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2020年8月 水瓶座の満月

この文章は、4日満月の日に書き始めましたが、途中でデータを飛ばしてしまい、書き加えたものです。お天気や時制に多少ズレがあるかもしれませんが、ご容赦ください。

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8月に入り、暑い日が続くようになりました。空には、燦々と明るい月がかかっています。みなさん、お元気ですか。

では、いつも通りに、この月と月の間で起こったニュースをいくつかから。

まずは世界

香港では、9月に行われるはずだった香港特別行政区の議員選挙が1年間延期されました。コロナウイルス感染を懸念しているという表向きの理由ですが、中国政府に対して反感の強い中、今、選挙を行うと、中国圧政反対派が勝つ可能性がある、というのが本当のところだろう、というのが大方の見方。中国は徹底して香港を支配したいようです。

中国は、香港だけではなく、インドや日本(尖閣諸島周りに現れたり、日本海領域に入ってきたり)にも力を示そうとしています。

その一方で、アメリカやイギリスをはじめとした欧米諸国は、中国への制裁をしようとしています。そして、日本にも中国バッシングに参加するように圧力をかけています。

アメリカは、日本にも中国資本企業との取引をやめるように通達してきていますが、国内では、マイクロソフト社にも圧力をかけ、日本でも人気の中国資本のTikTokとの取引をやめるように通告したのですが、マイクロソフト社はそれを断り、取引を続けることを主張。結果として、トランプ政権側の負けとなりました。

それから、非常に面白い記事をNYタイムズの記事で見つけました。(7月25日付)

欧米各国が中国とにらみ合いをやっている間、日本だけは、中国と当たらず障らずの関係性を続けようとしている、という記事です。日本の外交は全体的に当たらず障らず外交ですが、今回もそれを続けている様子です。わたしは個人的に、この記事は非常に興味深いと思いました。

国内では随分叩かれている安倍政権ですが、日本政府として安倍首相は7年ぶりに中国に正式訪問していて、中国首相を日本にも招いています。(情勢下でまだ来れてはいない)また、北朝鮮と中国を対岸にしている日本に、アメリカは、国防のためにアメリカ製のミサイルを買って設置するように(多分、日本海側か戦艦に)提案したけれど、日本は設置しない方向性で決定した、ともありました。

欧米諸国からしたら、態度の悪い奴らがいるんだから身を守るために武器をちらつかせるのは当然だろう、と思うのかもしれませんが、日本が最新型のミサイルを中国と朝鮮半島に向けて設置したら、中国や朝鮮を挑発していると取られるのは目に見えています。しかも、日中、日朝は、侵略の暗い過去もあるため、その辺りは非常に繊細な問題なので、日本政府も慎重な態度をとっているのでしょう。そんなことをしたら、国内外が騒いでコロナウイルス対策どころではなくなることでしょう。けれどわたしは、ミサイル設置取りやめのことをタイムズ紙で読むまで知りませんでした。

そして、改めて日本の地理的条件を思ったのです。西側に朝鮮半島と中国、北西にロシア、そして太平洋をはさんでアメリカ大陸のある島国。

日本はそろそろ自国の立場を明確にする時代に入ってきているのかもしれないな、と思いました。この話しの関連は「水瓶座のメッセージ」に書きます。

ワクチンの利権争いも続いています。インドもワクチン開発に力をいれているという情報も入っています。

そして、権力者や企業家たちが、権力や利権を巡って国同士の争いや、ワクチン開発に明け暮れている間に、すでに病気の人たちや弱者が追い詰められているという側面もあります。例えば、COVID19の蔓延で、AIDS患者や肺炎の患者は毎年100万人単位で亡くなっているのですが、彼らへのケアが手薄になり、十分な治療を受けられなくなっているということです。

日本でもCOVID19がこれ以上広がると、一般病棟の患者たち、COVID-19 以外の疾患を抱えている人たちにしわ寄せが行くことが予想されます。詳しい内容については、また、ブログにでも機会を設けて書きたいと思います。

最後にもう一つ、アメリカのお話し。アメリカで、平和的デモをしている人たちに、アメリカ連邦政府が暴力的な対応をしてきていることは、これまでにもお話ししてきました。それに対抗して、市民がやったことが、ちょっと面白かったのです。

なんと、催眠ガスやゴム銃弾を市民に向ける警察官たちに対して、市民たちが英語でいうLeaf Blowerという、機械で対抗し始めたのです。秋になると大量の落ち葉が落ちるアメリカ北部では、Leaf Blowerという、葉っぱを吹き飛ばして掃除する機械があるのですが、それを警察官たちに当てているというのです。ガスも銃弾も出さず、出すのは風。なんて、星の動きにも合っていて、非暴力的で、面白くて、合理的なんだろうと思いました。

