南極点って視認性は抜群だけど、東西方向の直進が地図上で曲がるので以外と難テレインな気がするよねっ!
オリエンティア Advent Calendar 2024 ○日目https://adventar.org/calendars/10085
こんにちは。東京大学『4年』の佐藤優太郎です。アドベントカレンダーの執筆にお声がけいただき何か書くことになりました。『4年!』ということで、真っ当な、論理的な思考力と文章執筆力を研究と卒論という名の寄生虫に吸い取られまくっているので、テキトーかつ非論理的な文章しか書けません、最初に重々ご承知おきください。
サクッと?自己紹介
改めまして、2021年度入学、東大OLK所属の佐藤優太郎です。一応、本年度の東大OLK副キャプテンを務めてます。
競技的には学生セレボーダー直上くらいだと思います。フォレスト経験値の多さと手続きの速さくらいしか取り柄がないので、簡単なコースだと若い足の速い子に負けるし、難しいコースだとそれはそれで大ミスして負けたりします。今週のミセレもどう転ぶか。4年の意地で通過したい所ですね。
運営的には大して何もしていません。C45(@古峯ヶ原)においては資材責任者(という名のパシリ)を務めました。あと調査の際には岩大臣を務めました。古峯ヶ原の大量の岩の位置関係やISOMを直すうちに頭がおかしくなり、点状特徴物として208岩石地を使ったり、微妙な距離に置いてある岩を押して岩石群にしようとした(勿論ぴくりともうごかなかった)り、とかとかプロマッパーにグーで、いやチョキで殴られそうな所業をしてしまったこともあります。若気の至りです。許してください。
地域クラブには入っていません、現在の下宿地がどのクラブの勢力権かよくわからないようなところなので、KOLCとも京葉OLCとも京都OLCとも色々紛らわしい、京王線沿線オリエンテーリングクラブ『京OLC』を立ち上げようかと画策してます。
ということでOLKの内政以外は界隈で特に何もしていません。別にOLKの内政だって、現在OLK内で幅を利かしている食パン至上主義に対抗して、アンチ食パン主義を提唱して、内戦をしているくらいなものです。食パン派VSアンチ食パン派の対立は深く、歴史あるOLKですが分裂の危機に瀕していると言えます。残念ながらアンチ食パン派は現在劣勢で、どうしようもないので関ヶ原古戦場にて天下分け目の対抗戦に持ち込もうかと画策しています。食パン派はその食パンで削った何かをオリエンに費やしているので、とてもオリエンが速いです。勝ち目がありません。『カロリー/円が人生の全てではない。食パンの袋とは電子レンジか冷蔵庫の上にしかあってはならない。』という主張に共感された方、アンチ食パン派を支えてくださる方がいれば、助っ人として出走していただけると幸いです。
自己紹介終わり!え、何でアドベントカレンダー書きゃいいの?オリエンから離れていいなら『男子大学生自炊論〜鍋は最大サイズを買え〜』とか『読書論〜紙が電子より優れている部分100選〜』とかとか書けなくはないんですが、オリエン関連ってなるとこれと言って書くネタがないですね。
そもそもの執筆経緯
あれはポスターカラーみたいな綺麗な青空のスキー場、第44回筑波大大会の会場。少し肌寒い会場で優雅に赤とんぼを数えていると、東大OLK OB兼現オフィシャルである某春さんに声をかけられて、アドベントカレンダーの神の御前に連れていかれた。
「『〇〇〇〇〇〇〇〇〇クイズ』なるものがあるらしいじゃないですか?」
その瞬間、世界の時が止まった。動脈が全部静脈になったのではないかと思うほど血の気が引いた。ええ、アレについて書かないといけないのか、、、、、、絶対記事一本持たねえよう、、、、、、、あと、こんな内容書いたら変人だと思われてしまう、、、、、、
しかしまあ、アドベントカレンダーの神に期待されてしまったが最期。書かざるを得ません。この状況で、書かなかった人は一筋の光も差し込まないような部屋の中で四六時中、工作用ハサミで巨大な岩を切断する作業(おそらくじゃんけんの法則を捻じ曲げる儀式の一環?)に従事させられるみたいな噂を聞いたり聞かなかったり聞かなかったりします。どうしようもない、書くしかないのです。
というわけで超が7つくらいつくほど常識人だと周りからは言われているということだけお断りさせていただいて、仕方なく本編に移ります。
No Terrain No Life
皆さんはオリエンテーリングの何が好きですか?
