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2011.3.13(土)投資成長日記

土曜日は市場が休みのため、一週間の振り返りや経済ニュースについて書いていく。

Bloombergからこういう記事を見つけた。
『プライマリーディーラー、米国債保有減らす ―資本要件緩和の終了迫る』


米国債が売り込まれた先週、投資家はレバレッジを減らした兆候がある。しかし奇妙なことに、ディーラーが抱える米国債の在庫は増えるどころか急減した。

米連邦準備制度理事会(FRB)の11日発表によると、プライマリーディーラーの米国債保有高は3日までの週に過去最大となる647億ドル(約7兆円)減少し1858億ドルとなった。2018年以来の低水準が続いている。

通常は、投資家が米国債を売ればディーラーの在庫は増える。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期の昨年3月もそうだった。予想外だった今回の減少では、期間6年未満の米国債が308億ドルと顕著に減った。

この現象の説明として考えられるのが、米銀の資本要件の一つを緩和する時限措置が3月31日に終了するのを前にディーラーが米国債保有を減らしたというものだ。昨年4月からのこのコロナ危機対応措置は、「補完的レバレッジ比率」算出で米国債と準備預金を除外することを認めているため、銀行はより多くの米国債を保有することができた。

連邦準備制度の当局者らは最近の発言でこの問題について明言しなかった。現在は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて発言自粛期間に入っているが、緩和措置が延長されないリスクの高まりを意味すると市場では解釈されたようだ。実際、延長されるかどうかは見当がつかない。
【出所:Bloomberg 2011.3.12】

プライマリーディーラーとは、簡単に言うと米国債の入札に参加できる証券会社のこと。
難しいことはわからないが、つまり米国債売り傾向があるということだと思う。このことから、長期金利は上昇したのだろう。補完的レバレッジ比率(SLR)の緩和措置がどうなるかで、金利がどうなっていくのか、来週体験できる。





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