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2023年下半期(個人的)名レースランキングTOP10

mokomoko競馬です。
 正月に投稿しようと思って書いていましてが、やる気が起きませんでした。今回は下半期の個人的な名レースランキングです。感想を交えながらやっていきます。

説明

・期間:2023/7/1~2023/12/31
・対象:日本国内のレース、または日本調教馬が出走したレース(オープン競走以上)

10位

菊花賞(ドゥレッツァ)

 今世紀初、皐月賞馬と日本ダービー馬が対決する菊花賞として話題になりましたが、勝利したのは重賞初挑戦のドゥレッツァでした。現地で観ていましたがとにかくルメールJの神騎乗が印象に残りました。ドゥレッツァは底を見せていないので来年中距離G1でも活躍できるか楽しみでもあります。


9位

ローズS(マスクトディーヴァ)

 レコード決着となったローズS。正直、秋華賞までは馬場差も大きいと思っていましたが、勝ち馬マスクトディーヴァは勝ち馬以上に目立つ競馬をしていました。ルーラーシップの久々の大物なので今年はG1戦線で頑張ってもらいたいです。2着馬も後述のブレイディヴェーグで見返すとレベルの高い勝負でした。


8位

秋華賞(リバティアイランド)

 史上7頭目の牝馬三冠がかかった秋華賞をリバティアイランドがしっかりと勝ち切り三冠牝馬となりました。一強だった春と比べると強力なメンバーだったので、勝ちきったは大きかったと思います。2着のマスクトディーヴァは騎乗の差も大きかったので今年、もう一度対戦が見たいですね。


7位

BCクラシック(ホワイトアバリオ)

 米国の古馬最強を決めるレースにウシュバテソーロ、デルマソトカゲの日本馬2頭が出走しました。有力馬の回避が相次いだのは残念でしたが、日本のデルマソトガケが先行し、米国馬と正面対決して2着となりました。米国のスピード馬の父に日本おなじみのサンデーサイレンス・トニービンを内包した母という掛け合わせで、BCCで通用したという事実は大きいと思います。格でいえば凱旋門賞と双璧をなすレースなのでもっと評価されていもいい2着だと思いました。


6位

エリザベス女王杯(ブレイディヴェーグ)

 ローズSを出遅れから2着となり、エリザベス女王杯では重賞未勝利ながらも1番人気になった素質馬ブレイディヴェーグが勝ち切りました。去年は3歳馬が古馬に跳ね返されることが多かったですが、この馬がしっかり勝ち切ったことで牝馬上位は他世代に通用することを証明しました。また、ロードカナロア産駒が久々に中距離のG1馬を輩出したのも嬉しかったです。


5位

ジャパンC(イクイノックス)

 実質小数精鋭でのジャパンCでした。すでに古馬で現役最強となっていたイクイノックスに牝馬三冠を達成したリバティアイランドが挑むという構図でしたが、結果はイクイノックスが4馬身差の圧勝。ジャパンC後に引退が発表されたので結果的に有終の美となりました。少ないレース数で底を見せず引退・種牡馬入りというのは近代欧米競馬に多いですがまさしくそのパターンでしたね。3歳時は相手関係に恵まれた部分が大きかったですが、去年の4戦は強い相手を全く寄せ付けないレースを続けていたと思います。

4位

チャレンジC(べラジオオペラ)

 日本ダービーでは上がり最速も僅かに3着に届かなかった、ベラジオオペラがチャレンジCで復帰しました。古馬はマイル~中距離の強豪ガイアフォースとG2以下で抜群の安定感をみせるボッケリーニでした。現地で観戦してベラジオオペラから2頭の馬単をもって応援していました。ベラジオオペラのハンデが古馬と同斤量という圧倒的不利の中、直線で内を突いたボッケリーニと競り合ってほぼ同時にゴールしました。判定でわずかにベラジオオペラのハナが出ており勝利しました。勝ち方は地味かもしれませんが、かなりの不利を跳ね返したので、来年のG1に向けて非常に楽しみだと思わせる勝利でした。


3位

マイルCS南部盃(レモンポップ)

 日本の重賞としては歴史的な大差での勝利となった南部盃を3位としました。レモンポップがここに来て更に成長を見せたレースで、ライバルの不調があったとはいえ、2.0秒差で勝利を収めました。その後のチャンピオンズCでも勝利し、スピードを証明しました。
 血統の話をすると世界的に衰退しているキングマンボですが、キンカメ以外にレモンポップやヴェラアズールなどの活躍馬とビーチパトロールなどの輸入馬が集結しているので、日本に王朝を築く日が近いのかもしれません。


2位

天皇賞・秋(イクイノックス)

 天覧競馬となった天皇賞、イクイノックス、ドウデュース、ジャスティンパレスと主役級が揃っていました。結果は先行したイクイノックスには誰も競ることはできず、レコード決着での勝利となりました。
 私は前日入りして、現地にいました。人が多かったですが運良く前から2列目で見ることができました。宝塚記念は勝ったものの圧倒的な強さは感じませんでしたが、今回の勝利は非常に素晴らしく満足できました。ちょうど目の前で口どりをやっていたので、手を精一杯伸ばして一眼レフで写真が撮れたのも収穫でした。


1位

有馬記念(ドウデュース)

 イクイノックスが去った年末の大一番でしたが、むしろ大混戦となり非常に楽しみなレースとなりました。ジャスティンパレス、スターズオンアース、タイトルホルダー、そしてドウデュース。私はスルーセブンシーズを本命にしていましたが、3コーナーで白と灰色の勝負服が飛んできて、そこからはドウデュースと武豊Jしか見ていませんでした。最後の直線でタイトルホルダーが逃げ粘る中、一完歩ずつ迫ってくるドウデュースを叫びながら応援していました。そして秋の苦しみから抜け出す、劇的な勝利を喜びました。
 武豊Jが怪我で乗れず、ドウデュースも怪我明けで不調でしたが、まさか有馬記念で逆襲の末脚が見れるとは思いませんでした。まさに競馬はドラマといったところでしょうか。ドウデュースは今年も現役なので活躍が楽しみです。

まとめ

 昨年はイクイノックスを中心に競馬が回っていましたが、個人的には最後の有馬記念でドウデュースと武豊Jが全部持って行った一年でした。
 日本馬の話ではないので取り上げませんでしたが、香港マイルでのゴールデンシックスティの勝利は非常に感動的でした。8歳でも異次元の強さで獲得賞金も世界1位ですので、香港競馬が存続する限り永遠に語り継がれる馬だと思いました。他にもオーギュストロダンのBCターフも興奮しました。国内外問わず素晴らしいレースが多くとても満足でした。
 今年も名レースを期待してますが、現状4歳馬(特に牡馬)が5歳馬一流馬相手に戦えるのかやや不安なので、強い馬が台頭することを期待しています。

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