自分は、こう言う質問に対して、毎回こう答えています『毎度毎度テレインが違うから飽きない』と。今になって、高校生の自分はよく毎日飽きずに同じテニスコートで同じボールを同じメンバーと打ってたなと感心します。
また、オリエンテーリングにおけるテレインは単に飽きないとかそういう問題ではなく競技の奥深さの一つです。
あるテレインで強くても、あるテレインでは弱い、同じテレインでもプランナーの回し次第で順位は一変する。オリエンテーリングにおけるテレインは、バドミントンにおける体育館やテニスにおけるテニスコートとは全然訳がちがうほど競技に密に絡み合った要素なのです。そのような点から、オリエンテーリングにおいてテレインを制することは勝利を目指す上で重要なのです。モデルイベントの存在なんかその最たる例ですよね。
あとまあ、地図がある範囲をテレインと定義するなら世界も地球儀があるので、テレインということになります。「テレイン=地球」の図式が成立します。ヤッベ。テレイン超大事じゃん。
『テレイン力』の弱体化
このように『テレイン力』は非常に大切なのです。
しかし、しかし、学生クラブの現状はどうでしょうか。自分も現在クラブ内ではテレインについて詳しい方でしょうが、10年前であれば掃いて捨てるほどいるレベルでしかありません。後述するテレインクイズの2015年度版が会報として残っているのですが、一見したところ予選問題ですら現在のOLKでは突破できる人はほんの数名といった所でしょう。
事実、現在の若者(自分含め)のテレイン力の弱体化は社会問題になっています。「矢板」がつくテレインを10個言えない、富士テレインの位置関係が全くわからない。とかいう生優しいレベルじゃありません。各テレインが何県にあるかわからない。秩父テレインの名前をひとつも言えない。リーマン予想がわからない。真実の愛が何かをわからない。人生の意味がわからない。
これらは概してテレイン知識の不足、『テレイン力の不足』が問題の根底にあります。
ということでテレイン力を気軽に向上できるための遊びがOLKにはいっぱい開拓されています!!!プレイヤーはそんなにいっぱいはいないかもですが!!!
『テレイン力』を磨くためのアソビ大全
テレインクイズ
テレインクイズについては、上の記事が詳しいです。残念ながら、テレインヲタクの減少とコロナによる断絶により、テレインクイズの文化は一度途絶えかけてしまいました。
しかし、、、2023年度現役OB含め数少ないヲタクたちの努力によって、秋合宿夜コンパ前の一大イベントとして復活を遂げました。
本年度も開催され4年の意地で2位(実質3位を取ることができました。)を獲得することができました。2023年以上に易化を感じましたが、テレインヲタク界隈の裾野を広げる良問だったと思います。今の現役の『テレイン力』は自分も含めて、地図枠で競い合えるような昔ほどのレベルには達していませんが、少しずつ裾野が広がっていけば、いずれ後輩たちがその域に達してくれるのではないかと期待してます。
2.テレインジェスチャークイズ
これが自分がアドベントカレンダーを書いている原因です。『テレインジェスチャークイズ』伊豆大島大会に行くフェリーの中で思いつきで考えた遊びです。
なんのことはない。字の如くただのテレインをお題とするジェスチャークイズです。
OLKにある有名な遊びとして『ISOMゲーム』という去年一躍有名になった遊びがありますが。あまりにもヲタクしか楽しめないかつあまりに難易度が高いという欠点があります。非ヲタに優しい、誰でも楽しめるをモットーに開拓されたのがテレインジェスチャークイズです。
テレインを知ってさえいれば誰でも楽しめることと、ISOM番号とかいうアフリカの国の首都並みに人生で使う機会のない知識は必要ありません。また、『テレイン力』のみならず、表現力や受け手への信頼や理解度といった多様な能力を必要とする非常に奥深いゲームです。
また、その自由さも売りです。某インカレロング入賞同期のジェスチャー『勢子辻』は、当時誰もわからず、回答と解説を尋ねたところ「ここの腕の動きが勢子辻のしんにょうを表していて〜」とまさかの勢子辻という漢字をジェスチャーするというものでした。伝説の奇作として後輩に語り継がれたり、語り継がれなかったりしています。
語りすぎましたが、2年前に一過性のブームがあったくらいで、現在のOLKでやっている人はほとんどいません。
あと、注意点ですが、必ず深夜0時以降で新入生がいない飲み会の隅の方でやってください。
神様。これでアドベントカレンダー一本書くのは地獄すぎます。甘えた記事になった私めをお許しください。
3.テレインカルタ
この秋インカレ前に某日学幹事長が作成してきた。テレインの一部が切り取られた札をカルタにした単純明快な遊び。ババ抜きや神経衰弱を楽しめる。試しにこの前安田講堂のmの前に『矢板シリーズ』でババ抜きをしたが揃ったか揃ってないかの判定ができないメンバーは一生カードが減らず大変そうであった。カードを小さくすれば無限に難易度を上げられるので、奥深いゲームである。
4.テレインジグソーパズル
一つのテレインの解像度を深めるのにもってこいな遊び。某春選手が昔『足尾』のパズルを作っていた会報を読んだ時から、ぜひやってみたいと思っていたので、去年くらいに重い腰を動かして『古峯ヶ原』のパズルを作成しました。待機所でプレイするのが夢だったのでトリムパークの体育館でやりましたが、ちょうどいい暇つぶしになりました。
