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裏方の鑑

昨日はこちらのライブで進行やってました。

私、スーパーライブ毎月のように買って見てたんよ。その芸人さんのライブの裏方に入ってることが信じられなくて、しみじみ(YCAって夢あるなぁ)と思ったよ。

この業界の常なんだけど、こういう仕事の募集って急なんだよね。本業と子育てのある私には、YCA在学中から無縁だと思ってた。
でも今回ばかりは絶対にやりたかった。
だってキングオブコント決勝の常連よ。コント師のトップに関われる機会なんて、そうそうあるもんじゃない。
(前日に「ちょっと急用出来たんで明日休んでいいですか?」「いいよ。」と二つ返事で許可してくれた上司には感謝しかない。仕事で恩返ししなければ。)

あとは、単純にコントの裏方がやってみたかった。しかも規模。
YCA在学中から、漫才の裏方をやることは多かったものの、コントの裏方はやったことがなかった。
在学中の1番大きいイベントである学祭も全組漫才だったし。
まぁ、それだけコントを作ることが大変ってことなんだけどね。
正直、漫才は裏方的にはカロリーがだいぶ低い。出囃子・下げ囃子を流すのと暗転明転だけ。ネタが始まってしまえば、「ありがとうございました」までやることがない。私みたいな素人に毛が生えたレベルでもなんとかなる。

今回実際進行に入ってとても勉強になった。
昨日がツアーファイナルだったので、他のスタッフの方はもう慣れたもの。舞台の設置からリハ、本番まで流れるように進む。

コントは裏方も一緒に作り上げる。板の上の芸人さんはもちろん、音響、照明、進行どれか1つでもミスしたらそれだけでウケが減ったり、ウケなくなってしまったり、誰のミスも許されない世界。
本当にワンチームで作り上げてるんだと、初めて実感した。
特に進行。私なんか言われたことをこなすだけで精一杯。思ってた以上に、暗転中の舞台は暗くて見にくいし、バミリがたくさんありすぎて一瞬迷う。
それに比べてベテランの方は落ち着いて1つ1つの作業を確実にこなしていく。
ネタ中も常に上手から下手まで動き回っている。1本のネタ中に転換もあるし、着替えも何回もする。小道具も多いので、1つでもどこかに行ってしまったらネタが成立しなくなる。次のネタで使う小道具をどういう順番で袖に置いておくか、はけてきた小道具をどこに置いておけばスムーズか、頭と体をフルに回転させていた。

もうね、すごいを通り越して感動して泣きそうになった。自分もいつかこんな風に無駄のない動きができるようになるのかな。
とりあえず経験を積むしかないよね。

撤収作業は少しでも取り返すため、頑張って大きくて重いもの運んだよ。漫才みたいにサンパチ片付けて終わりじゃないんだよね。久々力仕事したわ。

本当に素晴らしい経験をさせてもらった。今後自分がコントライブをやるとき生かせるように、忘れないようにしないと。

とりあえずLEDライト買ってこよう。

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