2020年3月10日 おとめ座の満月
みなさん、こんにちは。お天気が目まぐるしく変わる日々、そして、コロナ感染で世の中もざわついている日々、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、週予報と満月の話しの合併号とします。これから、基本的に新月と満月に記事を出し、途中で、なにかお知らせしたほうが良いと思う週や星の動きがあったら出すという形にしようかと思っています。よろしくお願いします。
さて、3月もすでに1週間以上が経ちましたが、もう、それはそれはたくさんのことが世界中で起こり続けています。
少し、これまでにお知らせした星の動きと、先週のできごとを読み合わせてさらってみましょう。
<世の中いろいろとありますが、家の中でじっとこもってばかりいると気持ちも体もエネルギー値が落ちる。昨日はゆっくり散歩。菜の花の中に立ち、かぐわしい香りと、その圧倒的な色に癒される>
まずは、コロナ菌。今週の満月をピークにどんどん広がり、月末までは勢いは衰えないだろうという星の予測でしたが、世界中をぐるぐる回り始め、イランでもアウトブレイクがあり、イランの刑務所で集団感染し感染が拡大する可能性があるため、囚人の一部が解放されたというニュースも入ってきています。また、美しい地中海の島、マルタ島や、ブータンでも感染者が現れたとか。そして、メディアをはじめとしたさまざまな情報に惑わされ、混乱と不安が渦巻いています。パニックになって買い物に走る人、ちょっとせき込んだだけで「コロナかも」と思う人、周りがみんな敵に見えてしまう人、実はすでにかかっていて周りに移しちゃうんじゃないかと心配になる人、極端には人類の人口が減ってしまうんじゃないかと心配する人・・続出しました。そして、そんな人々に追い打ちをかけるように繰り返し繰り返しコロナの話しばかりを持ち出すメディア・・星がすでに予測したように、病原菌はもとより不安菌も感染しています。しかも、木星と冥王星との重なりに近づいているため、広域にどんどん広がっています。
これは、予報で記したように、うお座で後退し続けた水星の典型でもあります。差別的な言動も顕著になってきています。まずは、中国内で武漢の人たちが差別を受け、アジア圏では中国人が差別を受け、そして世界的には日本人も含めた東アジア人たちが差別を受け始めています。道を歩いているだけで殴られたアメリカの中国人もいれば、フランスのレストランで食事をしていただけで「コロナ菌がいる!」と指さされた日本人もいます。今回の感染症は、肉体的感染病であると同時に、精神的感染病でもあります。
また、地震や足元から救われるようなことが起こるかもしれないという予報に関しては、アメリカで大規模な竜巻があり、数十人の死者、甚大な被害が起きました。(144の建物が破壊され、44000人が停電)インドネシアではインドネシアで最大の火山が噴火しています。
<もう亡くなった知り合いのおばあさんの家の庭にあった、散歩途中のモクレンの木。モクレンの花のつぼみは、コロナウイルスや風邪菌などに影響を受ける、気管支系に良い。少しいただいて帰った>
関係性の摩擦や葛藤のエネルギーに関しては、トルコで戦争が始まり、何万人(統計で76,358人)もの人が難民としてヨーロッパに流れ始め、国境を越えようとしたトルコ人たちに対して、ギリシャ国境で発砲事件も起きています。アフガニスタンでは、アメリカとアフガニスタンが2月下旬に平和条約を結んだにも関わらず、アメリカ空軍がタリバンへの空爆を行っています。チュニジアではアメリカ大使館近くで自爆テロがあり警察官が死亡し、数名が負傷。それから、北朝鮮が韓国と日本に向けて発砲。などなど。
経済的な困難がある、の予報に関しては、コロナの影響で株価が上がったり下がったりし、また一気に下がっています。先週は、イギリスの航空会社が潰れ、長年続いたオーストラリアの新聞社も倒産しています。