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こうやって風を当てて、葉っぱをひとところに集めて庭や公園や道路を掃除する機械。写真:troybilt.comより。

そうして、前回の記事で書いたポートランド市の若者たちが連邦秘密警察官たちに連行されていることに対しては、ポートランド市の子供を持つ母親たちが、平和デモをしているそうです。

星の動きは、これまでの予想通り、緊張度をますます増しています。今年は、権力側と市民側の間の緊張が続き、権力者への不信と抗議のうねりが大きくなり、それに比例するように権力者側が力を手放したがらない、という星の位置が続きます。そして、夏を迎えて、それが顕著になってきています。また、そんな世界情勢の中で、国内は大荒れの様子を見せながらも、世界的には中立をなんとか保とうとしている日本の姿も見えてきたこの月でした。(日本は、平和主義の水瓶座の国。実は、日本のパスポート=旅券は、世界でも最強と言えるほど強いパスポートなのです。)

そして、日本国内では・・

前回の新月の翌日にGo Toトラベルが、東京都民と東京だけを外した、ほぼ無理やりな形で実施が始まりましたが、特に印象に残ったのは3つのニュースでした。まず、ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者が、委託自殺したこと。次に、これまで政府に認定されてこなかった広島の被爆者たちが、改めて認定されたこと。そして、老人介護施設でドーナッツを食べてなくなった患者の責任問題について。この3つが際立って印象的でした。

コロナ感染者が増えていることも大きなニュースの一つですが、正直のところ、このことは、前から予想されていて、ここでも何度も繰り返しお伝えしていることなので、印象としては強くはないのですが、これからいよいよ本番だというのを感じています。そして、人の意識が不安定になるのが心配されます。

まず、ALS患者の委託自殺ですが、痛ましい話しであると同時に、命とはないか、人間の尊厳とはなにか、そして、生きるとは何か、ということを考えさせられる話しでした。(→関連ブログ

そして、以前本で読んだ、難病患者とある医療直感者の対話を思い出しました。

ある医療直感者(人を見たり、直接見なくても誕生日と名前を聞いただけで、その人の疾患を97%の割合で正確に当てるアメリカの女性)が、まだ若かくて、医療直感のプロとして働き始める前に、ほぼ全身が機能しておらず、車椅子生活をしている女性と出会ったそうです。その女性は、痛みもあり、肥満にもなっていて、見ているほうが辛いような状態だったそうです。呆然とみつめる直感者に、その女性が言ったそうです。

「ねぇ、あなた。どうして、わたしがこんな状態で生きていられるんだろう、って思ってるんでしょ?」

直感者は、頷くしかなかったそうです。そうしたら、女性はこう言ったそうです。

「そりゃ辛いわよ。けれど、死ぬまでは、生きなくちゃいけないから、生きるのよ。そして、日々の些細なことにも幸福を見つけて生きて行くしかない。なにが幸福で不幸かは、その人が決めるの。周りの同情心じゃない」

わたしは、京都の女性が死にたいと思った気持ちは理解できます。そして、それを悪だとは思わないません。善悪の問題ではないとも思います。ただ、わたしは幼い頃から生まれ変わりの記憶が複数あり、体験としてハッキリわかるので、生き方や死に方、そして、そのタイミングについては、よく考えた方が良いとは思います。けれど、死ぬことを選ぶことを単純に悪とは思いません。みなさんは、どうでしょうか。

今年は、命というものはなにか、死とはなにか、を考えるときでもあります。そして、これから8月、9月、10月、11月と過ごすうち、そのことをますます思うことでしょう。

次に、ドーナッツ事件ですが、老人の食事内容が変わっていたことを知らなかった老人介護施設の職員の一人が、ドーナッツを老人に渡し、老人はそれを食べて喉に詰まらせて亡くなり、その職員が検察に告訴されていたという話しでした。

職員は、老人の食事内容が変わっていたことを知らなかったため、無実と判決はおりました。そのこと自体は、よかったと思いますが、もっと、老人介護施設の現状を掘り下げることが、これから必要になってゆくだろうと思います。食べ物を渡す職員が、入居者の食事内容を知らないということ自体に、問題の深い影が射していると言えるでしょう。

それから最後に、広島の原爆被害者の話しですが、多くの人が、原爆被災者であることを認定されておらず、やっと認定が国から降りたという話でした。放射能の人々の健康への悪影響は、広い範囲におよび、しかも、何世代にも続くことが再認識されたと同時に、認定をもらえず苦労してきた人々がたくさんいたことが、わかったニュースでした。被爆者たちは、長い間、結婚、就職、住居、あらゆるところで差別も受けてきています。

