生きてる奇跡・5
2008年3月25日。
大学院を卒業して三日後。
引越し作業を終え、私の家の家具など欲しい後輩に引き渡したりしたその夜のこと。
下宿先の新倉敷から、母の実家がある岡山に移動するときのこと。
後輩に駅まで送ってもらい、電車に乗って、岡山駅に着いたのが23時前後だったと思います。
母と祖父が待つ祖父宅へは、タクシーを使わなければその時間は交通手段はありません。
大きなスーツケースを抱え、タクシーの運転手さんにトランクに詰め込んでもらっていざ出発!のタイミングで母から電話。
『今どこ?!』
『え?今、岡山着いてタクシー乗ったよ。』
『良かった良かった』
何だ?と思いながらも、タクシー到着し、家に上がると、テレビではニュース。
岡山駅構内で人が線路に突き落とされ電車にはねられたと。
さっきスーツケースを転がしながら歩いてた場所。
後から段々詳しいことが分かってきたことによれば、
犯人は、人を殺して刑務所に入りたかったと。
殺すのは誰でも良かった。
刺し殺すことも考えてナイフを所持もしていた。
岡山に着いてから、外に出るのではなく、ホームをしばらくウロウロしていた…
気にし始めたら外になんて一歩も出られなくなってしまうけれど、
当たり前の日常は、当たり前ではない。
明日は当たり前にはこない。
『今日もありがとうございます。
明日からもよろしくお願いします。』
心のどこかに常にいつも備えている気持ち。
と、いうお話。
ありがとうございます😊 小さくても沢山の幸せを届けられるように頑張ります!