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2020年 てんびん座の満月

こんにちは。お待たせしました。少し遅れましたが、てんびん座の満月のメッセージを、お送りします。今回の満月は、ご存じの方も多いかもしれませんが、今年最大のスーパームーンでした。日本では、晴天の地域が多かったため、さんさんと輝く月を見た人も多かったことでしょう。

この月の間に起こった世界の情勢をさっと見てみましょう。やはり全体に、コロナに関するニュースで満ちていて、ロックダウンが長く続くヨーロッパでは、ずっと家にこもってストレスを感じ始めている人々が出ています。家庭内暴力、子供への暴力も話題になり、その対処法について発表している人たちがいます。また、一日に1000人以上の死者が出始めているフランスでは、自閉症の子供たちは、外にある程度出てもよいという法令を政府が出しています。アメリカでは、どんどん感染が広がり、アメリカで最大の感染者のいるニューヨーク市ではロックダウンが続いていますが、公園にも死体置き場が並ぶほど、悪化しています。そして、世界各地で内戦、戦争が起きていて、メキシコ、ロシアなどの国々では、集団殺人(ナイフや銃)も起きていいます。人類のストレスが最高潮に達し始めていて、きっと、地球を宇宙のどこかから見たら、カオス(混とん)の色をしているにちがいありません。

気候の様子もおかしく、日本各地で例年にない寒さが続いたり、南洋のソロモン諸島を大型のサイクロン(台風みたいなもの)が吹き荒れています。

日本では感染者数が増え、ちょうど大きな星の動きがあった(土星と木星の重なり)ころに、東京都を始めとしたいくつかの地域が、緊急事態体制に入り、政府が次々に政策を出し始めました。しかし、その政策の具体的な現場での効力が低いため、個人的に恩恵を受ける人がほとんどなく、また対策が出遅れたせいか、どんどん会社も倒産し始め、多くの人たちが不安と混乱に陥っています。

ほとんど明るいニュースは、ありません。挙げるとしたら、アメリカ民主党の大統領選への準備は進んでいて、前回大統領候補だったサンダース氏が、ジョー・バイデン元副大統領(オバマ政権)に席を譲り、民主党の力の一本化が本格化していいること。また、アメリカ軍の一部がイラクから撤退したことくらいでしょうか。

このコロナ戦争は、病との戦争だけではなく、さまざまな戦いを引き起こしていることはこれまでにもお知らせでお伝えしていますが、端的に言って「すべてが崩壊している」と感じている人が多いことでしょう。突然起こったと感じ、先が見えず、不安になっている人が多いことと思います。

しかし占星術家の多くは、私自身も含めて、この時が来ることを知っていました。コロナ菌の感染という形で起こることはみんな知らなかったですが、これまでの生活様式、経済活動、政治、教育システムなど、ほぼすべてが一度崩壊すること。そして新しい形の未来が生まれることは、星の知らせにずっと前からあったからです。そのため、いらないものを捨てなさい、真のあなたの人生を生きなさい、と、伝えてきました。しかし、人間というのは、実際になにかが起こってみるまで、実感として感じることができない、また、信じたくないという傾向があります。

みなさんは、アトランティスという文明があったことをご存じでしょうか。高い技術と文化を持ち繁栄した文明が、英語ではアトランティックオーシャンと呼ばれる海(日本語で大西洋)にあったと言われています。幻の大陸と呼ばれていますが、だんだんその存在が証明され始めています。今も、海の底にその形跡が残っているようですが、この文明(大陸)は海の底に沈むことが予測されていたのに、実際に沈むまで多くの人が逃げなかった、という風に言われています。

今回の崩壊の預言をしていたのは占星術家たちだけではなく、科学者たちも同様でした。地球的規模のエピデミックが遅かれ早かれ起こるだろう、と何度も言ってきています。人類が自然破壊をどんどん行い、動物と人間の生活の境界線が失われてゆくことによって、これまで人間が触れることのなかった動物の菌と接触するようになり、伝染病が広がるだろう、という予測です。9年前に、コンテイジョンという今の状況をまるで表したような映画がアメリカですでに作られています。ずっと人間の意識にはあったのです。ですので、みんな、どこかで聞いていたはずです。ニュースで、學校の授業で、雑誌で、ネットで、映画で、そしてゲームでも。

