生きてる奇跡・1
今から約50年前の1974年。
東京は丸の内の三菱重工(現・丸の内二丁目ビル)にて無差別テロ爆破事件が起きた。
私の母は当時高校生で、ホームステイ先のアメリカ(あれ?イギリスだったかな?忘れたw)から日本に帰国し、迎えに来た祖母と東京で一泊し、岡山に帰る日だったそうだ。
宿泊先からタクシーに乗って、三菱重工前の道を通り、東京駅に到着。
当時のことだから、東京岡山間は5時間位はかかっていたのではなかろうか。
自宅に帰るとテレビでは大変な騒ぎになっていたと。
それも、ニュースの情報が整理されて分かってくると、その道を通ったほんの数分後の出来事だったようである。
母がこの話をしたのは、私が27とか28歳のころ。
たまたま仕事で検査を担当させていただいた患者さんからお話を伺っている中で、自分は頭の中にまだガラスが残っている、昔大きな連続爆破テロ事件があって、その一つに巻き込まれたのだ、あなたが生まれるずっと前の話。と、にわかには信じ難いエピソードを話されるので、家に帰ってそんなことがあったの?と聞いたら、あぁ!と、堰を切ったように話しはじめた母。
母がそのとき、東京丸の内で巻き込まれ、命を落としていたら、8年後、私はこの世に存在しなかった。
と、いうお話。
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