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マダニ顛末記 ~とりあえず生きてます~

噛まれたんですよね。マダニに。

気付いたのはお風呂。
ふくらはぎ洗ってると茶色い塊が見えて、『あれ?!かさぶた?』と手に取ろうとしても…取れない。
よく見ると足が生えてて、しかも、ちょっと動いてる。

まさか…これは…伝説の…
マダニ?!

泡を流して取ろうとしても取れない。
ふくらはぎにがっちり食いついていて、離れない。
すっかりパニックに陥った私は旦那を呼び出し、『と、と、と、取って!たぶんマダニ!!』と訴え、取ってもらい『念のため、写真撮って!』とお願いしたわけです。

その時の写真が、こちら





いや、見せません!ごめん!(笑)今見ても怖いんだもの!!

『噛まれたら最悪死ぬ』って聞いたことあるよ、マダニ。
風呂上がりにネットをサーフィンすると来るわ来るわ、恐ろしい情報という波が。
弱ってる時にネットなんかするもんじゃないわ!
でも、何も知らないのも不安。『これからどうすればいいのか』を知りたい。

で。調べた結果

  • 無理に取っちゃダメ

  • 食い付いてるマダニにワセリン塗って窒息させてから引っこ抜く

  • もしくは噛まれたまま病院に行って取ってもらう

上の三点はマダニの口吻が皮膚に残ると炎症を起こすためだそう。マダニを媒介した感染症もあるし、ともかく受診するのが一番だそうで。
ただ、私の場合、もう引っこ抜いちゃったし(汗)
しかも土曜日夜だったのですぐの受診は叶わず、ネットの体験談からとりあえずムヒ塗って、もう半泣きで医師に相談できる有料のサイトに質問。すると以下のようにアドバイスいただきました。

  • (写真見て)マダニで間違いなさそうです

  • 月曜日でいいので皮膚科を受診すること

  • 口吻が残ってないかルーペで見てもらって

  • 念のため抗生剤処方してもらって

  • 体調に変化があれば救急に駆け込むこと

太陽が二度顔を出して月曜日。
朝イチで皮膚科に駆け込み、これまでの経緯を説明。
患部を見てもらったところ口吻は残っていませんでした。(旦那に感謝!)

あと、抗生剤も処方してもらった。
この地域のマダニは「SFTS」と「日本紅斑熱」のウイルスを持ってるそうで(地域によって持ってるウイルスが違うんだと)、抗生剤は「日本紅斑熱」の予防に効くそう。
あら?!「SFTS」は?
そっちの方が致死率高くてヤバそうなんですが、抗生剤では防げないそうで、潜伏期間である2週間は体調の変化に気を付けて少しでも異変を感じたら受診するよう言われました。


そして2週間後。
まったく何もなく「ちょっと痒いかな」程度で、食欲もあるし、お酒はうまいしでとりあえず生きてます!
ひっかいてしまった患部は今度は本当にかさぶたになりました。

これ、自分だから「なるようにしかならんわー」と割り切れる部分もあったけど、子供がこうなってたらと思うと・・・それだけで胸が締め付けられます。
噛まれたのが自分で良かった。

ちなみに、一度噛まれたら2週間くらいへばりついて吸血すると聞いたことがあって、「いやいや、そんな。気付かないなんてこと無いでしょ?!」と思っていましたが、私が噛まれたのはおそらく当日の12時ごろ=子どもと一緒にアスレチックに行った時。
そこから気付いたのが20時すぎ。
長ズボンを履いていたのもありますが、それにしても噛まれたこともへばりついていたことも全然気付きませんでした。わお。
血を吸い続けたマダニは梅干し大くらいになるんだってさ。


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