伝染病の可能性のことを知らなかったとしても、人類が環境汚染を行っていること、アマゾンの森林がどんどん焼かれていること、カルフォルニアやオーストラリアの森林が燃えていること。動物たちの命が消え始めていること(この50年で地上の65%の動物がいなくなり、95%の海の生き物がいなくなっている)季節が変わり農作物がこれまでのように作れなくなっていること、人々の繁殖機能の力が落ちていて子供ができにくくなっていたり不健康な子供たちが生まれ始めていること、鬱の人がものすごく多くなっていること、「健康」と呼べるひとが特に工業発展国では人口の10%にも満たなくなっていること、生き残りをかけた戦いがあらゆる方面で繰り広げられていてストレスを感じている人がほとんどであること・・・

情報として聞いているだけでなく、実際に経験して来た人も多いと思います。

けれど、ここまで来てしまった。

満月というのは、「おしまい」「別れ」そして「結果」を表すときです。今回、燦燦と輝いたバランスと協調を表すてんびん座の満月のスーパームーンの下に照らされたのは、バランスを崩した地上の人間社会の崩壊の様子だったということになります。

それでは、次の月(4月20日)までの予報をお伝えしましょう。

まず、とても感情的になりやすい星の位置です。強い強い怒り、悲しみ、不安、焦り、そして嫉妬のエネルギーがあります。一人一人、持って生まれた星によって反応はさまざまですが、これまで感じたことのないような深い感情を感じる人も多く出ることでしょう。落ち着きがなくなるかもしれません。そして、12日、日付が変わったくらいから、水星が牡羊座に入るため、怒りを実際に言葉にして出すひとが増えてくることでしょう。権力者や立場が上の人に対する不満が満ちる年だとこれまでにもお伝えしていて、その兆候がすでに出始めていますが、これからますます政府や教育機関や企業などに対する不満が膨れ上がってゆくことでしょう。特に、次の月(新月4月20日おうし座0度)には、その怒りと不満が強く現れますが、そこに向けてどんどん感情が高ぶりやすくなります。これは、次の月のお知らせで詳しくお伝えしますが、特に、基本的な生活基盤について不満を持つ人が増えることが予想されます。

その一方で、地に足のついた、美しく、愛と、希望と、未来への明るい展望、そしてなにより、誠実さと正直さを求める星があります。それは、理想と行動力と誠意にあふれた、明るい星です。この絶望的に見える状況の中に、自分の真の価値観を見出す人たち、正義を実行する人たちが増えてゆきます。

それから、上で、よいニュースはあまりないと書きましたが、世界的なニュースにならなくても、良い知らせはありました、例えば、中国の大連市が日本の北九州市に、20万枚のマスクを贈呈しています。(記事のリンク)これは、2月上旬に北九州市が、大連市に送ったマスクのお返しということで送ってきたそうです。中国は実は国の太陽星座がてんびん座です。相手を大切にする国で、北九州市は、よいカルマを受け取ったことになります。

感染者が多く出ているニューヨーク市では、コロナ戦争の最前線で働く医療関係者や、危険をはらんだ仕事をする病院の清掃者、交通機関で働く人たちなど、ロックダウンで80%が休んでいて身動きのとれなくなっている市を支えてくれている人たちへ感謝の気持ちを表し、市の象徴であるエンパイアステートビル(電波塔ではないけれど、東京でいえば東京タワーみたいな感じの象徴的なビル)の灯りを感謝と敬意を表す色にしたり、ビルからビートルズの曲を始めとした音楽を流すイベントをしたりしています。

アメリカの各有名大学(ハーバード大、イエール大など)は、無料でオンライン授業が受けられるコースを提供したり(安価で単位もとれる)、ニューヨーク市内の公立図書館は、デジタル本を無料で貸し出しし始めたりしています。

