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インフラ整備と産業化

インフラが整備されることで産業化も進む

途上国の多くが一次産業に頼っている

現在、途上国の経済は、一次産業が中心です。

一次産業とは、農産物や魚類を収穫後に加工せずそのまま販売することで、国連貿易開発会議(UNCTAD)によると特にサハラ以南のアフリカ地域では9割が一次産業に頼った経済体系です。

また国連広報センターの「事実と数字」によれば、途上国の国内で加工される農産物(=二次産業)は、わずか30%にすぎず、この割合が98%である先進国と比べると、大きな差があることがわかります。

この一次産業に頼った経済体系だと、天候によって収穫量が左右されたり、先述した交通アクセスが未成熟であることから収穫物を腐らせてしまい、販売できないなどデメリットが多くあり、収入が不安定になることが考えられます。 
 二次産業の展開で生活の安定が期待される

そんな中インフラが整備され、水や電気が普及すれば収穫した農作物や魚類を加工する環境が整い、これまで腐らせていた収穫物の保存ができるようになったり、加工品の販売という新たな市場の開拓にもつながります。

一定の収入の見通しがつくようになる、新たな雇用の創出も期待できるなどといったメリットも考えられます。

このようにインフラの整備は、一時的な支援とは異なり、長期的な繁栄を目指すことができるのです。

とはいえ、インフラが整備されても加工技術などを教える仕組みがなければ二次産業の発展は望めません。

教育システムの検討も必要になることを忘れてはいけません。
引用元::https://ethicame.com/shop/information/SDGs29#7

1つよければ1つよしではなく、全体像を描いて国を発展させていく必要があると感じました。