中山牝馬S、フィリーズレビュー、金鯱賞 レース回顧

中山牝馬S

馬場傾向振り返り

2回中山 馬場レベル推移
週間情報
4日(月)芝刈り、5日(火)肥料散布が行われています。

レース当日、発売前 天候:曇り芝:不良
6:30 天候:曇り→晴れ芝:不良→重
14:12 芝:重→稍重
と推移し当レースは稍重で行われ、風の強い一日でした。船橋市では12:00に北西の風6.2m/s、15:00に北北西の風3.9m/sが観測されています。
9R 古馬3勝クラス1200mの走破タイムが1.09.4、標準タイムが1.08.4、当レース走破タイムが1.49.0、標準タイムが1.46.5なので時計の掛かる馬場でした。逃げ先行馬よりも差し馬の活躍が目立っていた様で、枠順は真ん中より外側の連対が多かったです。

ラップタイム振り返り

過去5年平均ラップタイムと今回ラップタイム

走破タイムが1.49.0、前半通過タイムが37.4-49.6-61.5、後半上りタイムが59.4-47.5-36.2、後傾ラップでしたが1000m通過付近で捲って行った馬が全体のペースを上げましたが結果的にタフな流れになり、逃げ先行馬有利の展開となりました。

騎手、陣営コメント

<コンクシェル=1着>岩田望騎手 二の脚がつかないので気合をつけてハナに行きました。3角でまくってきた馬がいましたが、この馬のリズムを崩さず、直線も反応がありました。53キロと恵まれたので強気に行きました。重賞を勝つと勝てないのでは使えるレースも違ってくるので大きな1勝になったと思います。

<ククナ=2着>戸崎騎手 最後なので勝ちたかったですけどね。ペースが遅かったし、スタートをスムーズに出られず、位置取りが後ろになってしまった。道中の手応えは良かったし、良い感じで上がって行けたんですが。

<シンリョクカ=3着>木幡初騎手 内枠でスムーズだったし、脚をためてレースができました。3、4角でのめる感じも耐えてくれたし、イメージ通りの競馬はできました。

<フィールシンパシー=4着>横山琉騎手 スタンド前スタートでイレ込んだけど何とか我慢してくれた。理想のポジションで競馬ができたし、4角で苦しくなったけどハンデの分もあって頑張ってくれました。

<コスタボニータ=5着>西村淳騎手 大事に乗りすぎました。もっとアグレッシブに乗れば良かったです。

<タガノパッション=6着>大野騎手 内々を回って馬場の悪いところもこなしてくれました。最後までしっかり走ってくれました。

<クリノプレミアム=7着>松岡騎手 ペースが遅く、もう1列前の位置を取りたかった。その中で伸びてきていたし展開次第。

<アレグロモデラート=8着>木幡巧騎手 ゲートが合わなかったですね。位置を上げて行けたけど3、4角でもたついて離されたのが痛かった。

<フィアスプライド=9着>ルメール騎手 ペースが遅かったので向正面で位置を上げたが、風も受けて外々を回って最後は疲れてしまった。千六の方がいいと思う。

<ルージュエクレール=10着>菅原明騎手 馬場の悪いところで一気に脚を取られました。きれいな馬場でやりたかったです。

<ラヴェル=11着>横山武騎手 課題の折り合いは、うまくいっていい感じでした。3角から馬場に脚を取られて4角にエンジンがかかったところで進路がなくなり、ちぐはぐな競馬になってしまいました。

<グランスラムアスク=12着>古川奈騎手 スタート次第で前に行きたかったですが、外の馬が速かったです。馬の後ろで我慢してくれて3、4角ペースが上がって、しんどくなってしまいましたが手応えの割に頑張ってくれました。

<ルージュリナージュ=13着>丸田騎手 スタートは最近の中でよく出てくれたが、不利を受けてリズムが崩れた。リズムを大事にしたかったのですが。

<キタウイング=14着>杉原騎手 この馬のリズムで行けました。ただ広いコースの方が合うのかも。ワンターンで乗りたい。馬は頑張ってくれている。

<ファンタジア=15着>原騎手 隣の馬が暴れてゲートをうまく出られませんでした。

<ヒップホップソウル=16着>北村宏騎手 スタートは上手に出て位置を決めず、リズム重視で運びました。前へ行ったら急にのめって、滑って一気にバランスを崩してしまい、そこで急に苦しくなった。

フィリーズレビュー

馬場傾向振り返り

1回阪神 馬場レベル推移
週間情報
6日(水)芝刈り、7日(木)肥料散布が行われています

レース当日、発売前 天候:晴れ芝:良
1日を通して天候、馬場の変更は無く、良馬場で開催されました。
風が多少強かった様で15:00に豊中市では北からの風4.3m/sが観測されています。
9R 古馬2勝クラス1600mの走破タイムが1.33.5、標準タイムが1.34.0、当レース走破タイムが1.20.1、標準タイムが1.21.6、速い時計の出る馬場レベルでした。レース当日は展開次第で逃げ~追い込みが決まり、好位のポジションで追走できる馬が有利でした。

ラップタイム振り返り

過去5年平均ラップタイムと今回ラップタイム

走破タイムが1.20.1、前半通過タイムが33.8-45.0-56.4、後半上りタイムが57.4-46.3-35.1、前傾ラップで、エトヴプレがハイラップで押し切りました。強かったです。

騎手、陣営コメント

<エトヴプレ=1着>藤岡佑騎手 ここに向けて賞金は加算できていましたし、じっくり調整できていました。状態はかなり上がってきていたので、自信はありました。逃げようとは思っていませんでしたが、押し出される形でしたし、このペースなら粘れるなと思いました。慌てて追い出すと内にもたれるところがありますが、じっくり追い出せた分、最後の1ハロンも止まらずに伸びてくれました。