<我が家の猫はカッコイイ。雨が降っても嵐が来ても、外に出る。そして、風を感じ、匂いをかいで、あたりの様子を観察したり、子供たちにネズミやモグラなどの食べ物を捕って戻る。わたしも、毎日一度は、猫たちと一緒に外に出るようにしている>
気候も落ち着かず、大荒れでした。アメリカで大規模の竜巻があっただけでなく、イギリス東北部では大洪水があり、まるで、ジブリの「崖の上のポニョ」のように、カヌーで家から家へと渡っていたそうです(現地在住の人の話し)フランスでも風や波が強く、海岸沿いには立ち入り禁止令が出ているくらいだそうです(これも現地在住の知人談)日本も落ち着きません。暖かいかと思ったら風が吹き荒れ寒くなり、また風が吹き荒れて暖かくなる、を繰り返しています。これでは、コロナだけではなく、気を付けないと自律神経が乱れ、誰でも体調を崩しやすくなります
世の中的には、かいつまんで言うとこんな感じです。ここでは書ききれないくらいもっともっといろいろなことが起きています。そしてもう一つ重要な星の動きに、権力の形の変化や、争いの印がありました。これもあちこちで起きています。
アメリカでは、トランプ政権への巻き返しで、オバマ大統領時代に副大統領を務めていたバイデン立候補者のために、ニューヨーク市長のブルームバーグ氏を含めた他の候補者たちが次々と降板し、バイデン候補に大統領立候補に席を譲っています。また、フィリピンでは、理不尽に解雇された、と、ショッピングモールの警備員が、モールに立てこもって客を人質にして、会社に訴えを起こしました。アメリカでも似たような事件があるオフィス内で、先々週起こっています。マレーシアでは、政権争いがあり、新しい首相の就任が決まり、ウクライナでは、35歳で就任し政治改革を試みていた総理大臣が、その手腕と方向性を問われ、就任後わずか6か月以内で内閣もろとも解任となっています。
日本で顕著だったのは、安部首相の「学校閉鎖しましょう」という、提案とは名ばかりの、鶴の一声命令から始まり、次々に公共施設が閉鎖しました。その対策とやり方に、不満や混乱だけでなく、国民から政府への不信感が出始めています。この不信感と不満の意識はこれから2週間先の牡羊座の新月に向けて高まることが予想されます。土星がやぎ座で29度に入り始めていて、市民や従業員の意や状況を理解しない、または無視した政治家や経営者のトップダウン式のやり方に、人々が苛立ちと不信を覚える星があるからです。
今月末は、非常に緊張度の高いときです。チャートを見るとドキドキするくらいですが、そのエネルギーに向けて、日本国民のいら立ちとストレス、そして、不信感、そして、世界的に、政治機関や組織の崩壊や再生のエネルギーが高まってゆくことが予測されます。そのため、この満月の力を借りて、冷静さと的確な行動力を取り戻し、養うことが大切です。
<去年の初夏に近所のピアノの先生の家の庭にある梅で漬けた梅干しを、白湯に入れて一緒に食す。消化にも免疫性にも抜群に良い梅。美味しくて、嬉しくて、天と地に食すたびに「あぁ」と、心の中で声が出て、感謝する>
上に書いたことは、社会的な動きですが、個人レベルでも、みな、その影響を感じたり、受けています。体調を崩している人、事故にあった人、関係性のこじれている人、経済的に追い詰められている、または不安な人。
ただ、そんな中でも、国連がクック諸島での同性愛好者への不当な扱いに対して糾弾したり、上にも述べたように、民主党のバイデン大統領立候補へ様々な人が協力を始めたり、イギリスの洪水では村民たちが協力しあったり、心温まる明るいニュースもあります。また、世界各地に、表面化していなくても、新しく平和な世界を目指して活動している人々が手をつなぎ始めています。そして、伝染病があっという間に広がるようなことをアウトブレイクと言い、昨今は巷で使われていますが、なにかをきっかけに急激な成長をしたり、閃きのある瞬間のことを「ブレイクスルー」と英語で言いますが、この混乱と混とんの中で、ブレイクスルーを経験して、素晴らしいアイディアや、未来の明るい地図が見え始めている人たちもいます。