フランスでは、外出許可証がないと外出できない状況が続いており、ネットでその許可証を受け取るそうですが、ネットの操作のできない年寄りたちも数多くいます。そんな人たちのために、村の役場でプリントアウトして配って回っている知人たちもいます。

このように、世界的ニュースにならなくても、さまざまな善意や誠意や、お互いを励まし高めあう行為も行われています。きっと、個人レベルでも、もっともっと支えあいや助け合いが各国で行われていることでしょう。誠意や純粋なやさしさを表す星が、愛と美の象徴の金星と行動の星火星と手をつなぎ、輝いています。この星は、しばらく輝き続けます。

また、本当のことを知りたい、という欲求の星の力も動いているため、コロナ菌のことについての追及は続けられ、解決法にも向けて全力をかけることでしょう。一般市民は、政府の動向や、諸外国での動きに関心を持ち続けることと思います。

コロナ菌に関しては、占星術上では5月には何らかの形の落ち着きが見られることになっています。けれど、年末まで気は許せないので要注意です。

4月4日に土星と木星の重なりがあり、伸るか反るかの瀬戸際、天国か地獄の境目だと言いましたが、同じ星の動きが6月と11月にもあります。また、争いや戦争が起こりやすい印が6月から年末くらいまでずっと続きます。それが、今すでに起こっているアフリカ、中東、ヨーロッパの一部の戦争のような物理的戦争になるのか、経済をめぐっての争いになるのか、利権の争いになるのか、政治的な争い、理想論の争い、コロナ菌戦争の再浮上になるのか、または、理想的世界への革命への闘いとなるのか、はたまた、そのすべてになるのか・・ハッキリとはわかりません。けれど、気を抜くことはできない緊張状態が、少なくとも12月までは続くことになるでしょう。

では、以下が、てんびん座のメッセージです。

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てんびん座

てんびん座の主な特徴:
平和、調和、バランス、うつし鏡、愛、美、芸術、高いレベルの金星、バラの花、知性、1対1の関係性

ポジティブな面:
公正に物事を見ることができる、美を重んじる、社交的、相手を大切にする、思いやりがある、人当たりが良い、知性が高い、芸術的

ネガティブな面:
バランスを崩すと悪いほうへ一気に向かう、パッシブアグレッシブ*になる、嫌なことから目をそらしてなかったことにしたがる、無責任な態度に出る、表面的になる、勇気がもてない、嘘をつく、相手のせいにする

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てんびん座のメッセージ

みなさん。この動乱のなか、どのように過ごしているだろうか。ただただ不安だろうか。怖いだろうか。悲しいだろうか。憤っているだろうか。暇をもてあましているだろうか。それとも、忙しく働いているだろうか。

今回わたしは、みなさんに、3つのことをお伝えしよう。

1つめは、反映について。

2つめは、謙虚さについて。

3つめは、愛とバランスについて。

まず、反映についてだが、今日さきほど、ラジオで日本のある学者が、アインシュタインの相対性理論の時間と重力の関係性について、東京のスカイツリーで実験し、その理論の証明に成功した、というニュースを聞いた。重力によって時間のスピードが変わるというのだ。重力と時間は、お互いに関係しているという「相対性」の話しだ。

相対性の理論というのは、相対する二つ、またはそれ以上の現象が、お互いに影響を及ぼしあって、物事は成り立っているということになる。要するに、すべての物事には理由があり、結果がある。言い換えれば、因果応報、または、カルマともいえる。

重力が多いほうが、時間のスピードが遅くなるように、なにかをすればなにかが起こる。カルマというのは、この世の法則なのだ。

今回のコロナの世界的パンデミックも同じである。突然、なんの関連もなく、コロナ菌が発生して、パンデミックになったのではない。これは、人類のこれまでの行い=因果に対して、自然界から返事=応報が返ってきたのだ。地上の自然を破壊し続けてきた人類への、自然からの返事だ。しかし、カルマの法則は、人類全体だけに言える法則ではなく、個人レベルでも同じことだ。

