アレセンサ服用半年経ちました

アレセンサを服用して、半年が経過しました。
三日坊主の私が、半年間も、毎日毎日飲み続けるなんて、偉い。
自分で自分にビックリです 笑
……白状すると、1か月に1回くらいの割合で、飲み忘れてはいますが……
(先生には内緒  笑)

私にしては、ちゃんと飲んでる方!
すごい! すごい 笑

アレセンサのおかげで、告知前と同じように、普通に日常生活を送ることが出来ています。

私が癌であることは、兄以外知らないので仕事も変わりなく続けています。
あまりにも、変わりない日常のため、自分が癌患者だということを忘れるくらいです。
だから、うっかり服用し忘れてしまうんです(と、言い訳 笑)

アレセンサ、凄いなぁ。
なんて、優秀なお薬なんでしょう。

ALK融合遺伝子を発見してくださった研究者さん達。
アレセンサを開発してくださった製薬会社の皆さん。
私のがん細胞からALK融合遺伝子を検出してくださった病理医さん。
私のがん細胞を採取してくれた呼内先生。
呼内先生に院内紹介してくれた血内先生。
CT画像を読影して、肺癌を疑ってくれた放射線科医さん。

他にも多くの方々のおかげです。
ありがとうございます!

でも。
時々、ふと我に返ることがあるんです。
服用しても完治するワケではない。
いずれ耐性獲得すると服用中断となる。(リチャレンジはあるかもだけど) 
「飲んでも、完治しないんでしょ? 
 それなのに、なんで私、飲んでるんだろう?」

掌にのせたアレセンサを、ものすごく冷静に、見つめているときがあります。
なんで、完治しないのに、お薬服用してるんでしょうね。

「今までの日常」を失って、初めて、アレセンサの偉大さに気付くんだと思いますが。

「幸運にも半年も生かせて貰えたんだから、もう充分じゃないの?」と思えたり。
「服用中断したら、この状態から、癌はどれ程の速さで進行するんだろう?」という好奇心が湧いてきたり。
「案外、服用中断しても、増悪しないんじゃない?」と楽観したり。

「生きたい」と切望しているワケでもないのに、なんで、飲んでるんだろう?
なんで、通院して、検査や診察受けてるんだろう。
なんで、毎日、お薬飲んでるんだろう。

生き物は死に向かって生きているワケですから。
極論言えば、
どうせ死ぬんだから、生きる必要なくない? さっさと死ねば? 
ってコトになるワケでー…。

時々「予約キャンセルして、このまま通院するの、やめようかな?」と思うこともあります。
それをやっちゃうと、呼内先生を裏切ることになりそうで、出来ないでいますが……。
大学病院は患者数多いから、フェードアウトしても、気付かれないような気もするんですよね。
それに、担当患者が一人減ったくらいでは、気にも留めないだろうし。
寧ろ、勤務医の場合は、担当患者が減るのは喜ばしいことでしょうから。
案外、キャンセルしてもいけそう?
でも、勝手に通院中断したら、具合が悪くなっても、二度と診察してもらえないのかな?
そしたら、苦しんで死ぬことになるのかな?
怖っ…

というチキンな考えもありまして…
悶々としながらも、予約日になると、病院に足を向けるのであります。

うーん。とりあえず、一年。
一年は、頑張ろう!
頑張れ、私 笑


呼内先生
一年間、頑張って、通院続けられたら。
ご褒美ください♪
美味しいフルーツパフェがいいなぁ。
とびきり美味しいハンバーグでもいいです 笑
約束ですよ? 
ゆびきりげんまん♪
(なんでやねん。知らんがなって、頭叩かれそう 笑)


アレセンサ、呼内先生。
いつもありがとうございます。
今後とも、宜しくお願いします♪

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