ユニバーサルデザインな文章のススメ
12月議会前&次年度予算でどこもかしこも多忙極まれりですね。
皆さんおつかれさまです。
今回は、レイアウトに配置する要素で大切な、文章の組み方をご紹介します。ちょっとした工夫で、グっと読みやすくなりますので、お試しあれでっす。
一行が長いと読みづらい
縦書きても横書きでも、一行が長かったり、行間が狭かったりすると、読んでいる途中で隣の行に目移りしたり、行末から次の行頭への移動がスムーズにできなくなってしまいます。
ディスレクシア(下記引用)や視覚過敏などの症状をもつ人には、文字が動いて見えるという症状が現れることがあり、一行が長すぎると読み進めることができなくなってしまいます。読みやすい行の長さと行間を意識して、文章を組むように気をつけないといけません。
漢字を減らせばいいかんじ
いい感じ~!漢字の多すぎる文章は、それだけで読みにくくなってしまいます。文章を理解する上で、読み手は漢字を読み飛ばすわけにはいかないので、重要ではない単語までいちいちしっかり読むことが要求されるからです、しかも、見た目も黒々しているので、圧迫感も生まれます。
重要な単語以外は積極的に漢字を避けるのがベストですね。といっても各課からの原稿には、漢字がひんぱんに使われています。
とくに「及び」とか「及び」とか「及び」とか!条例などの正式名称ではそのまま漢字を使用しますが、それ以外はひらがなにしています。
王寺町広報で気を付けている漢字のひらがな化
および(及び)
友だち(友達)
すべて(全て)
わけ(訳)
つながる(繋がる)
~のため(~の為)
しばらく(暫く)
さまざま(様々)
たとえば(例えば)
とくに(特に)
できる(出来る)
読みやすさ(読み易さ)
読みづらさ(読み辛さ)
などなど、とくに接続詞や副詞は基本、ひらがなにしています。
伝えたい人にとっての「やさしい日本語」
「やさしい日本語」とは「難しい表現を使わない」「ルビをふる」「文章を端的に書く」などが要素に挙げられる、外国人の減災を目的にまとめられた「外国人にわかりやすい日本語の表現」です。
はじまりは外国人向けでしたが、災害時だけではなく普段の生活や、子ども・障がいを持つ人にとっても理解しやすい手段として、さまざまな場所で活用されており、省庁や自治体によってはガイドラインを策定しているところもあります。
議会だよりリニューアル時に意識し、議員へ共有した考え方ですが、どれくらい漢字が読めるのか、難しい文章を理解できるのかは、受け手によって違います。伝えたい相手、今回は「中学生でもわかる議会」を念頭にしましたが、記事の内容や媒体によって、相手にとっての「やさしい日本語」とはどのようなものかを想像し、文章を組むように心がけたいですね。
まずは王寺町で「やさしい日本語」ガイドラインつくらな・・・!お互いがんばりましょー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?