あ、これ自分が直したコンタだ。「〇〇範囲だ」みたいなのがあって、懐かしくてとてもエモかったです。3000円弱くらいで作れました。ぜひお好きなテレインで作ってみては?(なお、他版権の地図を勝手に作っていいのかはわかりません)
ちなみに、この後のインカレスプリントは難しすぎて撃沈しました。
未開拓?な遊び
5.テレイン百人一首
一年くらい前、百人一首というものの深さに今更ながら感銘を受けた時期があって、その際に「テレインごとに一首づつ作って百首集めて競技カルタをすれば『テレイン力』が磨けるのではないだろうか」というエジソン並みに天才的な発想に至りました。そこで「テレイン百人一首プロジェクト」を始めました。
藪すぎて 夏来にけらし 長淵や かける若人 おい迫る我
(現代語訳:長淵の森は藪すぎてすでに夏が来たようですよ。前を走る若者を追いかける私はもうすでに老いが迫っているのです。)
テレインは関東大学生クラブ新歓御用達の二ツ塚峠。藪に猪突猛進に突っ込む新入生をランオブする上級生の気持ちを読んだ歌です。
なお、この歌を作った後にめんどくさくなったのと、テレインで百人一首作るの頭おかしいやろ。というプラグマティックな思考力を取り戻したので、1/100で止まっております。無念。
6.テレインあやとり
アドベントカレンダーを書かなければいけなくなった話を12/4のアドベントカレンダーを書いた人に振ったら、テレインあやとりとかいう天才的な発想をしてくれました。
あやとりでテレインを表現する。明らかに斜め上の発想です。そんなことが果たして可能なのか。でも可能であればISOMゲームクラスのかなり趣のある遊びになる!と思って、なんで買ったのか全く思い出せないダイソーの毛糸を切って輪っかにして、約15年ぶりにあやとりを手にしました。
挫折しました。無茶言うな。どうやってあやとりでテレインを表すねん。自分の手先の不器用さと、表現力のなさに絶望しました。
しかし、これを試みるにあたって、昔々鬼ごっことかいっぱいしてた頃にどうしても作れなかった記憶がある四段ばしごを完成させることが出来ました。15年越しのリベンジ!ちょっと達成感ありました。
終わりに
『テレイン力』についての自分の情熱はどこからくるかと言われると、あれは2年前くらいに村山ジャンボで行われた飲み会の時、上級生やOBに混じって気軽にやったテレイン山手線ゲームです。『お題:北海道のテレイン』で10人ほどいたのに一周ちょっと回った。あの時の感動が忘れられないためです。
いつかは『お題:沖縄のテレイン』で百周できる日がくるのかな。とテレインの神様にお祈りしています。
皆さんも『テレイン力』磨いてみてはいかがでしょうか!
「小童がテレインなんて語りおって、100年早いわ!そもそもテレインじゃなくてテラインであってだな、、、、、、」と思われた方はぜひ挫折したテレイン百人一首プロジェクトを私に代わって進めていただければ幸いです。
おまけ
テレインクイズ!!!
版権的な問題で地図の一部を切り取る伝統のテレインクイズが使いにくかったのが難点でしたね。多分自分が解く側だったら60点くらいでしょうか
地図名(サブタイトル含む)に『星』が入っている地図を書けるだけ答えなさい。(2個:5点、3個:10点、4個:15点、5個:20点、6個以上:25点)
以下はテレインの一部をGoogleマップによる航空写真で切り取ったものである。それぞれテレイン名(すなわち、そのテレインを包含する地図名)を答えなさい。なお縮尺はバラバラです。
3.以下は神奈川県在住の町田くんと大阪府在住の伊丹さんが邂逅した時の会話である。空欄(1) 〜 (5)に入るテレイン名を答えなさい(各5点)。
町田くん『やあ、今日もいい天気だね。』
伊丹さん『土砂降りやないの。うちらの関ヶ原ロングセレの時くらい大雨のやわ。』
町田くん『確かに、あのときはかなりの大雨だったね。今年のオリエンテーリング大会は雨が多かった気がするよ。それはさておき、関ヶ原といえば2017年度インカレロングが開催されたテレインだよね。インカレロングもさることながら、その年に(1)で開催されたインカレスプリントは2015年に(2)でインカレスプリントが開催されてから初めての街スプリントで今なおインカレスプリントが街スプリントだったのはこの時だけなんだよね。』
伊丹さん『先週の伊勢志摩OLC大会も街スプリントやったな。全日本リレーの前泊で行ったけど楽しかったわ。』
町田くん『全日本リレーといえば、その歴史はかなり古くて第一回は1993年に(3)で開催されたんだ。まあ今で言うところの(4)のことなんだけどね。それはさておき春インカレっていいよね。みんなが熱くなって一つの目標に挑戦してるよ。あとモデルイベントがあるのも地味に嬉しいよね。そういえば今年、全日本ミドルロングが行われた望郷の森でも2018年度の春インカレが開催されてて、そのモデルイベントは(5)で行われたんだ。今年の全日本ロングで僕が5分ミスした山塊だよ。』
伊丹さん『お前喋りすぎやろ。私登場する意味ないやん。』
4.以下の図における赤矢印で示すものを漢字七文字で答えなさい。(925点)