<春。野草の季節。これはセリ。セリには解毒作用があり、冬の間に体に溜まったいろいろな不要なものを流してくれるだけでなく、生活習慣病の予防力や、免疫性を高める力がある。一人で静かに摘んでいると、澤を流れる水の音、鳥の声、竹や木々が風に揺れる音が聞こえてくる。それだけでも、癒され、満たされる>
こちらは、気管支に良いカラスノエンドウで作った、カラスノエンドウ・厚揚げ・豚バラ・先日アップした特製出汁・卵で、5分搗き玄米丼。カラスノエンドウは、成長すると茎や葉が固くなり口の中でもじゃもじゃするけれど、今の時期だと柔らかく、甘みが強く美味しい>
<こちらは、乾燥させたセリと、採ってきたばかりの別の野草のノビルを入れ込んだモヤシナムル、豚バラ、卵、玄米で作ったモヤシビビンバ。ノビルは野生のニラやネギのような感じで、滋養強壮などによい>
<ビビンバは、せっかく盛り付けても、こうやってグルグルに混ぜて食べるのが本流。韓国人の友人に教えてもらった。それでも毎回盛り付けるけど・・美味しかった。野草はノビルやセリだけでなくたくさん色々あって、気管支系によいものも多々あるし、基本的にみな免疫力を高める。健全な野草が身近にある恵まれた環境にいる方は、ぜひ、野草生活はおススメ>
<今日の朝食/昼食。基本的に1日2食なので、朝と昼が一緒。左は、いつも食べている玄米と小豆のおかゆの残りで作ったパンケーキ。3日に1度くらいの頻度でこのパンケーキを食べるけれど、いわゆる「フワトロ」で、極上品の美味しさ。ここには5枚あるけれど、ペロリ。朝は、タンパク質をとるのもおススメ。卵もよい。玄米も小豆も体に良い。朝食も美味しくって体に良いに限る>
今は、1月ころに起こっていたこと、やっていたこと、考えていたことの結果が出たり、途中経過がわかってくるときです。そして同時に、今月をどういう風に過ごすか、で夏以降、特に8月と10月以降が変わってきます。また、今月末の緊張度の高い時期を、健康的に、そして建設的に乗り越えるためには、今回の満月がカギとなります。このスーパームーンの明るい満月の下に照らし出される、さまざまなものとどのように向き合い、行動してゆくかによって、後半の運勢が左右されます。意識をもってこの数週間を過ごすことが重要です。また、眠っている間に見る夢にも、たくさんの示唆があります。
それから、4月に月のノーダルアクシスと呼ばれる、ラフとケトゥの両極が、ふたご座といて座の位置に動きます。世の中の雰囲気とそれぞれの気分がこれまでと変わり、人々がより自己表現をするようになります。それはそれで素晴らしいことですが、悪くすると、誰が悪くて、誰がよくて、何が正しくて何が間違いで、と、論争や闘争を始めることが予想されます。そのためにも、今のこのときから、周りでどんな嵐が起こっていようとも、心の中は台風の目のように、穏やかでいられるよう日々、心身を鍛えておくことが大切です。この満月は、そう言う意味でも、とても助けになる満月です。
満月が終わると、惑星たちがそろい踏みで前進しはじめますので、なにかやり残したこと、世に出したいものなどがあったら、やるととても良いでしょう。
以下に今回の満月のメッセージを送ります。
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おとめ座の特徴
おとめ座を象徴するもの:健康、日々の仕事(職業はやぎ座)、習慣、手先、観察力、細かいことによく気づく、病院、看護婦、医療、ヒーラー、奉仕の精神、神経系、知性、頭脳、言語、判断力、シンプルさ、現実的な判断力、整理整頓
