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血液内科(7) 診察

今日は血液内科の診察日。

午後から雨予報だからか、あいにくの曇り空。
U駅公園の桜は、所々、新緑の葉が顔を出していました。

去年は「桜を見るのは、これが最後なのかな」と、感慨深く桜を見上げたものでした。
でも、その後、ALK融合遺伝子だと分かり、アレセンサを服用出来たおかげで、今年も桜を愛でることが出来ました。

肺がんだと分かって、幾度となく、季節ごとは「これが最後かも」と頭をよぎることがありました。
(と同時に、なんだか悲劇ぶっててバカみたいと、醒めるんですが 笑)
人間は、いつかは必ず死ぬのだから。
病気だろうと健康だろうと、いつ「最後」になるか、誰にも分かりません。

「今」に感謝して、一瞬一瞬を大切に

と思いつつ、何の変哲もない日常生活を送っていると、「今」「この瞬間」の貴重さを忘れて、ただただ惰性的に無意味に過ごしてしまいます…。
もっとも、元から今を大切にできる人間だったら、こんな人生送ってないのですが。
あはは。はぁ。

そんな中、桜は、節目があることを、節目の大切さを、教えてくれます。
今年も、桜が咲いてくれて良かった。ありがとう。

T大病院は、昨年より、LINEに登録すると、予約状況や診察待ち情報を確認できるようになりました。
…が、iPhoneだからかうまく登録できず、一度も使えた試しがありません…。

今日は、受付票のQRコードを読み取り、Webサイトにアクセス。
順番待ちが表示されました。
採血終了時点で6人待ちとのこと。
わぁ!これは便利。
おおよその診察時間が予測できます。

時間もあるので、院内カフェで仕事をすることに。
年度末明けの月初で、ただでさえ忙しいところに、急ぎ案件が容赦なくやってきます。
働きたくないのに、なんでこんなに仕事してるんだろう。
オカシイ…。

待ちが2人になったところで移動を始めると、中待合室にくるように呼び出し機が鳴りました。
すごい。読み通り!

中待合室はいっぱいでした。
処置室側のソファーに座り、本を読んで待ちます。
4月から、血内先生の診察室が端っこに移動してるようなので、処置室側で待っていても大丈夫そう。

患者さんがやってきました。
が、座るところがなく困っている様子。
荷物を寄せて「どうぞ」と声をかけてみました。
80代くらいの方でしょうか。
とてもお洒落で品の良い素敵な女性です。

「△△先生がご担当?」
女性が、私に話かけてこられました。
「いえ。私は○○先生です」
「そう。入院した時は、○○先生にお世話になったのよ。良い先生よね」
「はい、とても」

こちらの女性は、血内治療中、何度も海外に行かれたそうです。
中でもロシアが一番良かったとのこと。
海外に行く際は、先生にお願いして、英語で病状等一筆書いていただき、持参するそうです。
T大病院に、そんな親切な先生がいらっしゃるとは!
「優秀で真面目で優しい人」が血液内科医になるのかも。
人格者が集う科。それが血液内科(なんて 笑)

「必要になることは一度もなかったけれど。安心よね。持ってると」
ふふっとほほ笑む患者さん。可愛い。

「△△先生が仰ってたわよ。医療の進歩は目覚ましいって。だから、あきらめちゃダメよ」
と、励ましてくれました。
ありがとうございます。

「私、去年から通院してるんですが、コロナの時、診察はやはり大変でした?」
「大変だったわ。特に、血液内科は感染すると…ね」

私がT大病院に初めて来院したのは、コロナが落ち着いた頃でした。

「コロナ禍では、T大病院の先生方は、特に、呼吸器内科の先生方は、どんなに大変だっただろう?」

「とても過酷だったろうに。先生方が、今でも医師でいてくれて有難いな」

と思う時があります。

いつか、先生に「コロナ禍ってどんな感じだったんですか?」と、訊いてみたいけれど。
「思い出したくない程辛い経験だったかも」とも思えて、訊けずにいます。
呼内先生も血内先生も、ご無事で本当によかった。

血内先生に呼ばれたので、女性に「またお会いできたら嬉しいです」と告げ、診察室へ。

血内先生が、血液検査や胃カメラの検査結果を説明してくれます。
何も言わなくても、結果を印刷してくれる血内先生。
わーい♪  血内先生、大好き♪ (単純)

胃カメラ検査の結果、前回と変わりはないようです。
(腫瘍は25mm。大きいのか小さいのか分からない 笑)

