3日に1軒どこかのラブホが潰れている
減り続けるラブホテル
2016年にいわゆる「ラブホテル」としての届け出は、5,537軒あったものの、2022年には5,042軒と5年間で約500件減少している。(ラブホ届け出のお話は、別記事参照)すなわち、100軒/年、およそ3日に1軒、日本のどこかでラブホが廃業している計算となる。この傾向はラブホテルのみならず、ソープランドやヘルスなど店舗型風俗関連すべてに当てはまる。業界全体もこの5年間でおよそ8%店舗が減少した。(一方で無店舗型は増加している。このお話はまた別記事で)
ラブホテルはオワコンなのか?
減少し続ける軒数を眺めていると、ラブホテルがオワコン化しているとも考えられる。現在のラブホの多くは、1970年~80年代にブーム的に建設され、2010年以降、設備の老朽化を迎え建て替え時期を迎えている。その節目に、コロナ禍の影響や地方都市の人口減が重なり、廃業を決めたラブホテルは少なくない。
他方、ラブホの空間価値は再認識(昭和レトロや女子会、オフ会会場としての価値)されたり、そもそも人間の性欲は衰えを知らない(むしろ…)ゆえ、デジタルに代替されない盤石な需要を下支えに有していたりと、ラブホ産業の将来は決して斜陽ではない。(むしろ世の中のコンプラが厳しくなるほど、反作用的に需要が高まるのではないかと推察してます。)そんな産業を少々アカデミックな観点から掘り下げて、盛り上げていきたいと考えている。
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