放射能の恐ろしさと、その影響が明らかになったと同時に、政府に認定されないと、正式な「被爆者」にならないところは、市民と権力側との関係性をハッキリ表していたとも言えるでしょう。同時に、認定することで、国側も被曝者たちの状況を受け入れたということも表しています。

それから・・最後になりますが、身近なニュース。わたしの住んでいる小さな町が、地元のみで使える1万円分の金券を配布することになりました。町民を助けるだけでなく、地域経済の活性化をはかるのが目的だと思われます。群馬県で、すでに地域通貨ともいえるこのような取り組みは、5月から活発に行われているそうですが、中央集権ではなく、地域で独自のまつりごとを行う傾向は、この1年半の間高まることでしょう。(月のアクシスの移行による影響)

2020年の星は、老人問題が明らかになり、多くの人々が向こうの世界へと旅立ち、権力者と市民の間の葛藤、過去との決別とやりなおし、死と再生が大きなテーマになっています。今月も、全体の動きとしてはこれまでとあまり変わらないけれど、傾向が強くなっているという様子です。世界的にもアクシデントは増えていますが、内容はほとんどずっと同じです。これから年末までどうなるのか、少し恐ろしいようでもあり、同時に、非常に興味深いものでもあります。

さて、そんな中の今回の月は・・

ショッキング、という言葉が当てはまる月です。

月が、自由、博愛、革命、そしてこれからの時代を表す水瓶座にいて、誇り高き獅子座の太陽に照らされています。そしてその二つの星が、稲妻のようなショックを起こす天王星と緊張度の高い角度にあります。突然の変化や、突風や、足元から掬われるような、息を呑むような出来事が起こる可能性が大きい星の位置です。(これを書いている間に、中東のレバノンの首都ベイルートで、政府の管理していた爆発物が多く収納されていた倉庫で大爆発しが起こり、数千人の負傷者と、何十人もの死者が出ているというニュースがタイムズ紙より入ってきました。威力の強い星の位置です)

人によっては、すごく刺激的で、よいキッカケや、インスピレーションの湧く月であり、解放され、とてもクリエイティブな気持ちになるとき。また、人によっては、恐怖、苛立ち、怒り、ストレスを感じるときです。思うように物事が進まず、フラストレーションを感じる人もいることでしょう。

水星や火星も、緊張度の高い位置にあり、これまで超えられなかったハードルを超える人、壁を突き抜ける人、大きく飛躍する人が出る中で、葛藤と苛立ちや不安と恐怖に振り回される人も出るときです。

個人レベルでも社会レベルでも同じです。

人によっては、興奮状態になり、よく眠れなかったり、落ち着かなくなる人も出ることでしょう。特に、満月前後は。

春からずっと「今起こす行動が、夏以降に答えとなって現れる」と言い続けてきましたが、春に蒔いたタネが結果を出し始める時です。良いタネの場合もあれば、悪いタネの場合もあるでしょう。

世界的には、争いをしていた国は、争いがエスカレートしている傾向にあり、支配の力を強めている国はますます強めていて、それぞれ、それに対する結果も出てきています。

今回の水瓶座の満月は、ちょうど今年の初めにどんなことを思い、その後どのように行動してきたかを振り返ると良いときです。2月の旧正月が水瓶座の新月ですが、まだその頃はそれほどコロナウイルスの脅威は認識されておらず、武漢から世界にも広まっていない頃でした。そのため、みんな、どこかで「パンデミックに本当になるのかな」と思いながらも、通常運転で過ごしていて、いつも通りの年始の願いや計画を立てていたことでしょう。

年頭にあなたが願っていたこと、年間の計画、なんだったかを思い出し、それがどのように変わっているか変わっていないか、気持ちにどんな変化があったか、振り返ると良いときです。そして、年頭の願いはかなっているのか、願い自体を捨てた方が良いのか、叶えるためにはどうしたらいいのか、などを考えると良いでしょう。ここでの思いと、これからの行動が、12月から1月にかけて結果となって現れます。特に、この月は、自分の姿、身の回りで起こっていること、目をそらさずに見つめることが重要なポイントとなります。

