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【POGヒストリー】vol.12:2010-11年 未曾有の大災害を乗り越える

はじめに

ぼくは今年、POG参加25年の節目の年になりました。
そこでこれまでの25年間の歴史を、愛馬とともに振り返っていこうと思います。
みなさんの知ってる名馬も出てくると思いますので、楽しんでいただければ幸いです。
これまでのバックナンバー (vol.1-10はvol.11の記事にURLアップ)
vol.11 2009-10年:https://note.com/lovely_auklet755/n/n89bf1a87eb22


POGヒストリー 12年目

POG12年目。
人気や話題の馬と言えば、もうこの年はあの、あのディープインパクトの初年度産駒がデビューということで持ちきり。
特にビワハイジ、オイスターチケット、スキーパラダイス、スーヴェニアギフト、アドマイヤグルーヴ、エアグルーヴ、カーリング、エアトゥーレ、マルバイユ、エアデジャヴー、レディバラード、ジェミードレス、グッドゲーム、あたりが取り上げられていたと記憶しています。

本チャンPOG

この年は17組が参加。血統評論家の栗山求さんも加わりました。
キャスターは5組くらいに減りましたね。ぼくは2チームで参加。

この年みのさんは自分が指名していたディープに敢えて行かず、なんと1位はロックオブジブラルタル産駒のプレイ!この馬は走った(6280万)ものの、後が散々(笑)。

1位指名・プレイ

河崎さんもディープには走らず、ネオやタキオンを上位指名。レッドデイヴィスを当てた(8780万)ものの、後が散々(笑)

レッドデイヴィス指名

さて、ぼくは、といえば。
指名した20頭のうち、ディープ産駒は3頭のみ。さらにそのうち2つは最後の10位でふざけて、母スカーレットブーケと母メジロドーベルを指名しているので、まじめに指名したディープは1頭!
ヴァーゲンザイル2140万、リフトザウイングス2610万、ゼフィランサス2820万と小当りを重ねたほか、
早だしのロビンフットが得意のラベンダー賞、そしていちょうSとオープン連勝で5910万、ユニバーサルバンクが2度に渡る重賞2着を含む6090万、
そしてトリは、やはり得意のブリーズアップで見つけたエイシン。
エイシンオスマンがNZTを勝ち9000万獲得。あまりにも手堅い勝ち組となりました。

ディープインパクト産駒は2頭指名
ディープインパクト産駒はたった1頭指名

この年指名された170頭のうち、G1勝たれたのは、阪神JF、桜、皐月、ダービー。
詳しくはグランドPOGのくだりでご説明します。

グランドPOG

さあ、肝心のグランドPOG。
この年は、みのさん2チーム、河崎さん2チーム、長田3チーム、
ぼくの友人、ドスタのデスク、ドスタのディレクター、ドスタの編集マン、
元Gチャンのディレクター、そしてこの年初参戦のうちの会社の後輩ディレクター、13組での対決。

当時みのさんが土日の競馬開催時に開いていた競馬喫茶コア(神楽坂のスナックを間借り笑)でのドラフト会議でした。

まずはみのさん、2枠共に同じ馬の入札!絶対欲しかったんでしょうね。ほかには誰もこず無事はカーリングのリベルタスの獲得に成功します。
もう一方は当時これも推していたははマイケイティーズのプレイ!

どうしても欲しかったリベルタス
1位・プレイ指名

河崎さんは、1つ目で母エアグルーヴのグルヴェイグを、2つ目で母アドマイヤグルーヴのアドマイヤセプターをゲット。欲張りらしい取り方でした。

1位は母エアグルーヴのグルヴェイグ
1位は母アドマイヤグルーヴのアドマイヤセプター

そして、この年初参戦のうちの会社の後輩ディレクターは、ドリームジャーニーが大好きな馬。
ということで、前年ジャポニズムがせん馬になった暗黒もよくわからず(笑)単独で1位指名してきたのが、母オリエンタルアート。

