見出し画像

地方復活は~年金生活者の意気込みに掛かってないか? やはり本気でそう思うよ!! だってねぇ~

昔~30年か40年前にアメリカからの
リポートを読んだことを今でも覚えている

地方の小都市から車で1時間や2時間ほど走った
処は自然がいっぱいで、静かで、長閑で、余生を過ごすには
最高最適な場所だとして高齢者ビレッジが、どんどんと
造成されたことがあった

ところが蓋を開けてみると
1年2年と、どんどんと入居者が引き上げていく
3年も経つと理想のユートピアは半ばゴーストタウンに
近づき5年もすれば閉鎖に追い込まれる処も出没した

1)老人ばかりじゃ、面白くない
  若者と交流したい
2)病気になったとき1時間も2時間も走らないと
  いけないのは不便だし心配の種になる
3)歳を取ると誰でも身体が不自由になるのだから・・・
  いつでも、どこでも、すぐに行ける街中の
  密集地帯が逆に便利だ

筆者は信州に5年ほどいた
1年のうち8か月ほどいて冬の寒い時期になると
関西の自宅に戻っていた
東京から高速を飛ばすと2時間ほどの距離で
自然に囲まれた別荘地帯とあって
規模からしてダントツ日本一の別荘地帯なんだけど
退職を機に通い慣れた別荘に移住する人々が多い

ところが、相方に先立たれると~ほとんど
決まって東京に戻る
自然を楽しむには体力も元気も必要だ
身体が不自由になってくると身の回りで
なんでも揃う街中が便利なのよという

遅々として進まない地方再生

話しは変わるが・・・
地方再生を政治行政が声を高め始めて
すでに半世紀近くなる

元々、田中角栄の列島改造論は一極集中の
都市型社会の行き過ぎを是正し地方と都市の両立を
唱えていた

ところが道路などの交通網が整備されるほどに
一極集中は度を増し世間に限界集落なるものの
出現が始まった

ちょうど離島に橋が架かるのと似ている
橋が掛かり生活が便利に叶うと逆に島民たちは
島を離れ内地に移住してしまい、内地の人々は
自然に囲まれた生活を求め島に別荘を作る

地方再生が叫ばれるなか全国各地に
村興し町興しなる集団は必ずいる
しかも普通は複数件あって、それぞれに活動している

地域再生が阻まれる理由

完璧な私見なんだけど・・・
全国に散らばる村興しや町おこしの活動は
村興しや町興しと呼称される過疎村づくりに
過ぎないとしか見えない

1)過疎の地域や限界集落は、もはや自力での
  再生は不可能に至ってる
2)再生には街の人々の継続したサポートが必須
3)ところが「オラが村」意識が強すぎる
  街の人々の助力を求めるよりも「オラが村」の
  方針や慣習に従えという態度が大きすぎるので
  結局、誰からも相手にされず今に至る自覚に欠ける
  つまり地域エゴから抜けきれないので地域と伴に
  朽ちるしか道が残されない
4)この背景に、村興しの人々も自分たちだけでは
  何もできず、結局は街の人々の助力を求める地域と
  街を仲介する立場なのだが・・・
5)自分たちの人の輪にできた活動方針や習慣を常に
  優先している。街の人々の関心は地域であって
  地域の活性化に注力したいのであって村興しの人々を
  サポートしたいのではない
6)両社ともにエゴが強すぎて、エゴが前面で大きな壁を
  作ってしまい街の人々は壁を乗り越えられず離れていく
  しかない

元気な年金生活者が溢れてる~!

それこそ半世紀前なら~
55歳で定年を迎え、疲れた心身を癒すように
隠居生活に入り、年金をもらいながら家の周りを散歩して
10年も経てば~この世とおさらば・・・なんてのが
平均的な線だった

ところが、今日、一気に寿命が延びて
100歳を超える人々を集めると、なんと
武道館に収容しきれず溢れ出してしまう時代となった

今日、高齢者の自動車事故が高止まりで
75歳で免許書の更新が難しくなるような制度も
誕生してきたが、80歳でも元気な心身をもてあそばせ
何か、社会とのつながりを持ち若者や地域の人々の
生活とつながるようなポジションを望む人々で
あふれている

しかし、元気だからといって、今日の年金生活者が
仕事するとなれば、結構に難しい
1)時間から時間に決められた仕事をこなす
  毎日というのは想像以上に辛い
2)責任を持たされる仕事は怖くて手が出ない
  もう昔のように無理が効かない
3)新しいスキルを身に着けるのは若い時と違って
  途方もなく困難が伴う

つまりは、マイペースで仕事のテーマだけを与えられ
自己裁量でこなしていく仕事があれば、是非ぜひとも
やりたいという人々が実に大勢いるのだ

ところが、効率と合理性のみを極限に求めている今日の
社会や事業体では、このような要望が見直される余地は
皆無に近い、まずもってない

しかしだ、村興しのプロジェクト事業には
打ってつけだと思う!もちろん、前述のような
村興しの集団や役場とは別世界なプロジェクトを
興すのは必須なのだけど・・・

若者のように収入や社会的地位に固執する
年金生活者は少ない。社会とのつながりを持てる仕事に
マイペースで自己裁量で参加できること自体に満足できる
高齢者は今後ますます増える

地域に高齢者が移住し、コミューンのような集団を
形成できればいいのだ
空き家は沢山余ってる
リフォームも、今日では全国どこにでもあるホームセンターに
すべての材料が整っているので、素人でもすぐにこなせる

・・・実は、そんなことを呉から始めてみたいと思ってる
興味のある方は、お気軽に、お問い合わせください


サポートいただけると~すっごく励みになります ご意見など常に歓迎です メールください