高いレベルのおとめ座:誠実、働き者、純粋、よく気づく、器用さ、真面目、頼りになる、実務的、知的、分析能力が高い、地道な努力、素晴らしいヒーラー
低いレベルのおとめ座:批判しすぎる、完ぺきを求めすぎる、嘘、仮面、現実的すぎて冒険が難しい、踏み外すと大きく踏み外す、不安症、心配性、神経質、潔癖、落ち着きがない、不信感、差別意識
おとめ座のメッセージ
なんと混乱と不安の渦巻く幕開けの年でしょう。あなたは、今、どこに、誰と、なにをして、そしてなにを思って過ごしているのでしょうか。
あなたは、あなたの傍であなたと時間と経験を共にしてきた人たちを愛しているでしょうか、疎ましく思っているでしょうか、憎んでいるでしょうか。
あなたは、日々食べる食事を感謝しながら、笑顔で、味わいながら食べているでしょうか、誰かに愛をこめて作ってあげているでしょうか、素材を育て運んできてくれた人々や、海や山で捕ってきてくれた人々に思いを馳せ感謝しながら食べているでしょうか、それとも、とにかくお腹が満たされればいい、これが役目なのだから作って食べさせればいい、ネットや雑誌で見たおしゃれなものを食べればいい、手軽に手に入り舌が喜ぶものなら何でもいい、味わう暇なんかない、そんな風に食べているでしょうか。
あなたが朝、目を覚ましてまず思うことは何でしょうか、あぁ、朝がやってきた素晴らしい、今日も楽しく一日を過ごそう、今日も生きていることに、そして新たな日を始められることに感謝、なんて空は美しいんだろう、花の香はかぐわしいのだろう、それとも、あぁ、また朝がやってきた、嫌だな、仕事に行きたくないな、なんのために生きてるんだろう、めんどくさいな、でしょうか。
あなたは、今、咲いている花がどんな花で、どんな香りがして、どんな色合いなのか気づいているでしょうか、それとも、そんなこと気づく暇もなくせわしなく歩いているでしょうか。
あなたは、今、自分がいる場所が好きでしょうか、そこから見える景色を愛しているでしょうか、それは五感にのっとったものでしょうか、それとも、とにかく生活ができればいいのでそんなこと考えたこともない、テレビやネットで見ていた憧れの場所だからなんでもカッコよく見える、景色なんかいちいち気にしない、家は寝る場所で職場はお金を作る場所だからどうでもいい、でしょうか。
<今この地方では、白い水仙の花盛り。あちこちに咲いているので持ち帰り、キッチンの窓際に。キッチンに入るたび、香りがふわりと鼻をつき、全身を包む。自然を家の中に取り込むと、今、自分がどこにいるかがわかりやすくなる。>
あなたは、知っているでしょうか「細部に神は宿る」という言葉を。
世の中には、大輪の香りの強いバラの花もあれば、大きな衝撃や影響を与える人もいれば、歴史を揺るがす大事件もあります。けれど同時に、誰にも知られずひっそりと咲く花もあれば、これといって目立たず日々誠実に生きるひともいれば、日常の中に感動や悲しみを見つけながら生きる道もあります。そして、圧倒的に、日常の中の小さな笑いや涙、目立たず誠実に生きる人たち、人の手もクスリも肥料も必要とせず野山や道端で力強く咲く花々のほうが、多いのです。そうして、それらが、この世を、この星を、宇宙を動かしているといっても過言ではないのです。
そのことを思い出すときです。そのことを思い知らされるときです。
地道な努力をしてきた人たちが報われるときです。何度も挫折しそうになりながらも、立ち上がり、挑戦し続けてきた人たちが、その成果を見始めるときです。傷つき、落胆し、闇に圧倒されそうになりながらも、光を見失わなかった人たちが、未来の明るい地図を描き、みんなとシェアし始めるときです。周りの期待や、これまでの経験に押しつぶされそうになり、勇気を失いそうになっても、また、かき集め、奮い立ち、歩き続けてきた人たちが、その人なりの、使命と歓びを見い出し始めているときです。
