「最上の船頭」
毎年、日本作詞大賞のオンエアを楽しみにしています。
2019年の大賞曲はこちら。
やっぱり氷川さんは実力もさることながら、かなり強運の持ち主。
すごいです。早速、歌詞を研究してみます。
若き男女の逃げるような恋に、船頭が一緒になって加担する光景が目に浮かび、ますます切なさを呼び起こします。
「最上の船頭」
作詩:松岡 弘一
歌手:氷川 きよし
「船がでるぞォ~」
船頭さんが 呼んでいる
五月雨速い 最上川
うしろ気にする 二人連れ
あわてて乗り込み 揺れる船
お千十六 弥助は二十歳
追手がこわい二人です
「その船待てェ~」
誰かが岸で怒鳴ってる
五月雨速い 最上川
両手合わせる 二人連れ
船頭なにやら 思案顔
お千箱入り 弥助は手代
すべてを捨てた船出です
「船が行くよォ~」
鳥追い女 唄ってる
五月雨速い 最上川
呉越同舟うなずいて
船頭船足 速めたよ
お千笑顔で 弥助は涙
明日は波の彼方です
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