では、今回の満月のまとめです

イライラする人が出 てくる強烈な星があります。なにかやりたいのに、自分で前に一歩出た足を、反対の足で踏んでおさえてしまうような、向かい風が強いような、気持ちばかりが焦って感情的に落ち着かない・・自分のケアをして、深呼吸して過ごすようにしよう
その一方で、ワクワクドキドキ楽しくなる星、クリエイティブなエネルギーで満ちている星、斬新なアイデアを思いつく星あり。前に勧める人は進もう!
ここまで努力してきたことが成果を表し始め、行動力も増し、殻を破ってどんどん前に進み始める星あります
癒しのエネルギーの星あり。自信を失っていた人が自信を回復したり、誇りを取り戻せる星
言いたいことがたくさんあるのに、いざ言おうとする言葉が出なくなったり、逆に、相手に言い募ってしまったり、事実をふくらませて大袈裟に言ってしまったりする星あり。要注意
情報の混乱と誤解の星あり。メディアや周りのいうことを鵜呑みにするより、情報源を調べ、多方面から情報を集めよう。そして、ものごとを決めつけないようにしよう
とらわれていた思い込み、習慣、先入観、さまざまなものから解放される星あり。勇気を出して、自分にとっても周りにとってもよくない考え方などは、ポイっと捨てよう。そして、新しい自分に「こんにちは」しよう
過去を捨てられない、捨てるのを怖がる星もあり。その星の影響を受ける人は無理しないようにして、なぜ怖いのか、なにを恐れているのか、捨てたくない理由はなんなのか・・自分の胸に手を当てて考えてみよう。大切なのは、自分から逃げないこと
口論、論争の星あり。口論し始めると、引けなくなったり、相手を徹底的に攻撃してくなる場合は、数歩離れて冷静さと客観性を取り戻そう。
冷静になれる星あり。混乱の状況の中でも、理性的に一歩引いて理解できる星。感情的になりそうになったら、この星の力を借りよう
とにかく落ち着かないエネルギー、変化のエネルギー、突発的なエネルギーに包まれる星の位置。これまでにも増して、健康に留意、自然と触れ合うこと、生活を安定させるよう努力しよう
突発的な事故にもあいやすい、起こしやすい、そして起こりやすい星あり、運転、歩行、自転車、運動・・全体的に気をつけよう
緊張度が高いと同時に、パワフルな癒しの星もあり。この波にのって、言えなかった傷や、過去の思い出をさようならしよう。少し勇気がいるかもしれないけれど、大きなチャンス
友達関係が変わる星があります。これまでの友人たちとは疎遠になったり、喧嘩別れしたり。恨みっこなしで、もう、友人でいられないと思う人とは距離を置くのも悪くないでしょう
慈愛しましょう。無理しないこと。けれど、勇気を出し、怠けすぎないことも大切。今、地上の人類は、未曾有のときを迎えようとしています

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2020年7月4日午前12時58分東京時間 水瓶座11度46分 満月

水瓶座の特徴:ユニーク、天才、変わり者、時代の先端、虹の向こう側、自由、博愛、人類愛、個性的、友人、仲間、テクノロジー、発明、ショック、IT、知性、スピード、風、協調性、独立精神、頑固、ひらめき、科学、革命、変化

水瓶座のポジティブな面:とても知性が高い、物事を見通す力がある、新しいものを作る、テクノロジーに強い、協調性が高いと同時に個性も大切にする、自由の責任をよく知っている、成熟した精神を持つ、友情に厚く約束を守る、仲間意識が高い、暴力を嫌う徹底した平和主義者

水瓶座のネガティブな面:一度思い込むとなかなか意見や主義を変えない頑固なところがある、知性は高いが地に足がついていないところがあり現実に疎い、人類愛は非常に強いが人間関係を疎う面がある、冷たいと思われてしまう、縛られるのを嫌がるため掴み所がないと思われてしまう、メランコリック(感傷的)なところがある

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水瓶座のメッセージ

日本という国は、ある時期から水瓶座の国となった。水瓶座は、技術力の高い、先見性のある、自由と博愛を尊重する星座である。これからの時代の星座であり、平等精神の元に、素晴らしい未来を築くだろうとも期待されている。

その一方で、思い込むと曲げることが難しく、技術力が高く仲間意識は高いが、その実、人間関係、特に個人的愛情関係にはそれほど明るくない一面も持っている。いつも水平線の向こうを見て、虹の向こうを歩き、互いに手を取り合って進むが、足元や隣の人をよく見ていないことが多い。

そんな国で生まれ育ち、そんな国を祖国とするものには、もしかすると、そのことが見えにくいかもしれない。

しかし、今度のパンデミックでよくわかったこともたくさんあるだろう。例えば、この国は技術大国として世界に通用している。アニメとテクノロジーと言えば、日本、と、多くの人が思っている。確かに、アニメはさまざまなジャンルのものが海外でも大人気で、世界をリードしている。また、技術面も同じだ。ビデオテープを開発したのも、CDを開発したのも日本だ。日本製の車は、世界でもその技術力と品質において世界でも群を抜いている。