その一方で、自分ではない自分を生きようとしてきた人たちは、つまずいているかもしれません。ケガをしているかもしれません。こころや体の病におかされているかも知れません。それらから、もう、わたしはこのままでいい。僕はこれ以上変わる必要はない。慢心している人も、どこかでことすでに躓いたか、これからどこかで躓くことでしょう。
こころの奥底に抱えたずっと昔の傷や恨みを抱きしめて離さない人は、その記憶と感情に自身が押しつぶされ、世の中がどんどん変わってゆき、新しい時代へと向かって古いものが崩壊し始めているというのに、取り残され、ますます焦りと不安を抱えることになるでしょう。
傲慢さを捨てなさい。
同じところにとどまろうとし、自分はこれ以上成長する必要も、変化する必要もない、というのは、大きな波が押し寄せているのに、砂浜にぼんやりと立っているくらい、浅はかなことです。流れはすでに始まっているのです。世の中を見渡しなさい。そして、あなた自身を鏡でごらんなさい。あなたの爪、はあなたの意思や願いとは関係なく、刻刻と伸びています。あなたの毛穴は開いたり閉じたりしています。そして、あなたのすべての細胞は、日々、死と再生を繰り返し、変化し続けているのです。変化していないものなど、この世に一切なにもないのです。それを無視するのは、天の理に背き、自分が神を演じようとするのと同じことです。謙虚になりなさい。
執着心を捨てなさい。
過去に負った傷を免罪符にして、成長すること、変化することから逃げ、自分の犯す罪の言い訳にすることを続けていると、取り残されるのはあなた自身です。自分を愛せないまま、一人で、周りを批判し続け、恨み続け、自分を哀れと思い続けていると、苦しい思いをし続けるのはあなた自身です。あなたの抱える傷は、深い深いもので、記憶から消し去ることができないのでしょう。けれど、消す必要はないのです。ただ、記憶は消せなくても、恨みや、怒りや、自己嫌悪や、罪悪感は、それらの感情は、昇華せねばなりません。そうしないと、心の中で体の中で腐ってしまい、悪臭を放ち、足元をとられてしまいます。それらの負の感情を、人生の肥やしとして発酵させ、赦しを学ぶ教師とするのです。そうして、愛を取り戻すのです。まず、自分への愛を。
世の中は不安定です。年頭から今年はひっくり返る年だとお伝えしても、あまりに不測の出来事が続き、ひっくり返っているときを過ごしていることに気づくこともない人もいるくらいです。そして、自分も一緒にひっくり返っていることに気づくこともなく、政府が悪い、学校が悪い、親の教育が悪い、あなたが悪い・・と、周りに指をさす人が、こんな風に不安定なときは増えます。
もちろん、誰かが、組織が、自分や周りや世の中を傷つける、私欲に振り回された、愛に根付いていない、誰にとっても良くないと思われることをした場合、それを指摘するのは大切です。けれど、ただ指をさしつづけ、本人はなにもせず、代案も出さず、行動もしないのであれば、それは、ただの批判であり、建設的批評とも違い、言葉を変えて言えば、駄々をこねている子供と同じだと言えるでしょう。何かを指摘したら、現実的に、物理的に、自分と周りのみんなにとってプラスになることを、愛に根差した解決法を、考え、そして行動しなさい。そうすることで、周りだけでなく、あなた自身も癒されることでしょう。
<学校も閉鎖し、図書館も閉鎖し、人の集まる場所に行くことも、友達と集まることも禁じられている子供たちは、行き場を失ってストレスを抱えている。数人の地域の子供たちに英語を教えているが、その子たちを特別預かって、一緒に食事をしたりしている。これは、先週子供たちと一緒にクレープを作ってお茶会をしたときのテーブルの様子>
一方で、この世に生きていることが本当に意味があるのか。この社会に自分の居場所は果たしてあるのか。そんな風に思っている人が多くいることでしょう。
