「Running Lean」感想文②
今回から少しづつ内容をアウトプットしていこうと思います。
まず、本書はビジネスを成功するために必要な考え方を順序立てて、実例を交えながら学ぶことができる構成になっています。
そして本の対象としては、ビジネスに関わる全ての人が対象であると思います。スタートアップの人材に限った対象ではないようです。
この本を読んでまず「なんと!!」と思ったのは、
「成功したスタートアップの2/3が、当初のプランを途中で大幅に変更しているのです」
という言葉です。
個人的なイメージとして、スタートアップで走り始める人は、自分のビジョンに強いこだわり、信念を持っていて、実現するために全力!というスタンスが多いと思っていました。
しかし、意外にも最初に掲げたものがそのままビジネスとして成功している例は少ない様です。
確かに、ビジネスをする上で、情熱などといったものは重要です。しかし、それと同時に持ち合わせないといけないのは、顧客と自分との距離を正確に測ることができる客観性です。
この客観性を確保するためのビジネスモデルの文書化であります。文書化する中で、
本当に解決すべき課題は明確になっている?
市場との中でのポジショニングは?
将来事業は拡大する予測は立っている?
と言ったことを考え、誰が見ても「これは必要である」と納得する形を作ることができます。そして、この形は一度では完成しません。なんらかの方法で顧客との継続的なフィードバックループを作り、日々修正を繰り返さねばなりません。
そして、少しずつ最初のプランを修正していく必要があります。
ビジネスで売っているのは、解決策(ソリューション)だけではありません。その前後の文脈であり、将来性も含めたビジネスモデル全体が商品となります。
現代では誰もが発信することができ、コンテンツが溢れかえっています。このビジネスモデル全体をしっかり表現し、商品と紐付けられるかが選んでもらう上で、とても重要なのではないでしょうか。
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