とてもみずがめ座的だ。

ところが、アニメ業界で働いている人たちは、わずかな給料で、長時間労働を強いられている。やらないと生き残れないという実情があるからだ。しかし同時に、みんなでよいものを作りたいというとてもみずがめ座的な心情もある。そうして、ずっと長時間座ったままで、ろくなものも食べずに、画面を見続け、その質の高さで世界に名をはせる動画を描き出してゆく。しかし、誰かに放火されたら、逃げ場も逃げ道もないような建物で仕事をしていて、多くが死んだりもする。

また、技術力が高いというのに、一般市民がパソコンを持っている割合は世界の発展国の中で最下位だとも言われている。多くが、携帯やスマホを持っているが、パソコンを所有しておらず、所有していてもほとんど使えないだけでなく、メールアドレスとURLの違いさえ知らない人も少なからずいる。携帯会社の提供する読解難解なメールアドレスを、自分のメールアドレスを「知らない」人も少なくない。VPNがなにか、そして、それはなぜ必要であるか、クラウドは雲のように手に掴めないものではなく物理的に存在する色々な人々のデータが収められている巨体な共有メモリー貯蔵庫のようなものであることにも気づいていない。

技術力が高いのは一部の工学部を出たエンジニアたちだけであり、その恩恵は、会社と、他と比べると少しばかり待遇の良い社員だけで、一般市民にはほとんどない。

いわゆるG7の発展国と呼ばれる他の国々では、高校生にもなれば、パソコンのひとつは持っているか(アメリカでは90%以上の高校生が専用のパソコンを所有)、持っていなくても自由に操られるだけの力を持っているが、日本では、個人のパソコンを持っている生徒はほとんどいない。多くが、まともにタイプさえできない。タイプできなくても、就職したらできるようになればいいんじゃない、という親も多い。会社に教育をゆだねるつもりである。そして、会社で教わらなかったら、一生できないままの人も多い。ケータイの打ち込みが異常に早い日本の高校生たちに、タイピングを教えたら、きっと、すぐにものにできるだろうに。

そうして・・パンデミックが起こり、政府は、全国の学校を休校に、世界に先駆けていち早くしたが、明確な指針は表明されなかった。しかも、家庭にパソコンがない環境で育った教師たちには、リモート授業をできるだけのパソコン技術を持ったものが、ほとんど皆無であった。欧米の大人たちのように、自分の趣味や知性を高めるためにリモートで授業を受ける、という経験も時間も日本の教師たちはほとんど持たないのにも、原因の一つがある。または、電話で生徒たちを指導できるだけのコミュニケーション能力を持った教師も、それを支えることのできる教育システムもなく、教師たちを指導できる政治や技術もなかった。

そうして取り残されたのは誰か。

子供たちである。

未来を生きる、未来に大人になる、未来を形作ってゆく、子供たちである。

これは、典型的な水瓶座の負の症状である。

なぜなら、水瓶座は、技術や社会発展には関心はあるけれど、日常生活や、子供や、技術を理解しない人たちについては、あまり関心がないというよりは、理解力があまりないのだ。それが、みずがめ座は冷たいと言われるゆえんでもある。

そこを、成長させなくてはならない。水瓶座に必要なのは、遊び心、無邪気な気持つこと、日々の生活のことに関心を持つことである。自分たちが作ったものが、生活の中でどのように使われ、どんな風に貢献しているかを知れば、もっともっと発展し、豊かになることだろう。

人々は、生まれ育った国の星座に多かれ少なかれ影響を受ける。例えば、すぐお隣の国は韓国だが、韓国はみずがめ座とは反対のしし座の国である。表現力が豊かで、芸能に長け、情熱的な星座である。韓国文化に少しでも触れている人ならわかると思うが、彼らは、悲しいことがあるとアイゴー、アイゴーと大声で叫んで泣き、好きな人がいると、サランヘヨ~!(愛してる~!)と言う。

日本では、人前で泣くのはあまり良いこととはされず、愛情表現も控えめを超えて、ほとんどしない。そして、個人的感情より、全体の流れが優先される。むしろ、感情を表現すると、大げさだとか変な人、または、迷惑だと思われたりもする。対応の仕方がわからないのだろう。

アメリカ合衆国はかに座の国だが、かに座は家族や感情を大切にする。だから、大統領は国の父親で、大統領夫人は国のファーストレディで国民の母親だ。そして、大統領の子供たちはみんなの兄弟姉妹。ペットも、みんなのペットだ。だから、なにか行事があるたびに家族で人前に出るし、飛行機のタラップからも家族で降りてくる。そして、ニューヨークのキャリアウーマンもエリートマンも、6時には家に帰り、子供たちや夫婦で過ごす時間を大切にする。