<コラソンビート=2着>横山武騎手 残念です。直線はいつもほどの反応がなかったです。調教がハードすぎたのか、3コーナで外から寄られて余分にエキサイトしたのか、敗因はいろいろあると思いますが、その中でも勝ってほしかったです。

<セシリエプラージュ=3着>M・デムーロ騎手 真ん中ぐらいでスムーズな競馬をしたかったので、外に出すのが早くなったけど、結果的に内の馬が止まらなかった。すごく小さい馬ですが、よく頑張っています。調教からいい馬だと感じていました。

<バウンシーステップ=4着>菱田騎手 ポジションを取りにいって3~4コーナーはいいリズムで走れました。直線も間を割ってよく走ってくれました。権利が取れなくて悔しい。

<オメガウインク=5着>岩田望騎手 枠が悪かったですね。外枠で来ているのは僕の馬だけ。力は見せられました。

<ロゼフレア=6着>団野騎手 追い出してジワジワとスピードに乗ったけど、阪神の1400メートルは瞬発力を求められますから。その分です。力は足ります。

<カルチャーデイ=7着同着>酒井騎手 馬に申し訳ない競馬になりました。思ったほどペースが速くならず、ガチャガチャしてしまいました。あれなら2番手をスムーズに行かせた方がよかった。

<ドナベティ=7着同着>坂井騎手 スタートして地面に顔をぶつけてしまいました。

<マーシーラン=9着>和田竜騎手 もっと後ろでもよかったかも。位置を取ったらバラッとしてしまいました。

<レディマリオン=10着>ムルザバエフ騎手 初めての1400メートルで、この馬にはちょっと短かった。

<ポエットリー=11着>永島騎手 あまり外を回りたくなかったので、それを意識していたら位置取りが後ろになってしまいました。

<シカゴスティング=12着>鮫島駿騎手 ゲートを出過ぎて左右からつつかれる感じになって、向正面のリズムをうまく進められなかったです。

<オアシスドール=14着>松若騎手 もうちょっと力を抜いて走れるようになるといいですね

金鯱賞

馬場傾向振り返り

1回中京 馬場レベル推移
週間情報
4日(月)芝刈り、7日(木)肥料散布が行われています

レース当日、発売前 天候:晴れ芝:良
1日を通して天候、馬場の変更は無く、良馬場で開催されました。
風が多少強かった様で15:00に大府市では北西の風5.0m/sが観測されています。
7R 古馬1勝クラス1600mの走破タイムが1.33.9、標準タイムが1.34.8、当レース走破タイムが1.57.6、標準タイムが1.58.9なので速い時計の出る馬場でした。

ラップタイム振り返り

過去5年平均ラップタイムと今回ラップタイム

走破タイムが1.57.6、前半通過タイムが35.0-46.5-58.4、後半上りタイムが59.2-46.7-34.7、平均的なラップタイムでしたが前半通過タイム35.0-46.5-58.4は過去5年で最も速い通過タイムで、序盤の主導権争いを尻目にプログノーシスが長く良い脚を使っての完勝でした。ドゥレッツァは59kgの斤量とは言え、2000mの舞台ではプログノーシスの切れに屈した感じでしょうか。

騎手、陣営コメント

<プログノーシス=1着>川田騎手 1週前に追い切りに乗って、聞いていた通りあまりいい状態ではありませんでした。返し馬でもきついなという状態でした。道中も苦しさを感じましたが、なんとか我慢してもらいながら。4コーナーから直線の入り口は雰囲気が良かったので、これなら大丈夫だなと。本来の状態に戻れば、さらに上の舞台の頂点が見えてくる内容でした。

<ドゥレッツァ=2着>ルメール騎手 前走の3000メートルとリズムは違ったが、いい感じで手応えも良かった。最後も伸びてくれたし、今回は休み明け。次はまたG1レベルで結果を出すことができる。

<ヨーホーレイク=3着>藤岡康騎手 少し力むところもあったが、向正面では落ち着いて4角の手応えも良かった。最後も脚を使ってくれて、約2年ぶりにしてはよく走っています。改めてポテンシャルを見せてくれました。

<ハヤヤッコ=4着>幸騎手 テンに行けないので後ろから。苦しがっていたけどしっかり脚を使ってくれた。8歳でもまだまだやれると思う。

<アラタ=5着>横山典騎手 よく頑張ってくれた。

<ワイドエンペラー=6着>高杉騎手 (重賞初騎乗について)乗り終わってようやく実感がわいてきました。最後の反応も良く、頑張ってくれました。乗せていただいたオーナーや先生、関係者の方々に感謝したいです。

<ブレイヴロッカー=7着>丸山騎手 理想的な位置で流れに乗って頑張ってくれたが、結果的に直線は内に行けば良かったかもしれない。

<エアサージュ=8着>池添騎手 行き脚がつかず、途中からハナへ。クラス慣れしてくればやれる力はある馬。

<レッドジェネシス=9着>角田和騎手 ゲートを出ればハナにでも行きたかったが・・・。やめる面も少しずつましになっている。

<ヤマニンサルバム=10着>三浦騎手 体が増えても感じは良かったが、1角で後ろからこられて、リズムが崩れてつらかった。使って良くなると思う。

<ノッキングポイント=12着>戸崎騎手 前半はいい走りだったが、直線は手応えなくフラフラしていた。

※コメントは日刊スポーツさん極ウマプレミアムからの転用


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