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冷汗と頻脈

Bさんの調子が悪いと介護士さんからコールがありました。
    症状は頻脈、冷汗、胸の痛み
心電図をとったけど、怪しい波形はなし。
そうこうしているうちに顔色が戻ってきました。

暑かったし、脱水気味だったのかもね。
なんて話した15分後に急変。

全身真っ白で、声かけに応じても、すぐに眼を閉じてしまいます。
頻脈は弱まり、徐脈になってきた。
救護要請して、Bさんの元へ。
特養は病院ではないから、できることは少ない。
AEDの用意。
パルスオキシメータをつける。
脈が触れなくなった→AED装着。
ベッドだと下が柔らかいので、マットを敷いた床に移動。
胸骨圧迫と大声で呼び起こし。

胸骨圧迫に反応して、SPO2と心拍が戻ってきた。

パンツをオムツに替える。
前開きのパジャマに替える。
救急隊到着。
酸素吸入すると、SPO2が80代から正常値へ戻ってきました。
そして搬送。
幸い早くに病院が見つかり、すぐに治療してもらうことができたよう。
心筋梗塞でした。
更衣した時、Bさんが着ていた肌着は汗でびちゃびちゃでした。
   
  冷汗、頻脈、活気の低下、SPO2の低下は心疾患を疑え。
が、今日の学びとなりました。

AEDの設置場所を覚えておくことは大事。
AEDを装着する前の大事な確認事項は、
意識がしっかりある→つけてはいけない。
意識がない時は、迷わず装着する。
AEDの機能は
①心電図を取り解析する。
②心室細動や心停止で除細動の必要性の有無を診断する。
③除細動するための電気ショックを与える。

   AEDに意識の有無と呼吸の有無は確認できないから、傍についている人が確認する必要がある。
   だからAEDの音声が指示として
「胸骨圧迫を続けてください」
「人工呼吸を続けてください」
と流れても、途中で意識が戻ってきたら、どちらもしなくて良い。
でも、救急隊が到着するまでは外さない。
覚え書きとして。







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