「放射線治療だけど」
「放射線治療は、5年後にやるとかでもいいでしょうか?」
「5年はー…」
「去年と変わりないみたいだし、放置できそうな気がします。5年後では遅いですか?」
「ピロリ菌陰性でしたよね。通常、陰性の場合は、放射線治療なんですよね」
「うーん。じゃあ、1年後に胃カメラ検査して。もし腫瘍が大きくなってたら、放射線治療、検討します 笑」
「放射線治療、したくないですか?」
「放射線治療しても、(肺癌で)すぐ死んじゃうんだったら(無駄になるし)ねぇ 笑」
「まぁ、最初はそうだったけど 笑」
(やっぱり、最初はそう思ってたんだ 笑)
「肺癌ってすぐ死にそうじゃないですかぁ 笑」
「呼内先生と話をしてみますね。肺の治療がどんな感じか」

血内先生、呼内先生と話をしてみるとのこと。
面倒くさい患者ですみません。

胃MALTリンパ腫、低悪性だし。
年単位での進行というけれど、1年前と変わってないみたいだから。
きっと、5年後も10年後も、このまま変わらずいけそうな気がします。
胃MALTリンパ腫、無治療でも増悪もせず、天寿を全うされる方って、結構いると思うんですよね。

鉄剤について質問してみました。
鉄剤服用開始して、体重と脂肪が増加傾向にあります。
そして、子宮筋腫が大きくなったようで、下腹部が今まで以上にぽっこり。
双子でも孕んでるのか?と思う大きさです。

「鉄剤って太るんですか?」
「鉄剤では太りません」
「鉄剤で子宮筋腫、大きくなりますか?」
「なりません」

ネットで検索すると「鉄剤で太った」という声もみかけるんですが…
鉄剤服用 → ムカムカする → ムカつきを抑えるために食べて誤魔化す → 太る
というパターン?

私は、夜ご飯の後か、寝る前に鉄剤を1錠服用しています。
夜、服用すると、太る?

あとは、癌細胞が減って、今まで癌細胞が奪っていたエネルギーが不要になったから、太りだした?

春になったから、冬眠明けの熊のごとく食欲が増加してる?

うーん…まぁ、確実に、お菓子の食べ過ぎだな 笑

今日は、珍しく、午前最後の診察ではありませんでした。
次の人を待たせちゃうと悪いので、すぐに退散。
血内先生とは年に数回しか会わないから、本当はもっとお話したかった〜。
違う、もっと質問したかった 笑

今日は、過去一の会計の早さでした。
2階の受付で保険証を提示し1階に降りてみると、電光掲示板には自分の番号が表示されていました。
早っ!

午後の出勤には、余裕で間に合います。
お腹が空かないので、今日のランチは抜きで。
ということで、湯島天満宮に寄り道。
おみくじをひいてみるとー…「大吉」♪

だけど、「病気 早く医者にかゝれ」
これは「婦人科に早くかかれ」「消化器内科にかかれ」「放射線科にかかれ」「整形外科にかかれ」ってこと?
病院、探すの…面倒 笑

T大の桜も咲いていました。
幹からちょこんと顔を出す桜。


可愛い。
来年は、どこで桜を見ているんだろう。

(支払額/診察)
    再診料      74点
    検査料                   662点
    負担額(3割)     2210円


2022年 7月  コロナ感染(ワクチン未接種)
2022年10月 人間ドック
2022年11月 人間ドックの検査結果
       →胃MALTリンパ腫の疑い
2022年12月 大学病院で胃カメラ検査
2023年 1月 胃MALTリンパ腫確定
2023年 2月 PET/CT検査
       →胃以外にも病変の疑いあり
2023年 3月 造影CT検査
       →肺がん・転移の疑いあり
       骨髄検査
       →問題なし
       気管支鏡検査
       脳造影MRI
       →肺癌 ステージⅣ ALK
2023年 4月 超音波エコー・造影CT検査
       →胆石、胆嚢ポリープ、数個
アレセンサ服用開始
2023年 5月 脳造影MRI
       →脳腫瘍(2.1センチ➡︎1.4センチ)
2023年 6月 造影CT
       →原発巣、縮小
2023年 7月 脳造影MRI
       →脳腫瘍(1.4センチ➡︎1センチ)
2023年 9月    造影CT
                        →原発巣、縮小
2023年10月 脳造影MRI
       →脳腫瘍(1センチ➡︎0.6ミリ)
2023年12月 インフルエンザ(予防接種未接種)
2024年  1月     造影CT/造影MRI
       →脳腫瘍大きくなってる??
2024年  2月     胃カメラ
       →腫瘍(2.5ミリ)一年前と変わらず?
2024年  3月     造影MRI

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