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【観劇記録】劇団四季WICKED 11/18

ついに7年ぶりにWICKEDを観劇!
東京で観るのは10年ぶり!
ワクワクしすぎて数日前から浮き足立っていました。

さぁ、さっそく感想を語っていきましょう。
ちなみに・・・この日のキャスティングはこのとおりです。

2023.11.18 ソワレ


今回はキャストごと感想を語っていきたいと思います。
Let's Go!!



○三井エルフィ

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登場から既に溢れ出るピュア感。
肌の色の違いで昔から冷たい目に晒されて来ただろうに、それをあまり気にしていない純粋さが新鮮。「これが私。なんでみんなビックリしてるの?」と言わんばかりのピュアさ。
そのせいもあってか、大嫌いのナンバー中もそこまでグリンダを毛嫌いしてる感じがなく「この2人仲良くなれそう」という雰囲気が既に出ていた。
ポピュラーの場面も 凄く楽しそうで表情もにこやか。
三井エルフィー可愛いすぎるーー!!
そんなエルフィーが、橋の下でフィエロへの思いを歌う場面が三井さんは圧巻で、今までウィキッドを2回観てきているけどあの場面で涙が出たのは初めてでした。片思いソングの表現の仕方が三井さんはうますぎる。ジャスミンやエルサ役で拝見したことがあるけど、やっぱ陰のお芝居が上手な人だなーと思いました。

歌唱で言えば、全体的にもう少し声量が欲しいなぁと思ったけど、1幕ラストのDGでは「邪魔などさせない」の凄みがすばらしくて あそこをしっかり歌い上げてくれたのは嬉しかった。

あと三井さんポイント!
ラスト、ドロシーに水をかけられる場面
直前にカーテンを締めながらグリンダに向かってシーと人差し指を口元に置く表情が凄くにこやかで胸にグサっと刺さった。あんなに美しくて穏やかな表情をグリンダに向けて消えていくエルファバ、切なすぎる。
そしてあれが2人の最期…と思うと号泣でした。
でもさ、カテコでは2人が手をつなぎ
とびっきりの笑顔で出てくるからそれを見てまた泣けるんだよね笑
繊細で優しくて、悪になりきれない・・・
三井さんのエルファバは陰の雰囲気が輝くそんなエルファバでした。


○中山グリンダ


この投稿は私の観劇備忘録なので
マイナスポイントもガンガン書いてしまうけれど、
中山グリンダは歌が上手いけれど母音法がかなり強くて
私の耳との相性はあまり・・・でした。
あと正直、1幕はもっとハチャメチャを期待してた。ウィキッドのコメディ担当はグリンダだし グリンダが飛び跳ねるほどエルファバとの対比が浮き彫りになるとおもってて。なので、もっと振り切ってもいいのかなと思った。

でも、二幕のお芝居がすごく良かった。
2幕のグリンダってあんなに辛い立場だったっけ?と思うくらい惨めで無力。過去2回の観劇では、あまりグリンダという役に感情移入したことが無かったんだけど今回はものすごく感情移入して見てしまった。
エルフィーの為、オズに残り エルフィーのかわりにオズの国をおさめるグリンダ。魔力もなければ、愛するフィエロも自分に気持ちはなくただ横に居るだけ。だれも私を愛してくれない。
唯一、心を許した友とは疎遠。自分が彼女のために頑張らなくては。
2幕はそんなグリンダの成長を強く感じられました。
モリブル先生に「いいこと、よくお聞きなさいお嬢ちゃん。
あんたは幸せそうににっこり笑って手を振っていればいいのよ、それしか才能がないんだから」って言われた時の困惑と絶望が滲んだ表情。中山さん、細かい感情の機微を演じるのがめちゃくちゃ上手くて、多分一幕のコメディ寄りのお芝居より、三井さん同様 二幕の影のある芝居の方が得意な人なんだろうなと感じた。二幕の中山さんがほんと好きだったから、あとはお歌を磨いてくれー笑

○カイサーフィエロ

ビジュアル大優勝!!以上!笑

あと、ハーフの方ということもあり
所々セリフがカタコトっぽくなるのが良かった👏
エルファバとのナンバー、
親指でエルファバのほっぺをスリスリするのやめてもらえます?
あれ、かっこよすぎる。ときめいた笑


○若奈ネッサ

1幕は可愛いかわいい妹のネッサなのに
2幕、総督になったネッサは
一幕の可愛さがかけらも無くなるほど豹変していて
怖ささえ感じられた。あれは怪演。あっぱれでした。
まりえちゃんて マジョリン・マンマのリサ、
そしてリトマのアリエル・・・・と可愛い役しか見たことがなかったので余計に2幕の豹変ぶりに驚いたかな。若奈ネッサはお父様の期待を裏切らないように小さい頃から一生懸命優等生を演じてきた感じがして、心のどこかに「この足さえ普通の人と同じなら私だってグリンダみたいになれたのに」「そしたらボックは必ず私を好きになってくれた」て思いが垣間見れて切なかった。私から見たらお父様は毒親だよ。ネッサはネッサらしく生きればよかったのに、総督の立場なんて蹴ってしまえば良かったのに。そう思わずにはいられないネッサでした。


○八重沢モリブル・飯野オズ陛下


安定の2人。10年経ってもお2人のモリブル先生とオズ陛下を見られて嬉しかったな。特に八重沢さんの「いいかい、よくお聞きなさいお嬢ちゃん」が本当に怖くて、でもそれがウィキッドの世界観により深みを出していました。この先もウィキッドの物語におふたりがいて下さりますように。




最後に・・・


ドラゴン時計が時を刻む姿
舞台を縦横無尽に飛び跳ねるサル達
ウィキッドにしかない照明色の美しさ
楽曲のキャッチーさと迫力
素晴らしい歌唱の数々
オズの魔法使いへの伏線
エルファバの出自にかかわる伏線
友情と三角関係の恋
ラスト、言葉をしゃべるようになったチステリー

挙げたらキリがないほど ウィキッドは
大好きなポイントが詰まっていて 本当に大好きです。

12/9にもウィキッドを観劇したのでそちらの感想も
次回まとめていこうと思います。

お付き合いありがとうございました。

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