例えば今、会社を突然解雇されて不安と絶望と怒りの感情の渦に巻かれている人がいるかもしれない。しかし、あなたは、その会社でどんな働き方をしてきただろうか。毎日笑顔で、周りとも協力しながら、その会社が少しでも繁栄できるよう、人類のためになるよう、働いていただろうか。それとも、言いたいことや不正義や問題があっても長いものに巻かれろ、人のことなんか心配する余裕はない、人類?環境?そんなの自分には関係ない。毎日出社して、ただ、お金がもらえればいいんだ。会社の命運なんてどうでもいい。できれば働きたくない。そう思ってはいなかっただろうか?会社は、そういう人を大切にするだろうか?

政府の先見のなさ、決断力の欠如、あいまいな行動に、腹を立てている人がいないだろうか?しかし、あなたは、これまで政治にどれだけの関心を持ち、行動をしてきただろうか。政治家たちにすべてを投げ、政治の話しを友達や愛する家族とさえしてこなかったのではないだろうか。民主主義国家なんてないよね、とぼやきながら、民として主義も主張も、実は、しなかったのではないだろうか。日本国は、世界でもまれに見るほど先進的で民主的な立法国でもあるにかかわらず、その憲法や法律に関心ももたず、駆使してきていなかったのではないだろうか。もしかして、民主主義国家の民として最低限の義務と責任である、投票にも行ってなかったりしてないだろうか。「誰も票を入れたいひとがいない」「意味不明」とか言いながら。それは、年に一度お金を払うだけで、まったく関心を寄せていなかった愛人に、困ったときだけ助けてくれ、と言っているようなものだろう。政治家も自分と同じ人間であることを、忘れてはいないだろうか。

家庭内暴力や子供の虐待も増え始めているが、ある意味、それも、これまでの関係性の形がはっきりと出てきたということだろう。

重力が大きいほど、時間はゆっくり過ぎる。関心を払わないところには、なにも集まらない。愛を育てないところには芽が出ない。周りを破壊すると、自分が壊れる。

それだけのことである。それがカルマである。そして、重力が大きいほど時間がゆっくり流れることに善悪がないように、ここにも善悪はない。ただ、「そういうこと」である。やったことが返ってきただけだ。鏡をしっかり見るとよいだろう。そうすると自然と、解決策がわかってくるだろう。

2つ目は、謙虚さについてである。今回のコロナ戦争は、人間のこれまでの行動に対しての自然界からの返事であるが、その理由の中に、傲慢さ、というのが含まれていることに気づいているだろうか。

これまで人間は、地球を破壊している、とか、地球を守ろう、とか言ってきた。地上には人類の作った核兵器や原子力発電所がごまんとあって、これらは、地球を何十回も破壊する力を持っている、と言われてきた。しかし、そこには観点の間違いがある。

地球を破壊する力を持っているのではなく、自分とその周りの環境を何十回も破壊するような力を持っているのだ。これから将来、その力で自らを破壊するか、発展に利用する力をつけるか、放棄するかは別の議論として、原子爆弾や発電所事故で人類と地上の生態系を滅亡させても、地球自体は滅亡しないのだ。第一、放射能なんていくらでも宇宙にはあると言われているし、オゾン層が破壊されようが、地上が放射能でいっぱになろうが、そんなことで地球は滅亡したりしないだろう。滅亡するのは人類と地上の生態系だ。

もし、地球に感情というものがあって、人類が他の生命体を道ずれに滅亡したら、「あぁ、これまでいくつもの知的生命体が訪れては去って行ったが、今回は派手なさようならをしたものだ」と、つぶやき、人類のカルマにたいして哀れみを持ってくれるかもしれないが、そのくらいのことであろう。

