瞬間の流れ。

身体を動かして
外に出続けた
夏があったからか
多少部屋が寒くても
気にならない

朝一でストーブを点けなくても
なんとか耐えられてしまう

なんだか身体と心に
ハリがある様な気がする

今年の秋は
紅葉がほんとに綺麗で
キラキラと煌めく
日光に照らされた
赤や黄色や緑の
木々が
存在感たっぷりに
此処其処で
わさわさと
葉を揺らしている

充たされた
今年の私の身体が
秋の準備を始めて
穏やかな
微睡みに
身を委ねながら
瞬間を慈しむとき

本当の幸せとは
なんぞや
と
ふと想いに耽る

これが本当の
幸せなのかもしらん
と

きっとこの
心の奥底から
滲み出るような
安堵の一息は
忙しない
夏があったからこその
ご褒美のようなもので

最初からこの様な時を
重ねていただけなら
手に入らなかった
ものなのだろう

だから
全てはなすがままに
流されてきた瞬間の
一つ一つが
やはり無駄じゃなく
心地よい
疲労感があるからこその
安堵の一息で

今年もお疲れ様
ご苦労様
良く頑張ったねと
自分を褒めてやりたい

色々な
出来事があったけれど
やっぱり私は幸せで
満たされていて
染み入るようなこの
一時を
しみじみと
味わっていたい