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サンデーサイレンス系 後継ダービー 2023

こんにちは、mokomoko競馬です。
 サラブレッド系統分類が終わったので、少し遊び心のある記事を書きたいと考え、今回の企画を思いつきました。

 ディープインパクトの産駒がいなくなり、サンデーサイレンスの後継馬争いが激化しているので、今回は『サンデーサイレンス系後継ダービー』と称して、後継ラインが何年残っているのかを調べました。当然、まだ残っているラインが多いので現状をランキング形式でお伝えして、結果は長い目で見ていきたいと思います。

ルール説明

① 後継種牡馬がいるサンデーサイレンス産駒16頭を選び、そのラインが何年残っているかをランキング形式で紹介します。
② 種牡馬が繋養された年を1年目とし、日本国内に繋養されている後継種牡馬が存在しなくなった年を終了とします。
③ 後継種牡馬の基準は《種付料30万以上、種付頭数10頭以上》とし、満たした種牡馬のみを扱います(新種牡馬は種付料のみ)。
④ 2023年現在、後継種牡馬が日本国内に何頭、残っているかを〈300万以上〉〈100万以上〉〈30万以上〉の種牡馬に分けて紹介します。
⑤ また、それぞれの父系ラインを以下の5種類に分類します(繁栄・存続は私の独断です)。
 ◎繁栄
 ○存続
 ▲断絶危機
 △断絶(復活の可能性あり)
 ×完全に断絶

出走馬

枠は私が責任をもって?アプリで抽選しました。

サンデーサイレンス系 後継ダービー 枠順

16位

ゼンノロブロイ ×
2006~2017 (12年)
 史上2頭目の秋古馬三冠を達成したゼンノロブロイが16位にランクインしました。
 種牡馬としては思ったほど活躍馬を送り出せませんでしたが、個性派のペルーサが2017年に基準をみたしました。現在は、ペルーサ産駒の現役馬が2頭で、他の種牡馬も存在しないので断絶としています。

15位

ゴールドヘイロー △
2004~2016 (13年)
 地方所属で重賞も勝ったことがないものの、種牡馬として人気を集めたゴールドヘイローが15位にランクインしました。
 後継として札幌記念を勝ったトウケイヘイローが2016年に基準を満たしています。2023現在もトウケイヘイローは種牡馬をやっています。

14位

ブラックタイド ○
2009~現在 (15年目)
 ディープインパクトの兄という血統が評価されて種牡馬入りしたブラックタイドが14位にランクインしました。種牡馬入りした時期が16頭の中で最も遅いためこの順位となりました。
 現在自身も含めて種牡馬が2頭しかいませんが、後継からキタサンブラック→イクイノックスと年度代表馬が続けて現れたのでこれから繁栄していく可能性が高いラインといえます。
〈300万以上〉 1頭
キタサンブラック 1000万
〈100万以上〉 1頭
ブラックタイド 150万

13位

ダンスインザダーク ×
1997~2011 (15年)
 菊花賞を制したダンスインザダークが13位にランクインしました。
 サイアーランキングでも上位に入ったことがある馬ですが後継がやや不遇な扱いだったこともあり断絶しました。11年のスリーロールスが最後に基準を満たした種牡馬でした。

12位

ダイワメジャー 〇
2008~現在 (16年目)
 GⅠ5勝のダイワメジャーが12位にランクインしました。
 産駒がマイル以下で堅実な走りを見せています。アドマイヤマーズを筆頭にまだ記録を伸ばせそうなラインです。
※ダイワメジャーは種付料プライベートなので載せていません。
〈100万以上〉 1頭
アドマイヤマーズ 250万 
〈30万以上〉 2頭
カレンブラックヒル 70万 
ブルドッグボス 50万 

11位

ネオユニヴァース △
2005~2020 (16年)
 2冠馬ネオユニヴァースが12位にランクインしました。
 クラシック馬を多数輩出していて、盤石とも思えた種牡馬でしたがにヴィクトワールピサがトルコに輸出されたのを最後に途絶えています。しかし、残された産駒が活躍する、豪州にいるブレイブスマッシュの産駒が成功して種牡馬が逆輸入される等、復活の望みはあるラインだと思います。

9位タイ

ディープインパクト ◎
2007~現在 (17年目)
 三冠馬で、10年以上リーディングサイアーの座にいる名種牡馬がこの順位となりました。
 サンデーの晩年の産駒であるため順位は低いですが、三冠馬コントレイルをはじめとして牡馬の大物が控えているため、最終的には上位に来ることが予想されます。
〈300万以上〉 5頭
コントレイル 1200万 
キズナ 1200万
シルバーステート 600万 
フィエールマン 300万 
リアルスティール 300万 
〈100万以上〉 11頭
サトノダイヤモンド 250万 
ミッキーアイル 250万 
アルアイン 200万
etc.
〈30万以上〉 15頭
ディープブリランテ 80万
ディーマジェスティ 80万
トーセンラー 80万
etc.