すでに、コロナ戦争において、多くの国々が、生産活動と呼ばれる活動を止め、工場や流通をストップしたとたんに、地球上の環境は再生し始めていることを、みなさんも聞いているだろう。PM2.5の数値が下がり、空は美しくなり、そして、オゾン層の修復も始まっているとも言われている。地球の、自然の力というのは圧倒的なのだ。

国滅びて山河あり、というのは、中国の人がひと昔前に言った言葉だが、人間が国を作りまた壊して滅んだところで、山も河も、そのまま存在を続けたように、自然というのはそんなものなのだ。

希望を胸に建て、手入れをし、何世代も家族が住んだ家でも、誰も住まなくなると、途端に家は魂が抜けた死体のようにどんどん朽ちてゆき、草木が生え始め、自然に淘汰されてゆくのと同じである。

人類がいなくなったとしても、地球は、それまでと同じように、太陽の周りを回り、他の星々とダンスをしながら、人類の歴史からは気の遠くなるような先の未来まで、その最期まで生をまっとうしてゆくことだろう。

人類は、この星の主ではない。主は地球である。主の声、主の性質、主の意向を無視した生活を人類が続ければ、滅びるのは主ではない。滅びるのは人類であることを、今回のパンデミックは知らせている。存続を求めるのなら、人類は、謙虚さを取り戻すことが求められている。

3番目は、愛とバランスについてだ。

この星は美しい星だ。広大な宇宙のすみっこにあり、多くの他の知的生命体の存在する星より、精神的にも知的にも遅れているという声もあるが、それでも、重力のある美しい星だ。試練も多いが、歓びもまた多い星だ。

しかし、その星に棲む人類という種の多くが、自分自身を美しくないと思っている。賢くないと思っている。力がないと思っている。政治家や、夫や、妻や、上司や、教師や、メディアや、誰か自分以外の人の言う通りにしなくては、生きてゆけないと思い込んでいる。そして、それが現実に反映されている。大地を汚し、海や川などの水を汚染し、そして空気も汚染している。それは、人類が、自身の美しさと精神性と知性の可能性を知らない、そして信じていないことの表れだ。自分の力と美しさを知らないものは、周りの力と美しさも見えない。

愛おしい、美しき人々よ。自分の美と可能性に目覚めなさい。意識を持ちなさい。学びなさい。知性を高めなさい。精神性を深め、同時に高めなさい。芸術を愛しなさい。そして、美と知性を想像し、創造しなさい。互いを尊敬し、慈しみあい、そして愛しあいなさい。美しく生きる力を手にしなさい。

バランスを崩しているひとが多くいるだろう。本当は可愛い子供たちを満足に育てたいために仕事をしているのに、金銭を作ることに一生懸命になり、子供とまともに過ごす時間もなく、顔を合わせれば「宿題した?歯を磨いた?早く寝なさい」と、とがった声で要求ばかりしている。愛し合って結婚したはずなのに、お互いに疲れ果てていて抱き合う気力も体力もなくなっている。銀行口座にお金が入っても、それを有意義に使う時間も余裕もなく、どうでもよいことに消費してしまう。先のことばかり心配して、毎日を楽しんでなんかいない。そんな風にバランスを失っている人が多いことだろう。

バランスを個々人が崩しているから、地球環境のバランスが崩れるのだ。個々人が、自分の美しさに気づいていないから、地上の美がどんどん失われてゆくのだ。

そんなこと言うけど、親にさえ愛されないのに、自分のことを美しいなんて、可能性に満ちた存在だなんて、とうてい思えない、と言う人もいるかもしれない。しかし、誰かに愛されるからあなたは存在するのではない。誰かを愛するから存在するのだ。愛すことによってセラトーニンが発生し、幸福感に満たされるという生物学的な根拠からも、人間にとって愛することがどれだけ重要かがわかるだろう。愛しなさい。まず、自分自身を。そして、周りを。あなたには、それだけの愛と力があるのだ。

バランスのとれた生活なんて、見たことがないからできない、と思っているだろうか。そこが、試練なのだ。人間は、見たこともないことを想像するのが難しい生き物だ。そして、周りの人がやっていることをまねする癖がある。