日本では、公の場に首相の夫人がたま~に同伴することはあっても、家族そろってと言うことはない。一般市民においても、父親が夜中過ぎまで帰ってこないこともよくある。家族全員の時間なんて・・・ない家庭が多い。セックスレス夫婦も多い。

そんな日本で育った人たちは知っていたほうが良い。あなた方はみずがめ座の血が濃いことを。

そして、もっと、みずがめ座のポジティブな面を生かす必要があることを。

COVID19が猛威を振るい始めてから、感染者を恐れ、いじめ、のけ者にしてきているが、それは、みずがめ座の精神からは、かけ離れたものである。

みずがめ座は、みんなで助け合ったり、グループでなにかを成したり、一緒に行動はするが、みんなが「同じ」であることは、求めない星座である。自分と同じでない人や、病気のものを排除したりはしない。むしろ逆である。個性と違いを受け入れ、認める星座である。弱者に手を差し伸べる、博愛の星座である。

時代は動いている。古い時代のままでいると、国ごと沈んでしまうだろう。

同じものや、自分の思い通りになるものだけを求めるのは、無知でおろかなものがやることである。時代は現代であり、すでに未来のみずがめ座の時代へ突入し始めているのだ。しかも、この国は、みずがめ座の国であることを選んだ国である。

個を、まず、認めることだ。個を認めながら、互いに手を取るのだ。これは、みずがめ座の鉄則である。この世には、感染する人もいれば、しない人もいる。しかし、感染しようがしまいが、同じ人間だ。その手を離してはならない。もちろん、感染者の手を握ろと言っているのではないくらいは、わかっていると思うが・・愛情の手を離してはならない、個々だがみな命ある同じ人間だ。

そのパラドックスが理解できるくらいの成長をしなさい。みずがめ座は、見た目は若々しいが、子供の星じゃない。大人の星だ。老成した、成熟した、知性の高い星だ。

パンデミックが怖いのならば、そのウイルスの正体を科学的に解明する努力をしなさい。一つの見解や考え方にこだわらず、客観的証拠をつかむようにしなさい。ただ、噂や、メディアや、ネットに踊らされ、怖がり、誰かやどこかの国や何かに指を指すだけでは、発展がないだけでなく、荒廃があるのみだ。

冷静さを取り戻しなさい。

これから感染者数も増える可能性があるが、その場合、どうしたらいいのか。現実的に考えなさい。

仕事はあるのか。ホームドクターとの関係性は構築できているのか。経済状況はどうなのか。食べ物の確保はできているのか。いざとなったときに助け合える家族や仲間や近隣の人たちはいるのか。家は確保できているのか。もしロックダウンになったとしても、ある程度の運動のできる空間や、新鮮な空気を吸える環境はあるのか。夫婦関係はどうなっているのか。子供たちの教育や日々をサポートできる体制は家庭内や町や地域にあるのか。あなたの住んでいる地域の自治体は、どこまで信頼できる自治体で、何をやってもらえそうなのか、また、あなたは、なにを期待し必要とているのか。

冷静に、状況を見極めて行動しなさい。

地に足をつけて、現実的に。できることをしなさい。そして、なにより、自分の価値観がなにかを見極めなさい。何が自分にとって大切なのか。それは、だいたい、お金のルートをたどるとわかる。友達と時間を過ごすための飲食代にかけるひともいれば、音楽鑑賞や本にかける人もいれば、人に認められるために高い車や家を買う人もいる。何が、自分の価値観なのか・・それを、見極めることだ。

前々から言っているように、これからが本番だ。

そして、その上で、革命や変化を起こすようにしなさい。足元がぐらぐらしているのに、いきなり、新しい日常を作り出すことなんて無理だ。それだけでなく、不安があればあるほど、メディアにも振り回されやすくなるし、真偽も具体的なこともわからないまま、COVID19は中国が仕組んだことだとか、悪いのはCOVID19のウイルスだとか、政府だとか、感染者だとか、誰かや何かを悪者に仕立てて、言い募り、誹謗中傷し、倒したり殺すことで、自分を安定させようとしてしまう人間が生まれる。

政府に要求があるのなら、それなりの手順を踏んで、希望と要求を伝えればいい。選挙にもゆけばいい。本当にCOVID19を中国が仕組んだことかどうかは、今はわかりようがないことを知りなさい。こういう混乱のときは、正確な情報を得るのは難しいし、今は、地球全体が混乱のときにあるという現実を受け入れなさい。情報を多角的に収集し、結論を出さないことだ。しばらくは、どんな結論も出ないことだろう。

