セレクトセール2024 1歳セッション注目馬
11.インカーヴィルの2023
父名を見て「なんじゃこりゃ」、母父名を見て「話題のアレか」と思った本馬だが、ちょっと調べてみると驚きの事実が。父Palace Pierはジャックルマロワ賞2連覇という欧州マイル王。唯一勝てなかったレースはQE2世S、しかも引退レースで負けた相手があのバーイード。ちなみに現1歳が初年度産駒だ。期待しない理由など全く無い。
12.トラウムの2023
スワーヴリチャードはデインヒルと相性がいいという説があり、本馬の母父父がデインヒル。サンデーのクロスこそ存在しないが、一発は秘めている可能性大だ。
18.サントシャの2023
母サントシャは英2歳G3プリンセスマーガレットS(芝6ハロン)勝ち。キズナは短距離勝ちの経験がある繁殖牝馬と相性がいいと言われていて、更にデインヒルクロス持ちのアベレージが高いことも知られているため、かなり期待できる。懸念点は、初仔なのでサイズが小さいかもしれない。
30.レーヌドブリエの2023
全兄アヴニールドブリエはPOG期間内2勝でプリンシパルS2着。父エピファネイア×母父ゼンノロブロイのアベレージは高く、本馬も期待できる。
31.パリスビキニの2023
半姉アメリカンビキニは6月15日京都ダート1200mでデビュー。恐らくセレクトセール前に産駒をアピールしたかったと推定。父クリソベリルはゴールドアリュールの後継。もしかしたらクリソベリルの代表産駒になる器かもしれない。
40.インザスポットライトの2023
半姉ライトバックが春クラシックで連続3着ということで、評価が急上昇中だろう。シルバーステートに変わってどのような馬が生まれたか楽しみである。
67.レッドラークの2023
父はホットロッドチャーリーと激闘を繰り広げたEssential Quality。この馬の産駒がセレクトセールに出るのかと驚いた。購入者によっては米国三冠を目指すのではないだろうか。それほど夢のある血統だ。
86.アルビアーノの2023
父インディチャンプは春秋マイルチャンピオンのステイゴールド後継。個人的には新種牡馬で特に注目している一頭。半姉アヴェラーレは関屋記念を勝っている。母父にHarlan's Holidayを持つ馬は、モズベッロやアリーヴォなどパワーのある馬が多い印象。芝ダート兼用になる可能性はあるが、スピードに優れた馬だと思っている。
105.パンデリングの2023
父ポエティックフレアは先日の展示会で「切れのあるヨーロピアン」と評価されている期待の一頭。叔母にアーモンドアイがいる良血なので、確実に値段は上がるはずだ。
155.ハヴユーゴーンアウェイの2023
母父にCongratsを持つ馬といえば、ダノンデサイルとフォーエバーヤングという2024年日米ダービーを盛り上げた2頭が該当する。
229.リリアンフェルスの2023
父シスキンは現2歳が初年度産駒だが、開幕週にいきなりデビュー勝ち。Unbridled's Songの血はサンデー系との相性がいいことがよく知られており、本馬の母父はダイワメジャー。隠れた大物の可能性は十分にある。
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