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競馬との出会い(後編)


宝くじと競馬を同じ土俵に上げるには申し訳なく思いますが
いっぽうで宝くじをまったくやらない人からしたら
どちらも同じギャンブルです。はい。


しかし、ギャンブル解説サイト?!などに書かれているように
競馬は宝くじよりも払い戻しがよいわけで
競馬熱がある人は、この理論をもって
「競馬は勝てる」「競馬はギャンブルじゃない→スポーツだ」などと
自論を語られるわけですね。はい。
(参考:競馬、競輪、競艇の還元率は約75%で、宝くじは約46%)


で・・・じゃあ、私はどうしたかといえば・・・
買いました!馬券を。
買ってしましました・・・。

大きな後悔を抱きつつも
チャンスを逃したいくない・・・という日本人の悪い癖がでて
「お付き合いだから・・・」という言い訳を自分に言い聞かせて
買ってしまったのです・・・。


~回想~

☆土曜日の夜☆
ああ、土曜日が終わってしまう。
明日は予定がないから、行こうと思えば馬券を買いに行ける。

(この時はインターネットで馬券が購入できるということを知りませんでした&もし当たった場合に情報が税務署に通知されたりして、何かあったら大変・・・という気持ちがありました。 注:もちろん、税金をごまかす、納税しないために・・・というわけではありませんよ。競馬はやってはいけない・・・という気持ちから、自分が競馬をした事実を把握されることに後ろめたさがあったのです。)


明日、馬券を買うべきか・・・
やめておくべきか・・・

買ってもよいのか・・・
(良心に従って)買ってはいけないのか・・・

もしハズレたら後悔しないか・・・
やっぱり後悔してしまうだろうか・・・


考えれば考えるほど思考停止状態になってしまうため
気持ちと落ち着かせるためにも寝よう・・・と
布団にもぐりこみました。


幸にも私はあまり不眠に困る人ではないため
さっきまでの悶々とした気持ちはどこへやら・・・
すやすやと就寝しました。


そして翌朝起きるなり、やはり心に引っ掛かるのは
馬券問題です。

もし馬券を買いに行くのであればレースの時間から逆算して
11時までには家を出ないといけない・・・。
だとすれば・・・と、思考をめぐらせます。


でも、今、冷静になって考えると
こういう状況の時は、「行く」んですよね。
少なくとも、行くことをシュミレーションしている時点で
「行きたい」という気持ちがかなり強くなっていて

行かない:行く=5:5ではなく
行かない:行く=2:8くらいになっていて
必死に「行く」という選択肢を取らないために
「行かない」ための理由を探しています。

「行く」ために車のスイッチをいれ、アクセルに足を乗せるだけではなくて
完全に気持ちは「行く」というアクセルを踏み込んでいます。
だから、行ってしまったのです。


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そわそわ、そわそわした気持ちがどんどん高まるのを抑えながら
馬券を買いに向かいます。


「今ならまだ引き返せる」「今ならまだ引き返せる」
「行ってみて気持ちが重たかったら帰ってこよう・・・」
そんな気持ちで歩いていました。


ちなみに、競馬場に行くのは遠かったのと
競馬場に行くのは抵抗が強かったので
馬券を買える場所(場外勝馬投票券発売所、以下WINS)
に行くことにしました。

競馬場に足を踏み入れたら、もう終わりだ・・・
みたいな気持ちがありました。
(今でもありますけどね・・・)


WINSにつきました。
たくさんの警備員の方がいたので
そんな雰囲気はみせないものの
とてもおどおどしていました。
(おどおどしていたら、怪しまれて目を付けられると思っていたので平静を装っていました。「初心者ですが少なくとも、2、3回は来たことがありますよ・・・」みたいな感じで)


思いのほか混雑はしておらず、こぎれいな場所だったので
すこしだけホットしました。
また、案内してくれる人など、女性の姿が多く目についたことも
緊張をほぐしてくれました。


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さて、ぐるーっと周りを見渡してみましたが
当然、競馬の初心者娘が1人でWINSに来るなんてありません。
もし私のような小娘が来るとすれば、だれか友達や競馬慣れした
オジサマなどに連れてきていただくのが普通でありましょう。



さてさて、一刻も早く馬券を買って帰りたい・・・
という気持ちだったのですが
どうやって馬券を買ってよいのか分かりません・・・。
適当に買って間違った買い方をしていたら・・・と思っても
投票用紙はもちろん、発券機?マシン??の使い方もよくわかりません。

事前にJRAのHPで馬券の種類は勉強して
買うべき内容をメモをしてきましたが
それをどう買ってよいのか分かりません・・・。

どうしようかとオロオロしている雰囲気を悟られないように
周りを見渡すと、初心者の人に教えてくれる?場所がありました。
しかも、受付しているのは女性ばかり!で空いています。
(空いているというのは大事でして、隣の人に、あれこれ会話が漏れる心配がないからです。別に漏れてまずい話をするわけではないですが、とにかく誰かと接触しないかというのが心配だったのです)


手取り足取り、購入したい馬券の買い方を教えてもらって
購入することが出来ました。

30後半くらいの方でしたが
まだ研修中?だったようで
途中、ヘルプの先輩が様子を窺っています。
私の心の中は・・・
「あーーー。もう、大事にしないでさっさと終わらせて~。私を実験台にするのはやめてーーー。初心者同士がやり取りすることほど非効率で危険なことはないよ~。」

という気持ちでウズウズしながら、どこかソワソワていました。


そんなこんながあって、無事に馬券は買うことが出来ました。
ホットしていると、例のお局様から優しい忠告が。
「ほんとうはここまでやってあげられないから、次回からは券売機を使って買って下さいね。」

デジタルネイティブ世代なんだから機械使うことデキルでしょ?
と言わんばかりの無言の圧力。。。

「申し訳ございませんでした。ありがとうございました。」と
冷や汗をかきながら、WINSを後にするのでした。



さて、さて、WINSから帰ったあと、どうしたのでしょうかね・・・?


続く。

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