FP1級実技試験パート1 2024年6月15日不合格編

出た出た。おや？

イラストは双子の面接官ですわ。
問題はきんざいのホームページから取得して下さい。
https://www.kinzai.or.jp/uploads/lib/question/202406/fp01_j_0615part1.pdf

パート1は相続・事業承継に関するものでした。
医療法人に関する問題も出題される可能性があったため、事前に持分の有無についての要点をまとめておきました。
私は3番目に受験するため、少し時間がありましたが、それは気休め程度でした。
読み取り開始1分前に監督官から通知を受け、指定された後部座席に座りました。
そして、壁に貼ってある「パート1」という文字の下の座席に移動し、問題用紙が配布されました。

問題用紙を開いてみると、病院や動物病院に関する内容がありました。
動物病院は医療法を使えるのか、そしてそれは個人事業主のような獣医師に当てはまるのか、と考え始めました。
ここで少しパニックになりました。奥さんは青色申告者です。何か意味あるの？

まず、個人事業から法人への移行をして、所得税から法人税への変更を考えます。
駐車場をテナントビルにする際の名義が、法人か個人かどちらが良いのか、という問題もありました。

CさんとDさんという2人の子供がおり、長男が獣医師で家業を継ぐことになります。
土地や建物などの事業用資産をどのように引き継ぐか、という問題が出されました。
動物病院には医療機器やレントゲンがあり、消耗品として注射や薬剤が必要ですが、これらの情報は分かりにくいものでした。
そして、Dさんに分譲マンションの代金を支払う援助をするという相続に関する問題もありました。
遺留分、遺言書聞かれるだろうな。
小規模宅地は自宅、動物病院、事業用資産、駐車場。
X株式についての問題ですが、Xとは何か、Aさんの知人の会社でしょうね。

実況中継

ノック3回。「失礼します。ほんたんです。よろしくお願いします」

面接官:「よろしく。それでは、相談者の問題点や相談内容をあげてください。」

ほんたん:「はい。動物病院の法人化、駐車場をテナントビルにする場合の名義、Aさんの子供2名の事業承継、Dさんへのマンション購入援助、X社株式の引き取りについて、あと納税資金が必要になります。」

面接官:「なぜ法人にするといいの？」

ほんたん:「現在は所得税を払っていますが、累進課税税率なので法人税のほうが低いからです。（書記官　頷く）」

面接官:「法人になるとして、建物や土地その他のものはどうやって移すの？」

ほんたん:「どうやって？いや、法人成りをしますので譲渡します。」

面接官:「土地や建物は売るの？貸すの？借りるの？どうやって移すの？」

ほんたん:「Aさんは、個人事業主から法人なりをしますので、そのまま譲渡するのですが。」

面接官:「じゃあこの問題は、持ち帰りでいいね？」

ほんたん:「はい。持ち帰ります。」

面接官:「テナントビルの名義は、個人、法人どちらがいいの？」

ほんたん:「建物は法人がいいです。土地はAさんのままで。」

面接官:「なぜ、法人の方がいいの？」

ほんたん:「テナントビルは・・法人がいい理由。（賃料？いや相続しやすい？）」

面接官:「これも持ち帰って下さい。」

面接官:「X社の株式どうやって買い取るの？」

ほんたん:「どうやってというと、金庫株になります。（書記官　頷く）」

面接官:「納税資金はどうやってつくるの？」

ほんたん:「はい。生命保険に加入してもらいます。」

面接官:「Dさんへのマンションの援助はどうやるの？」

ほんたん:「居住用住宅の特例を使います。」

面接官:「いくらなの？」

ほんたん:「省エネ住宅だと、1000万円。そうでない場合は500万円です。」

面接官:「他にはないの？」

ほんたん:「お孫さんがいるので、教育資金援助もあります。」

面接官:「時間がないから、FPと職業倫理について言ってください。」

ほんたん:「はい。顧客利益の優先、守秘義務、インフォームドコンセント、自己能力の向上、コンプライアンスの遵守です。」

面接官:「今5つ挙げてもらったけど」

ほんたん:「え？5つですか、すみません、アカウンタビリティがあります。」

面接官:「その6つの中で一番重要なのは？」

ほんたん:「インフォームドコンセントです。今回は事業承継や相続など様々な方法がありますので、顧客が分かりやすいように理解してもらい、同意を得ることが大切です。」

面接官:「はい。これで終わります。お疲れ様でした。」

ほんたん:「どうもありがとうございました。失礼いたします。」

終わりの始まり

このようにして終わりました。個人の事業承継については、苦手意識がありました。
2本の柱、「事業承継」「相続」そしてX社株式。
持ち帰り3つ。
質問に対して満足のいく解答が出ていない感じでした。
質問自体もサブっぽいのばかりで、メインディッシュが出ないレストランでした。
パート2で盛り返してやる！と、地獄の釜が空いているのに気が付かない大波乱のパート2へ。

結果発表　追記

不合格です。
要因1 動物病院と医療法人がごちゃ混ぜになっていた。
要因2 法人なりした場合、動物病院とテナントビルはどうやるのか？と聞かれ、動物病院とテナントビルの管理は同じ法人でできるのか？という質問に対し、できると思います。と答えたのですが、定款に記載すれば動物病院とビル管理業ができるんじゃないかと思います。
要因3 持ち帰って下さいねが3回も出た。こちらは頭が回らず、クレ556を挿して頭の回転を良くして柔軟な対応が必要のようです。

点数でました。
118点。あーあ28,000円。
２回目半額にして下さい。