あなたは聞いたことがあるだろうか。足を怪我してひきずって歩く親犬を持った子犬は、まったく足が悪くもないのに、足を引きずって歩く犬になるという話しを。人間も動物である。同じである。

しかし、この燦燦と輝いた明るい月の下に現れた醜い、目をそらしたくなる現状をしっかりと見るがいい。そこに、あなたの本当の望みが隠されているのだから。可能性が隠されているのだから。あなたには見えているはずだ。どんな社会に棲みたいか、どんな未来を理想とするか。

今、この混とんとした中に、自分の理想と価値観が明確になる星が輝き続けている。見えるものを否定することはない。

ふがいない政府だと腹を立てているのなら、ふがいある政府があなたの望みだ。こんな夫、ごみ箱に捨てたいくらい腹が立つと思うのなら、ごみ箱から拾ってきたくなるような人が、あなたはきっと欲しいのだ。しっかりとした医療体制が欲しい、医師に誰を殺して誰を生かすかなんて、命の選択をさせるようなことにしたくないと思うのなら、あなた自身が自分の免疫性への責任をとるようになればいい。そうすれば病になる人間が減るのだ。病の90%はストレスに起因しているのだから。あなたが自分の力と美に目覚めればいい。そして健康であればいい。そうするうちに、病院側もあり方を変えることだろう。

愛おしく、美しきあなたよ。

美はあなたにある。愛はあなたにある。未来への希望は、今あるがれきを見つめるあなたの瞳の中にある。そしてそれらは、あなたの周りにあるすべてのものに反映されている。よく目をこらしてご覧なさい。きっと見えてくるから。

それらを慈しみなさい。育てなさい。そうして、今ある恐怖と不安を肥やしに、美しきあなたを反映する美しき未来の礎を作りなさい。

人類に残されている道は多くはない。

絶滅か、一つの地球中央政府のもとにある機械的で冷たい支配社会か、または、美しく愛にあふれたさまざまな個性が互いに共存し繁栄する明るい社会か。

もう少ししたら、どの未来の社会をどのように作ってゆくか、その選択の場面に立ち会うことだろう。

もう一度伝えよう。

あなたは、美しき星に生まれた、美しき存在であることを。心安く幸福に生きる可能性を、無限に持って生まれた存在であることを。そして、多くの人が、あなたと同じように愛ある明るい社会を求めていることを。

多くの人が善意の人なのだ。ただ、善意が地獄への道を敷く、という言葉があるように、ただ、よき人で、周りを気にして歩調を合わせるだけでは天への道は開かない。勇気と行動力をもった、積極的な善意が必要とされている。

もし政府に言いたいことがあるのなら言うのが良いだろう。会社に要求があるのならしっかり言うのが良いだろう。家族に求めることがあるのなら伝えるのが良いだろう。ただ、暴力的にではなく、愛と美と尊厳をもって伝えなさい。誠意と義をもって伝えなさい。カルマはかならず戻ってくるのだから。

最後に、コロナ菌の、コロナの意味を知っているだろうか?

コロナとは、光輪という意味だ。仏の頭の上にあるような、太陽や月に時々見られるような、光の輪のことだ。雫が水の上に落ちたときにできる、王冠のことだ。天使の輪ともいえる。なんと、最適な名前なことだろう。

あなたは、このコロナの嵐が吹き去った後、暗いトンネルを元気に走り抜け、光輪をかぶり、美しく微笑んでいるだろうか。そうであることを、そして幸運を、こころから祈っている。

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*パッシブアグレッシブとは 自身を意図的に被害者の立場にしたて、相手を攻撃する態度のこと

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主な星の動きについては、たぶん、みなさんあまり参考にならないと思いますので、今回からは省略させていただきます。また、星の影響は、それぞれが持って生まれた星によって現れ方が違います。

この内容を無断で転載はお控えください。一人でもおおくの方に読んでもらうため、「オススメ」は歓迎します。

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文・写真 by 目(さっか)





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