ハーツクライ ◎
2007~現在 (17年目) 
 国内でディープインパクトを破ったハーツクライも同順位となりました。  
 こちらはディープインパクトに比べると後継の数は少ないですが、現役でドウデュースなど有力な馬がいるためまだ順位を伸ばせそうです。
〈300万以上〉 1頭
ジャスタウェイ 350万
〈100万以上〉 3頭
スワーヴリチャード 200万
サリオス 150万
シュヴァルグラン 150万
〈30万以上〉 2頭
ウインバリアシオン 70万
マスターフェンサー 30万

8位

アドマイヤマックス ▲
2006~現在 (18年目)
 高松宮記念を勝ったアドマイヤマックスが8位に入りました。
 長い間ダートで活躍したケイティブレイブが種牡馬入りしたので後継がつながりました。
〈30万以上〉 1頭
ケイティブレイブ 30万

7位

アッミラーレ ▲
2004~現在 (20年目)
 アッミラーレが7位にランクインしました。もともとマーベラスサンデーを選んで調べたところ条件を満たす後継がいなかったため、フルゲート割れを阻止するために必死に探して見つけました。
 全二歳日本優駿を勝利したハッピースプリントが後継となっています。
〈30万以上〉 1頭
ハッピースプリント 30万

6位

ゴールドアリュール ◎
2004~現在 (20年目)
 サンデー後継で珍しくダートで活躍したゴールドアリュールが6位に入りました。7位とは20年で同じですが繁栄度でこちらを上位としました。
 後継が多いもののゴールドアリュール自身がすごかったこともあり、孫は目立った活躍がありませんでしたが、最近になって徐々に存在感が増してきています。クリソベリルも控えているのでまだラインを伸ばせそうです。
〈300万以上〉 1頭
クリソベリル 300万
〈100万以上〉 3頭
ゴールドドリーム 180万
エスポワールシチー 180万
コパノリッキー 150万
〈30万以上〉 4頭
スマートファルコン 80万
エピカリス 50万
ゴルトマイスター 50万
サンライズノヴァ 40万

5位

マンハッタンカフェ ▲
2003~現在 (21年目)
 有馬記念などG13勝でリーディングサイアーにも輝いたことがあるマンハッタンカフェがランクインしました。
 勝ち上がり率が高いジョーカプチーノが驚異的な粘りをみせていますが、直系の存続は風前の灯といったところです。
〈30万以上〉 1頭
ジョーカプチーノ 30万

4位

アグネスタキオン ▲
2002~現在 (22年目)
 皐月賞後に引退しましたが、能力が評価されたアグネスタキオンがランクインしました。こちらもリーディングサイアーになったことがあります。
 ディープスカイのラインはクリンチャーが種牡馬入りしなかったので断絶とみてよさそうですが、アドマイヤオーラから南部杯連覇のアルクトスが種牡馬入りしたので存続しています。
〈30万以上〉 1頭
アルクトス 30万

3位

ステイゴールド 〇
2002~現在 (22年目)
 50戦目でG1を勝つことができたステイゴールドが3位となりました。同じ22年の4位とは繁栄度でこちらを上位にしました。
 後継は三冠馬オルフェーヴルを始めとして、比較的充実しているものの現役馬に10年代前半のような勢いはなく、インディチャンプなど晩年の子の産駒が出走するここ5年が勝負といった感じです。
〈300万以上〉 1頭
オルフェーヴル 350万
〈100万以上〉 4頭
ゴールドシップ 200万
インディチャンプ 120万
ウインブライト 120万
オジュウチョウサン 100万
〈30万以上〉 2頭
レインボーライン 50万
エポカドーロ 50万

2位

スペシャルウィーク ▲
2000~現在 (24年目)
 武豊に日本ダービー初制覇をもたらしたスペシャルウィークが2位となりました。
 牝系の活躍は凄まじいものがあり半永久的に残りそうですが、父系としては危険な領域です。マンハッタンカフェと同じくリーチザクラウンがギリギリ粘っているという感じでしたが、現役馬クラウンプライド次第ではもう一代繋がる可能性があります。
〈30万以上〉 1頭
リーチザクラウン 50万

1位

フジキセキ ▲
1995~現在 (29年目)
 朝日杯を勝ったフジキセキが1位に輝きました。サンデーの初年度産駒であるフジキセキがまだ粘っています。
 かつてはカネヒキリやキンシャサノキセキなどがいて孫の代にも種牡馬がいますが、産駒が代を経て先細りしている傾向があるので子のイスラボニータ次第といったところです。
〈100万以上〉 1頭
イスラボニータ 150万

まとめ

 1位はフジキセキとなりました。しかし、まだ繋がってるラインが多いためサンデーの初期の産駒ほど順位が高くなっています。ここからどのように順位が変動していくか楽しみです。また、数年後に続報をお伝えします。

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