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花がふってくるとおもう

今日からしばらく小規模多機能とサ高住の方々と
がっつり一緒の時間が増える

正確にいうと、緊急事態宣言で外へ行けなくなっている人対象に1日2回レクをやる係

現場は手一杯なんで、やれるかどうかの検証も兼ねて、一番時間に融通がきく(???)ケアマネがやろうという事である

久しぶりの現場にワクワク

保育、療育あがりの為、実はレクは大好物なのだ

とはいえ

あの頃の体力は既になく、相手は認知症高齢者集団

なかなか面白いし、手強い

午後の国語タイムの詩の音読では

「これの本質は何?」と聞いてくるやら、「意味わからない」と迷言が飛び交い

「ここに、私の思い、書いてもいい?」
「私は桜の花やと思う」
「なんで、こんなことするの?」
「お父さん、こわい」

カオスである


極めつけは、実家の母からのまさかの着信

目の前の光景と同じくらい自由な発言が

腕時計から響く

「ぃま、ひま〜?」

お母さん

あなたの娘は現役で、今日は月曜日の午後ですよ


とはいえ、優しく電話は中断し、仕事に戻り

落ち着いてから、折り返す

「美味しいウイロウもらったんよ、取りにくる?」

‥‥‥‥‥

さっき、音読した八木重吉の詩が浮かぶ

花がふってくるとおもう
花がふってくるとおもう

みんな私が暇だと思ってる

‥‥‥‥‥‥

花がふってくるとおもう

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