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甲斐犬のカイ

動物病院での待ち時間。

我が家にはたくさんの動物達がいます。

私にとって動物との暮らしはとても幸せな時間です。
私にとって初めての犬との暮らしを経験させてくれているのが、甲斐犬のカイくん。
現在15歳になるところ。
もう、れっきとしたお爺さんです😌

カイは亡くなった主人が一目惚れしてお迎えした犬で、小熊のようにまるまるとした赤ちゃんのカイは本当に可愛い子だったのを今でもよく覚えています。
そして、小さい頃はそれなりにはやんちゃで脱走してみたり、はしゃいでみたり、穏やかだけど、元気なイケメンくんでした。

そのカイも今は歩くことも出来なくなり、今夜はご飯もお水も摂ろうとしてくれなくなってしまった為、急遽病院に連れて来ました。
そして、現在検査中…
今は、夜間の救急の動物病院もあってくれて本当にありがたいなぁと思います。

カイは、40度以上の熱があるようで、ある程度の検査をしてもらうことにしました。
間違いなく、そう遠くない間にきっとカイは虹の橋を渡ってしまうであろうことは、覚悟をしなければならないことはわかっています。
生き物の延命治療についても、私は積極的かと聞かれれば違うのかもしれません。
それでも、1日でも長く穏やかに一緒に過ごしたいとは思っています。
生き物は生まれた時から死に向かって歩いているのだと私は思うのです。
それは人間も等しく同じだと思っています。
その与えられた命の中で、どんな風に生きるのかが大切なのではないかと思うのです。

優しくておおらかで我が家の子供達にも動物達にも人気者のカイさん。
動物から教わる事はたくさんあります。

こうやって年老いていくカイを見ていると、命の尊さや儚さを改めて感じます。
あっという間に一緒に過ごせる時間は過ぎていってしまうのだと感じずにはいられません。
そして、動物はきちんと自分の命を全うしようとします。
だからこそ、我が家に来て良かったと幸せだったと感じてもらえていたら良いなぁと思ってしまうのです。

主人が亡くなってからしばらくの間、カイは主人の仏壇の前にずっといました。
何故かそこを一生懸命に掘ろうとしていました。
きっとカイもパパが居なくなって淋しかったんだと思います。
私が具合が悪い時はずっとそばに静かにしてくれました。
動物は本当に健気で純粋ですよね。
あの子の命の明かりが消えるその日まで、今度は私達がカイのそばにいるからね。
安心してゆっくり過ごそうね。

動物達と一緒に暮らすという事は幸せな時間と共に必ず別れの日はやって来ます。
お互いが出会えて良かったと、一緒に過ごせて良かったと思ってもらえるように大切に過ごしていきたいですよね。

そんな事を病院で待ちながら思う私の独り言でした。

とりあえず、カイは点滴をしてもらってお薬を打ってもらって今夜は帰ることになりました🍀

最後までお読み頂きありがとうございました。

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