(6)自己否定する私へ

「はっきり言うが、心を傷つけてまでやるべきことなんてこの世にない。」


ヒカルさんの著書を読み進めて、響いた言葉のひとつである。

前述の、記事でもある通り、HSP(Highly Sensitive People)俗に言う「繊細さん」はいろんなことが目に入り、人の表情や言葉・声のトーン・息遣いなどから色んなことを察してしまうがために、時に、「自分が不快にさせてしまったから気分を悪くしてしまった。」と考えてしまうがために、よく自分自身を傷つけて、自己否定してしまうことがある。自分も、昔ほどではないが以前は、何もかも自分が悪いと思ってしまい、よく自分の心を傷つけてしまっていた。

「どうすれば、メンタルは強くなるのか?」

1)小さな成功体験を積み重ねること
・自分のやりたいようにやり、その上での小さな成功。成功体験の積み重ねが、あらゆる批判を跳ね除けるバリアになる。

2)慣れること
・逆境を通じてしか逆境を乗り切る力は培われない。

著書には上記のことが記載されていた。なるほどなと思った。小さな成功体験ですら、「たまたまうまくいっただけだろ」「しょうもない」と考えてしまうこともあったが、小さな成功体験を積み重ねることで自信もついてくる。このようなことも以前、別の著書で読んだ記憶がある。自己否定を行わないためにも、小さな成功体験を大事にしていかないといけない。

慣れることについては、多くの場数を踏む必要がありそうだが、注意点があるそうだ。それは、

「悪口やストレスやプレッシャーはそういった外圧に慣れたつもりでも、知らず知らずダメージを抱えている場合がある。心のSOSに蓋をしてしまっているケースもあり、危険な状態だ。あるとき突如、ダメージが限界点を超え、心を病んでしまう。」


まさに、書いてある通りである。医療職としても、さまざまな場面でストレスやプレッシャーを感じることがあると思う。それはどんな世界においても変わらないことではあると思うが、例えば、患者クレーム対応・医師への疑義紹介(=薬の指示内容が適切かどうかの確認)の対応などなど、私も思い返してみれば、知らず知らずのうちにダメージを抱えており、ピークに達したときに、布団から出れず、「死んでしまった方が楽だし、自分なんてこの世に存在する価値はない」と定期的に考え込んでしまう。

そのような経験を感じたことがある人はいるだろうか。

そういったときに、私は最初の言葉を思い出そうと思った。

「はっきり言うが、心を傷つけてまでやるべきことなんてこの世にない。」

心配すんな。全部うまくいく。より

心を傷つけて、人のためにと思って我慢してやり続け、体調を崩してしまうことが多々ある。というか1ヶ月前の自分は本当に体調を崩してしまっていた。我慢し続けることで心のSOSに蓋をして、友達にも話しても理解してもらえず、話す気にもならず、そういったことでイライラしてしまい、壁にぶち当たり、いろんなものを失った。

また、ここから立ち上がることが自分にとってのミッションである。

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