シャドバストーリー 機械・自然の考察


目次

  • 考察の前提

  • 論拠

  • 疑問

  • 概観

  • 結論

当該記事はゲームshadowverseの世界観、特にストーリーについて考察していくものである。当然、ネタバレを多分に含む。ご注意ください。

前提

 シャドバストーリーにおいて、機械反乱編〜天地侵略編は、現在の主な悪役であるネルヴァの登場した、非常に重要な場面である。彼女の言動や思考が今後のストーリー展開を左右すると言っても良い。
 そんな重要な編において「母なる君」(以下、母君)というキャラが登場している。彼女はシャドバストーリー本編(以下、本編)とカードフレーバーテキスト(以下、フレテキ)の双方に最も多く登場している、本編とフレテキを最も強く繋いでいるキャラである。
 そこで今回は本編の母君とフレテキの母君が同じである、という前提の元で考察を進めていく。

論拠

 これには明確な理由がある。ナテラに機械の遺産があることだ。ユアン達がアイアロンとナテラを行き来しているならば、単にそれら二つは別の次元である。ならば機械はどこの生まれであるのかという疑問に、「機械神」が絡んでいると考えるのが自然だからだ。 

疑問

 フレテキ機械・自然がナテラの過去であり、アイアロンは関係が無い、とするのは簡単である。しかし、これではアイアロンの世界観、特にベルファメットにいくつか疑問が残る。
 心を忌むはずのベルフォメットが何故、機械姉妹に心を付けたのか、ベルフォメットが何故ナテラの機械遺産をあっさりと扱えたのか、という所だ。機械姉妹の心が折れる描写があるとはいえ、特に前者はベルフォメットのキャラ上、致命的な矛盾であると考える。

概観

 この疑問には「機械神」と「リモニウム」が絡んでいると考えると楽に答えが出る。リモニウムのフレテキには信仰心が機械の破損を招く示唆があり、機械神には何者かが不正アクセスを試みる描写がある。
 そこから、ベルフォメットが機械神を使いナテラを侵攻した時、リモニウムの信仰心は即ちバグであると考えられ、機械神を通じてベルフォメットの思考を変える出来事があったと想像できる。
 これについて、ベルフォメットの心を折ったのか、ベルフォメットに心にまつわる野望を抱かせたのか、どちらかまでははっきりしない。

 これらを繋げて考えると

ベルフォメットがナテラ侵攻(機械神)。

リモニウムと関わり、心に対する考えが変わる。
一方、ナテラ世界では機械技術を用いた母君のマナ生産が進む。

機械姉妹の心の抹消。
ナテラでは母君が暴走する。

本編アイアロン〜天地侵略編となる。

ネルヴァが心に関して執着している描写があるのは、ベルフォメットと共にリモニウムの心の可能性を発見したからでは無いか、とも思える。

結論

ストーリーとフレテキの関係性から両者が繋がっている可能性を考察してきた。いずれも決定的根拠は無いが、母君によるストーリーとフレテキの関係性は全く無視できるものでは無いと考える。

追記
ネルヴァの現在の器は誰なのか、という点も問題だ。管理者の顕現には器となる人物が必要である。多少論点はズレるが、ベルフォメットのしていた心のある機械姉妹がこの器のためであり、ベルフォメットの心の折れた結果、ネルヴァが現在のように心の研究を代理している可能性もある。

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