ちなみにぼくは、3つのチームにテーマを持たせました。
1つ目には牡馬クラシック狙うチーム。2つ目は早だし軍団。3つ目は牝馬クラシック狙い軍団。
1つ目の牡馬クラシックは考え方を大きく変えました。つまり馬体がどうとか、ではなく、厩舎の黄金調教を施されている馬を取る、ということ。
つまり、その厩舎が勝ったG1馬や重賞馬がされていた調教の段階と同じ課程を歩んでいる馬を探す、というもの。
そうして選んだ
ヴァーゲンザイルをエースにして4280万、
ディープ産駒のヴィジャイが夏木立賞勝って2050万、
大好きな馬、ディープ産駒のコティリオンがマイルC勝って7380万、
コティリオンと同じくハーツ産駒のリフトザウイングスが2610万。
一定の成果を勝ち取りました。

牡馬クラシック狙うチーム

2つ目の早だしチームは
1位でブリーズアップで選んだエイシンオスマンが9000万、
ビワワールド、ファインセラ、アドマイヤジャパン以来のビワハイジの子ども指名したトーセンレーヴが3勝し、5930万ゲット。
なんとか凌ぎきりました。

早だし軍団

そして、かつて得意だった牝馬をもう一度見直した3つ目のチームは、
1位でさりげなく牡馬のユニバーサルバンクで6030万できただけではなく、ローレルゲレイロと似た過程を辿っていた、ゼフィランサス(今思えばディープボンドの母)をエースにして5640万、
トールポピーの全妹で同じ過程だったアヴェンチュラが2980万、
そして松田博厩舎でブエナみたいな流れで移動してきていた、タキオン産駒、レーヴディソールが3年ぶりのG1制覇となる阪神JFゲットして14700万獲得して復活といえるスランプ脱出を果たしました。

牝馬クラシック狙い軍団

しかし、こんなにも活躍したにもかかわらず、ぼくは3チーム合わせて-34186c。
みのさんは、-297017c!河崎さんは-102199c!皐月もダービーも3着したのに!なぜみんなこんな惨敗ぶりなのか。

それはおろかなぼくの後輩が生んだ事件でした。
新井というその男は、前半が終わって全馬がデビュー。1位の馬が新馬は勝ったものの、オープンで2着、重賞で10着して休養。
2位が9.5.10着、3位が6.7.5.9着。4位、5位が骨折、6位が4.7.7着、7位が年明け惨敗12.5.10着、9位が9.10.6着、10位が7.9着という状況。
これは後半絶望だと思うのは仕方ありません。でも前半終わって+4200c。そこまでへこんではいなかったんです。
年明けして1月が終わった頃、彼が担当していた番組から解雇されてしまいます。その時の彼の態度がよくなくて、会社を辞めていただきました。
その時、-8000cくらいだったんですが、もう参加したくない、と言われてしまいました。

仕事とPOGは別、と思ったんですが。仕方なくそのチームもぼくが引き受けることに。
これが運命の分岐点に。
とたんに8位のトーセンラーがきさらぎ賞を制覇してくれます。
1位でエースの馬も、シンザン記念2着、きさらぎ3着としてくれて、なんとかへこまずに戦えていたんです。
そんな時。

2011年3月11日。
日本を未曾有の大災害が襲います。東日本大震災です。

中山競馬場は競馬が開催することができなくなるほどの大被害。
クラシックトライアルのスプリングSも阪神競馬場で行われました。そこに競馬の神様が打出の小槌を鳴らします。

そう。ぼくが仕方なく引き受けたチームの1位でエースだったのは母オリエンタルアート、父はステイゴールド。名を、オルフェーヴルといいました。

スプリングSから突然圧勝。
東京で行われた皐月賞も圧勝。そして豪雨の中のダービーも圧勝。これエースだったんで、どえらいことになりました。気付いたら+761433c。
あまりにも大金だったのでレンタカーを借りて、ホテルを押さえて、新潟2歳S観戦ツアーに出かけました。楽しかったなあ。
とにかくとんでもない1年となりました。優勝は空位としました。

当時のPOG本

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