そして、わかりようもない事象や人のことはいいから、まず、自分のことを知りなさい。自分に必要なモノやことは何か。それがわからないと、必要なモノをそろえることもわからない。自分がわからないと、向かってゆきたい方向がどちらで、自分にとっての幸福がなんで、自分のやることやできることがなにかもわからなくなる。足元が安定しても、どちらに進んでいいかわからなくなる。安定させることだけに必死になり、それを護ることだけに意識が働いてしまうことだろう。そして、ただただ闇雲に周りに不満と苛立ちを持つことになるだろう。

考えるときだ。

もう、大きな木の陰で涼みながら前に進む時代も、お上や天や神が自動的にみんなを救ってくれると思い込む時代も、組織に属してさえいればなんとかなる、という時代も終わった。

もうわかっているはずだ。

政府も組織も、このような事態には脆弱なシステムしかもっていない。彼らには、指針がない。実際に、民意から離れている政治に頼ったところで、あなたの健康や生活が守れないのも知っただろう。このままだと医療体制にも頼ることが難しくなるだろう。

世界の一部では、HIVや結核患者たちの治療や対応がCOVID19におされて遅れをとり、悪影響が出てきている。日本でも、COVID19以外の疾患の患者にしわ寄せがゆく可能性がある。

人々は、自分で自分の健康をどこまで体制に頼らずに守ってゆけるか考えなくてはならないだろう。

しかしそれは、感染者を排除しようとすることではなく、自分自身を強くしたり、足元の安定をはかったりすることにある。

それを、みずがめ座はハッキリと指摘している。冷静に考えなさい。感染者を叩いて町から追い出すようなことをしているところが各地にあるようだが、それではあまりに幼稚で、無知すぎる。そんなことをしても、どこかにウイルスを押し込めることはできないのだ。第一、感染者に優しくできないような社会に未来はない。

ウイルスは単体では生き延びれない。動物や人のような生命体に乗り移って生き延びられる。幽霊のようなものだ。幽霊に人が乗り移られることがあるが、乗り移られた人に罵詈雑言を浴びせて追い出したら、幽霊が退治できるだろうか。できない。それと同じことだ。

自分の町から追い出して隣の町に行けばそれでいいのだろうか?その隣町の人たちはどうなのだ?それも、社会全体を見て前に進むみずがめ座の精神からも離れている。また、人はみんな一つだという精神からも外れている。

目を覚ましなさい。

人に優しくなれないものは、自分にも優しくなれない。優しくない人間ばかりが集まっても、破滅が起こるだけだ。追い出したものは、自分がいつか感染するのではないか、と恐怖にまみれることだろう。追い出したのだから、追い出される可能性が高いからだ。感染しても人に言えなくなってしまう。

この国が、みずがめ座の国と正式になったのは、それほど古いことではない。そのため、まだまだ慣れないところもあるだろう。しかし、みずがめ座の国の人々よ、みずがめ座の国で生まれた人々よ、目覚めなさい。

あなたの個性、あなたの知性、あなたの感性。

磨きなさい。

そして、本当の意味の「和」を目指しなさい。決まり通りにすること、前例に倣うこと、命令に従うことが和ではない。互いの違いを認め合いながら手を取り合って生きてゆくことが和である。

自分にないもの、到達できていないものを、標語にしたがるのが人間だが、日本では「和」を、やたらと口にする。

「和」がないからである。

これからは、真の「和」を目指すときだ。

人類は岐路に立っている。滅亡、管理社会、または、新しい平和な社会の構築、この3つのどれかを選択する三差路に立っている。

地球の温暖化は拍車をかけており、各地で起こる大火事にも影響を受けて北極の気温が観測史上初めての高温を記録し、氷も記録的な溶け方を今年はしているという。富や権力を持っている者や求める者たちは、これまで以上に争いをしている。貧しい者たちは、ますます追い詰められている。不安と恐怖を味方にできない者たちの中には、人や国に後ろ指をさしたり噂したり、誰彼構わず誹謗中傷する者たちが増大している。ワクチンの利権で争い、人類を管理しようとする動きもある。

しかし、この混乱と混とんと恐怖の中にも、滅亡や支配社会のほかに、もう一つの可能性がある。新しい、多様性に満ちた、繁栄社会の登場だ。そう、ポジティブなみずがめ座の社会である。

水瓶座は、発明やものを生み出すことにかけてはピカイチの能力を持つ。新しいシステム、新しいやり方、新しい国や組織のあり方を見つけ、導入し、構築してゆけば、スピード感をもって、繁栄への道を歩くことができるだろう。