けれど、すべての人に、居場所はあるのです。あなたの、今、その立っている場所、そこが今のあなたの居場所です。そこに、どんな意味を見出し、喜びと美しい景色を見出すか見出さないかは、あなたの選択なのです。また、他に良い場所があって、そこに移るか移らないか、も、あなたの選択なのです。そして、この世に生まれてこなかったほうが良い存在など一つもないのです。まず第一、それを決めるのはあなたではありません。決めるのは天であり、そこに意味を見出すことが、そして、意味を思い出すことが、あなたの責任なのです。
その責任を知ることによって、ただただ自分の置かれた状況や場所を嘆いていた自分がどれだけ傲慢であったことかに気づくことでしょう。そして、なによりあなたは、解放されることでしょう。自分が完ぺきな神ではないことを知り、受け入れることで、大きな肩のの荷が下りることでしょう。あなたは、自由になることでしょう。
<あじさいは、一番上の新しい芽のすぐ上、花の下で刈り取るのが、次の花がきれいに咲くための手入れだと先日ある人に聞いたので、やってみた。枯れた去年の花が取れ、見た目もすっきりしただけでなく、あじさいも歓んでいるような気がした>
<歓んだのはあじさいだけでなく、子猫も歓び、あじさいでじゃれる>
そして、まず、身の回りの整理をしなさい。部屋を片付けなさい。こころの整理をしなさい。美しい場所に美しい魂が宿ります。そして、美しい魂が、美しい場所を作るのです。
人生を愛しなさい。おひさまが昇ったら起き、深く呼吸をし、働き、誰かを愛し、感謝しながら過ごす日々。ささやかで愛おしい日々を大切にしなさい。そして、不誠実になる自分、誰かに嫉妬する自分、自信を持てない自分、失敗する自分、不完全な自分、それをまるごと受け入れなさい。謙虚になり、あなたは神でないことを受け入れなさい。そして、努力しなさい。変われるように。少しでも成長した人間になれるよう、失敗から学びなさい。淡々と成長できるよう、日々、刻刻と努力しなさい。失敗を恥じることはありません。恥ずかしいのは、失敗してもなかったことにすることです。それより、醜いと思える失敗や罪は、すべて、深い感受性を育て、愛に目覚めさせ、あなたを癒し、あなたを成長させる、大切な教師だということを知りなさい。
この満月の下に、あなたは、後悔を見るかもしれません。犯した罪を見るかもしれません。できれば思い出したくない失敗を見るかもしれません。忘れたくても忘れられない辛い過去を見るかもしれません。
目をそらさないようにしなさい。まっすぐそれらを見て、「成長したい」と願えば、必ずチャンスが訪れることでしょう。チャンスは、ほとんどの場合、目の前にあるものです。日々、耳を澄ませなさい。目を見開いていなさい。胸に手を当てていなさい。
そう、神は細部に宿るのです。すべてに意味があり、すべてにメッセージがあります。
今年は、試練が続くことでしょう。様々なものが崩壊し、そして、様々なものが現れ続けることでしょう。確実に時代は動いています。確実にときは変化しています。そんな中、誠実に、一歩一歩進んでゆくことです。
例えば、今回のコロナウイルス事件で、さまざまな連鎖的なことが起こりましたが、そこをこの満月の下に照らし出し、ここまでの反省点とこれからの対策について考えるとよいでしょう。
今回の感染菌であるコロナウイルスは、感染、拡散力は強かったものの、それほど重症にならないウイルスだったことが幸いでした。けれど、なんと言っても、これからもこのような世界的感染病が起こることは、容易に想像できます。物の流れと人の流れの速さ、範囲の広さ、量の多さは、これから増えることはあっても減ることはないと予想されるからです。いくらメキシコとの国境に壁を立てようと、英国がEUから外れようと、人類の壁はとっくに取れてしまっています。ネットでつながっているだけではありません。物理的にも、互いに切っても切れない関係性を持っています。
