「転生先はバグだらけ~クソゲーかつ乙女ゲーの悪役令嬢に転生した35歳独身のオッサンが攻略なんてできる訳ないだろ!~」企画書

キャッチコピー:
超杜撰な乙女ゲーで令嬢&メイド&神官トリオがトンチキ珍道中を繰り広げる!


あらすじ: 
 女性向けソシャゲ、いわゆる乙女ゲーの悪役令嬢にある人物が転生した。転生したのは、なんと35歳の美術教師・新田。乙女ゲーの知識が全くないのにテレサ・アームストロング伯爵令嬢となってしまった。教会でおかしな神官と出会ったかと思えば、曰く、このゲームはバグが満載のいわゆるクソゲーだという!
 ヒロインは見つからないし、攻略者は攻略できない!ノーヒント、ロード長尺、理不尽選択肢!セーブのできない転生ゲーム世界をどう攻略する!?


第1話のストーリー:
 女子高の美術教師で35歳独身の新田は、ある日、体の不調から気を失う。目が覚めると金髪碧眼の美少女テレサ・アームストロング伯爵令嬢となっていた。
 だが身の回りはロココ調、ヴィクトリアン調、バロック様式、アジアンテイスト、北欧テイスト…時代もデザインもバラバラ、さらにトイレは日本有名メーカーの水洗トイレ、貴族社会なのに学園がある…。
 世界観のトンチキさに卒倒しそうなテレサは、心の安寧を求めて教会に行く。そこで頭を抱え独り言をつぶやく神官を見かける。声をかけると神官・ミハエルの正体は、新田の大学の同期・秋山だった。なんと彼も転生者。
 ゲーム会社員の秋山曰く、二人のいる世界は女性向けソシャゲであり、秋山は初期の開発メンバーでもあった。しかし、このゲームはバグが非常に多く、世界観はごちゃ混ぜ、ストーリーに矛盾があり、キャラクターの言動が炎上したりとバグ内容がSNSでネットミームになるほど多いことで有名だという。
 さらにストーリーを担当する脚本家が途中で変更され、恋愛モノから戦争モノへと、乙女ゲーとして変な方向へ行ってしまったらしい。ストーリーが進行すると、テレサは悪役令嬢として死に、ミハエルはヒロインをかばって死ぬという。焦る新田に戦争編を書いた脚本家も秋山と共にトラックにひかれたという。ならば脚本家も転生しているかもしれないと秋山が言う。
 戦争編はストーリーが未完であり、戦争自体を取りやめれば一番良いと新田は考える。そのために二人は脚本家を探し出すことにした
 
 

第2話以降のストーリー:
 ミハエル(秋山)によって、脚本家は主要人物に転生していることがわかる。まずはヒロインに会いに行くが見つからない。焦った新田は次に攻略キャラに会いに行くが、悪役令嬢のため上手く話が聞き出せない。ミハエルと行動するのも制限があり、ゲームの知識もない新田は打ちひしがれる。そんなテレサ(新田)に専属メイドのアリサが、まずは学園イベントをこなしてみては、と言い出す。アリサは新田の高校の生徒であった。ゲームにおけるお約束がわかるアリサと共に行動することに。
 ようやく大きなイベントらしきものが起きる。テレサの婚約者・バロンと会うことに。ミハエルも交えて作戦会議をするが、やはりバグが邪魔でバロンと仲良くなることは叶わない。バロンのバグ…伏線を張っておいて回収されない、言動がブレブレ、好感度が上がらない、解放されないシステム、設定に矛盾……これらを自力で直せないか、と新田は考え付き行動に移す。
 なんやかんやでバロンのバグを乗り越えたテレサ達。その先でようやく脚本家を見つけるが、そいつは隠しルートの第二皇子に転生していた。
 第二皇子は隠しルートのため、ヒロインでないと攻略できない。テレサ達は改めてヒロインを探すが…ヒロインがどうやっても見つからない!スチルはなし、設定画もあやふやな為、見た目では判らない。デフォルトで決まっているはずのファミリーネームで探しても見つからない。
 第二皇子(脚本家)を攻略できなければ戦争編へストーリーが進んでしまう。テレサ達は一体どうする!?
 
 


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