平和主義で、人道主義、博愛主義で、誠実な星座である。非暴力主義でもあるため、競争社会を含めた戦争や格差、いじめや差別を撤廃し、平等な機会を与える、技術的に発展した、環境を守った平和な社会を作ってゆくことだろう。そこには、大国は存在しないだろう。たくさんのコミュニティの集合ができることだろう。

また、宇宙にも目を向け、すでに地上にいる他星人たちの存在も明らかにし、宇宙の中に存在する星人としての意識を高め、技術的に発展した他星から学ぶこともするだろう。また、地球がどれだけ美しく環境に恵まれた星であるかも認識し、環境を大切にすることにもなるだろう。

地球にはこれまで最低でも1000、もしかすると数千の文明が存在していたと新しい科学が証明し始めているが、その中には、あなた方が知っている文明技術よりずっと発達した文明があったことも証明され、そこから学ぶことにもなるだろう。人類のルーツもわかるだろう。個人個人の個性が尊重され、それぞれの幸福と能力が追求される世の中になることだろう。

精神社会を重んじるのも水瓶座である。アメリカ歴代の水瓶座の大統領たちの中には、占星術家や占いを信じていたものがいた。レーガン大統領には十二人の専任の占星術家がいたことは有名だが、古くはリンカーン大統領も精神社会を重んじていた。両者とも水瓶座の太陽を持っている。

今、アメリカでは空前の占星術ブームであるが、日本でも占星術はじわじわとこの10年ほどでで認知度を高めている。時代の動きを示していて、目に見えるものだけに力があるわけではないこと、地球は宇宙の一部であることに、人類が気付き始めていることをも表している。ポジティブな水瓶座の社会になれば、お金や物理社会だけを重視する社会ではなく、精神性も高まってゆくことだろう。

だから、目覚めなさい。今、目の前にある現実が未来永劫続くわけじゃない。今は、通過点だ。そして、それは、大きな大きな、そして重要な通過点でもある。

2020年を「闘いのとき」と以前言ったが、この闘いのエネルギーを生産的に使うものも出てくることだろう。クリエイティブなアーティストや発明家や科学者たちである。あなたも、日々の中で、クリエイティブに生きる努力をしなさい。有名無名は関係ない。大きいも小さいも関係ない。あなたの日常になにかを生み出すエネルギーを見出しなさい。

破滅への道を、地獄への道を歩きたくなかったら。ポジティブな新しいの時代への道を進みたいのなら。

みずがめ座のこの国は、その先頭を切って走る可能性も秘めている。

そうして、そのためには、まず、足元を固めなさい。

いくら周りで嵐が起ころうとも、雷が鳴ろうとも、自分の仕事、自分の経済、自分の家、自分の食べ物、生活の基盤の安定をはかりなさい。

そして、その上で、新しい明日への模索の道を歩き始めなさい。

みずがめ座は革命も表す。前の月で亡くなった俳優の三浦春馬さんは、みずがめ座に、闘いと希望の星を持っていた人だった。革命を求める星を持っていた。彼が、この月まで生き延びることがなかったのは残念だが、あなたは、まだ生きている。そしてあなたも、みずがめ座の国の子である。

しっかり足元を見て、食べて、寝て、学び、愛したら、そこから革命へと向かって、走り出しなさい。未来の光へと向かって。虹色と言われるみずがめ座の光へと向かって。

新しい仲間を見つけ、手を携え、一緒に駆け抜けなさい。

風のように。

この時代に生まれたものたちは、すべて、選ばれし者たちなのだから。

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7月も、サポートやメッセージをくださったみなさん、ありがとうございます。お返事ができていない方々も、追って差し上げます。みなさんの声が聴けることがとても嬉しいですし、感謝もしています。厳しい夏となりますが、みなさん、どうぞ、ご自愛ください。また、鑑定も引き続き行ってゆきますので、必要な方はどうぞ、ホームページのほうからお申し込みください。

写真上:今年初めて植えてみたハバネロ辛子。長雨でほったらかしになっていたのに、ちゃんんと実をつけてくれました。世界で一番辛いと言われているけれど、これ、ちょっとした甘味もあって美味しい。これで作りたいものがあるので、楽しみです。

もしここに書いてあることがあなたのこころに響いたなら、感じることがあったなら、ためになったなら、はたまた、よくわからないけど伝わってくるものがある、でも歓迎。下の「サポートをする」ボタンから喜捨してください。もしかすると、簡単に書いているように見えるかも知れません。でも、ここに書いてあるのは、これまでの長い間の占星術家としての訓練と、世情を見極めた上に時間をかけて書いたものです。ぽ~んと、あなたの気持ちをサポートと言う形でわたしのバスケットに投げてくれたら、笑顔でしっかりキャッチします。助かるし、嬉しいし、励みにもなります。

文・写真 by 目(さっか)



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