車一台とっても、一つの国だけですべての部品と原料をそろえて生産している国は、今の地上には存在しません。中国でネジが造られ、日本でチップが造られ、アメリカでそれらが組み立てられ構成部品となり、また、それが中国で他の部品と組み合わされ、それがマレーシアに渡り‥という風に、グルグルとモノは動き、最終的には、どこかの国でその車は組み立てられ、そして、またどこかの国で売られ、誰かが乗り、そのあと、また年月が経ったあと、どこかの国に中古車として売られる。こんなことは、日常で起こっています。この形が変わることは、考えられないだけでなく、非常に難しいことでしょう。日本の場合、人手不足はもとより、原料さえ手に入れるのが難しいのです。自国だけで車を作ることはほぼ不可能で、他国とのつながりは、精神的、インターネット上、そして物理的にも切ることは、現実的にも、精神的にも無理でしょう。
そうです、私たちは、一部の人たちに「化石時代」と呼ばれている、20世紀以前とは違う地球にすでに生きているのです。(化石時代とは、石油、ガス、石炭のような化石燃料を使う時代のこと)
すると、同じように感染力のある別の病原菌がどこかで発生したら、広域で高スピードで広がることは必至です。モノも人も止まることなく動いているのですから。そのような場合に備えて、医療現場がどのように柔軟に対応してゆけるか、公共システムはどのような役割を果たせるか、現場の人々、一般市民、そして政府機関や地方自治体が考え、変えられることは何か、備えておくことはなにかを、考え、前に進むことを今月の満月は示唆します。もし今回のレッスンを無視すると、次になんらかの強い感染症が発生した場合、他の病気で苦しんでいる人たちへの対応が手薄になるだけでなく、医療現場で働く人たちも疲弊してしまいます。そして、今回と同じか、病原菌によっては、社会全体が今回よりももっと大変な混乱状態に陥ってしまうことでしょう。そうして、振り返り、次を想定して対策を打っておくことは、これからを生きる人たちのためになるだけでなく、押し寄せる患者たちに対応し、忙殺し、疲弊して亡くなった武漢の若い二人の医師たちへの、そして、コロナ菌に感染して亡くなった多くの人々への、最大の弔いにもなることでしょう。
また、メディアや為政者やSNSの言葉に惑わされないよう、どのように、病原菌の正体や、その対応法を冷静に追及する方法があるか、こころを穏やかに保つことができるか、また、どこまで個人個人で衛生管理の見直しができるか、そして、最重要は、それぞれが日常から免疫性を健やかに強く保っておくにはどうしたらよいか、それを考え、具体的に実行してゆくことが求められています。そう、神は細部に宿っているのです。日々の食事、睡眠、心の状態と思考回路、呼吸の仕方などの、細部の改善を、まずは図りなさい。あなた自身が心身ともに健やかで強くあれば、少々の病原菌が来ても、頑丈で強い鎧を着ているようなもの。不安が半減以下になることでしょう。
これは、今回のコロナウイルスの例をひとつとったものですが、個人レベルでも、組織レベルでも、新しい時代の幕開けとともに、振り返り、分析し、反省し、自分たちにできること、やらなくてはならないことを考えて、行動するときです。
これからやってくる新しい時代は、友愛と、想像力と、創造力と、閃きと、行動力とに満ちたものです。けれど、新しいものが生まれる前には、かならずなんらかの崩壊があります。勇気を持ち続けなさい。日々の努力を続けなさい。行動しなさい。崩壊のがれきの中に出る芽を大切にしなさい。崩壊を見つめる勇気を持ちなさい。
なんにしろ、まず、自分を慈しみ、高い免疫性が保てるよう務め、日々の小さなことを大切にしなさい。
