は天才か!と思うわけです。ここまでもこれからも伏線が張り巡らされていて、まさにシュピンネの糸状態です。伏線についてはまた別の記事で書きたいなぁ。

さてはて、レッサーくんを追っていくだけでも、ローゼマインの非常識で規格外なことが伝わりますねぇ。もともと異世界人(異世界で過ごした記憶持ち)ですから、見ているものも見え方も違うのは当然なのです。ローゼマインのギュンター譲りの猪突猛進な性格も相まって、本人は非常識なんてなんのその、まわりの人をどんどん巻き込んでいく様が痛快なのです。大型バスを乗り回す貴族ですからね。本当にぶっ飛んでます。面白いです。


また長くなったので、いったんおしまいです。
時の女神ドレッファングーアの円滑な糸紡ぎをお祈りしています。
最後までお読みくださり、ありがとう存じます。

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