瞑想をしなさい。こころと頭の関係性を明確にしなさい。意識を持ちなさい。批判よりも具体的で賢明な行動をしなさい。言葉を大切にしなさい。育む言葉を使いなさい。自分と、そしてすべての人々への慈愛のこころを持ち続けなさい。完ぺきを求めるこころは捨てなさい。すべては、過程なのです。そして、すべての過程に歓びと悲しみがあるのです。そして、すべての過程に結果と可能性が含まれていて、次への未来へのヒントがあるのです。
さて、あなたは、おとめ座の満月の明るい月明りの下に、なにを見るのでしょう。
幸運を祈ります。
<正直のところ、ここまで書いてみて、こんな長くて情報が満載の記が、また次の月のサイクルも書けるかどうか自信がなくなりましたが・・・(苦笑)まぁ、様子を見ます>
次の月のサイクルまでの星予報
経済的な不安と不安定さはしばらく続くが、次の新月(3月24日)ごろには少し安定する
なにか、大きなブレイクスルー(ひらめきや、難関突破)がある
地震やなんらかの大きな自然災害の予報あり
関係性のもつれもしばらく続くが、これも、次の新月ころにはほどけるか、なんらかの解決の糸口がつかめる
この満月をきっかけに、前進あるのみのムードが漂いはじめ、精神的にも、知性的にも、気持ちが軽くなり行動力の上がる人が多くなる
24日の新月が近づくにつれ、今度は、違う緊張が生まれ、暴力的な事件、暴力的な気持ち、事故などが発生しやすくなる。権力や組織の崩壊に関する暴力的なエネルギーも発生しやすくなる
やぎ座の土星29度の影響で、トップダウン式の経営や政治のやり方にひずみが生じ始める
満月あたりから1週間ほど、頭の回転も速くなり、明晰な判断ができるようになるが、また16日(来週の月曜)あたりから、水星がうお座に戻り、感情的なムードが戻ってくる。再び、メディアや周りの言葉に翻弄される人が増える可能性あり。けれど、月の上旬ほど悪くはならない
過去の傷や忘れられない記憶に苦しむひと、自分の存在自体を疑う人が出てくると同時に、ゆっくり着実に傷を癒してゆこうという気持ちの両方が現れる。その人の持って生まれた星や環境によって、どちらに傾くかが左右されるため、意識をもつことが大切
住環境、地球環境を整えたいという気運はしばらく続く。捨てられるものは捨てるとき。拾ったほうが良いもの、温存しておいたほうが良いものは温存し、特に古くからある生活の知恵や人類の叡智などは、復活させるとき
自分がこの世に生まれてきた意味や使命を感じる、思い出すことのできる人がこの満月で出てくる
深い精神性のとき、あるいは精神世界への目覚めのとき
芸術性の高まるとき
美しい世界を描けるとき
行動力の高まるとき
自分の言動や性質に、自覚や意識を持つ人が増えるとき
新しいビジョンが明確になり始め、行動力が増し、協力者や、協力体制が増え始める
など
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主な星の動き
おとめ座の満月2020年3月10日日本時間午前2時47分、地球に近い位置で起こるスーパームーン
おとめ座の満月と、やぎ座の火星、パレスアシーナ、木星、冥王星、土星のトライン
みずがめ座の水星の後退と停滞とうお座への移行
うお座の太陽と海王星の重なり
小惑星キロンとリリスの重なりとラフのスクエア
金星と天王星のおうし座での重なり
火星とパレスアシーナのやぎ座での重なり
火星と木星のやぎ座での重なり
火星と冥王星のやぎ座での重なり
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星のエネルギーは、すべての人、すべての国に同じように降りてきますが、それぞれの持って生まれた星や状況によって、その現れ方は違ってきます。また、その人の意識の高さによって、気づきのレベルも変わってきます。
文章や写真の無断での転載、利用はお控えください。
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文・写真 by 目(さっか)