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トレード資金を2度も吹き飛ばすまでの全履歴(反省)

トレードの損益記録を付け始めたのが2020年の3月。
そこから勝っては負けてを繰り返して(圧倒的に負けが多いが)、一時期はマイナス40万円まで資金を飛ばしました。

まぁネットでは何百万、何千万円と損切りしている人がたくさんいるので、「たかが40万円かよ」と思われるのは仕方ないんですが、自分にとっては大事なお金。

しかも一瞬とはいえ40万円のマイナスからプラスに持っていけたのだから、余計に悔しいわけです。

原因ははっきりしていて、9月13日のドル円で発生したスリッページ。
スリッページとは、予め設定しておいた注文レートから離れて約定してしまうことです。

急激な値動きによって、予め設定していた損切りレートにかからず、予定外のレートで決済された事からトレードスタイルを崩し、負けを取り返そうと普段はやらないスキャルピングを繰り返して…と自暴自棄になり後はお決まりのコースに乗ってしまいました。

結局、今度は最高損失のマイナス50万円にまで資金を減らしてしまったのですが、これを好機と捉えて改めてFXに向き合いたいと思います。

さて決意表明が長くなりましたが、反省の意味も込めて(むしろそれだけ)2020年からのトレード記録を数字で振り返りたいと思います。

月次トレード損益

月次トレード損益

数字が細かくなってしまいすみません。それもこれも全て9月のせいです。
スリッページのせいです。

トレード記録を付け始めた2020年の3月はいきなりプラスの成績で終わることができました。

それまでもトレードはしていたんですが、記録を付けたのが初めてだったので、「あれ。トレードって勝てるんじゃね」と思っていたのが懐かしく思います。
次の月でそんな思いも吹き飛びましたが。

ちなみにトレードを始めた最初の資金は確か5万円だったと思います。
当時はなけなしの5万円でしたが、さらに数年で10倍にまで資金が膨らむとは思ってもいませんでした…。

ちょこちょこ勝てている月もありますが、「ラッキーで勝てている可能性がある」と自分をあまり信じていませんでしたので、「3ヶ月連続で勝てたら自分のトレード技術はある程度成功している」と思うことにしよう。などと考えていたのですが、最高連勝月数は結局2ヶ月止まりのままです。

次は累計損益の推移を見ていきたいと思います。

月次トレードの累計損益

月次トレードの累計損益

月別で見れば2020年の3月から1度もプラスに転じずに、マイナス50万円まで下がり続けましたね。
これがチャートならショート一択です。

自分の中では今年の3月が転期でした。
3月には5万、4月には6万と勝ったのですが、明らかに勝てる感触を掴んでいる。そんな気がしたのです。
なので、6月に12万負けた時もそこまでのショックは受けませんでした。
流石に6月に12万負けた時はショックでしたが、取り返せるんじゃないかという自信のようなものは感じていました。

そして8月。40万のマイナスから¥15,000にまでマイナスを減らし、9月の7日に約2年半ぶりに総損益がプラスを達成したのです。

ここからは金額だけではなく、他の面からもトレードを振り返ってみたいと思います。

月次トレードpips損益

月次トレードのpips損益

こちらのグラフはトレードの金額損益ではなく、pips損益を表したものです。
先程の金額ではマイナスだった月も獲得pipsで見るとプラスで終わっている月があります。

特に3月以降に自分の中で「何かが変わった感触」があると書きましたが、実際にpipsではプラスで終わっていましたので、勝っている気がしていたのは確かんですよね。

では、獲得pipsではプラスで終われているのに、金額の損益ではマイナスになってしまった原因はなんなのか?

答えは資金管理です。

金額ベースとpipsベースのリスクリワード

金額ベースとpipsベースのリスクリワード

こちらもグラフが細かくて申し訳ないのですが、金額ベース・pipsベースそれぞれのリスクリワードを表したグラフになります。

リスクリワードとは損切り幅と利益幅の割合のこと。
例えば平均損切り額¥1,000に対して平均利確金額が¥3,000だった場合、リスクリワードは1:3となります。

いわゆる常勝トレーダー程資金管理には細かく、特にリスクリワードには拘ります。

先程、3月から「なんとなく勝てる気がする」と感じる様になったのは、このリスクリワードを意識しだしてからです。

で、上のグラフのでは金額ベースのリスクリワードが、pipsベースのリスクリワードに比べて悪いのは、簡単に言うとビビっていたから。

この頃になると1回の損切り額が¥30,000を超え出しました。1回のトレードで¥30,000失うということは、3連敗したら10万円です。

マイナス40万からコツコツと積み上げてきた金額の1/4が簡単に無くなってしまうという恐怖から、1回に張るトレード金額を引き下げていたのでした。

勝ち始めた実感はあったものの、「3ヶ月連続で勝てないようならラッキーなのかもしれない」と自信が持てず、メンタルが追いついていない状態だったんです。

そんなこんなでビビって枚数を落としたトレードを続けながらも、累計損益を順調に伸ばしていた矢先に発生したスリッページによって、心が折れてしまいました。

それでは最後に憎き例のトレードを振り返ってみようと思います。

2022年9月13日のドル円トレードの振り返り

ここからは9.13のドル円トレードを検証アプリを使って振り返りをしていきたいと思います。実際のトレードとは若干レートが違うかもしれませんがご容赦下さい。

日足の相場分析

日足

9.13ドル円日足の相場環境は誰がみても分かる通りの上昇トレンド中。
直近は145円の壁に抑えられて跳ね返されているところです。

4時間足の相場分析

4時間足

心理的な抵抗要素である145円の壁には届かずに下げ、一度MAを割って来た場面。
145円の壁の強さ。日足の短期MAまでの距離がある。
の2点を踏まえて、チャンスがあれば短期的にショートを仕掛けようと思っていました。

1時間足の相場分析

1時間足

1時間足では三角持ち合い。
短期MAと長期MAもいい感じで収束して来ているので、ここからは15分足に切り替えてタイミングを図っていきます。

15分足の相場分析

15分足

ここからは15分足に切り替えて相場を見ていきます。
といっても三角持ち合いの下限ラインまで距離があるしまだ静観です。

エントリーからロスカットまで

売りの逆指値を設定した場面

その後レートが下がり、三角持ち合いの下限ラインと直近のサポートラインを同時に割ってくるところで売りの逆指値を仕掛けました。
後は指値にかかればトレード開始です。

エントリー

無事にエントリーできました。
後は損切りラインを適宜引き下げつつ、目標ラインを目指すことになります。
今回の場合の最終目標ラインは日足の直近高値139.400ですが、1時間足の三角持ち合いがスタートしたレートでも引っかかる可能性は大です。むしろそっちの方が有力かもしれません。

損切りは直近高値に設定しています。

損切りラインを移動

順調に下げて来たので損切りラインを移動。
エントリーラインより下に設定できたので、これで今回のトレードは勝確。のはずでしたが。

第一目標であった、三角持ち合いがスタートしたレートに近づいて反応し始めていますね。

なんて思っていた矢先、

ドーン

大陽線が出現。
損切りが間に合わずスリッページが発生。
結局、ロスカットがされたレートは1時間足の直近高値を優に超える143.668でした。

トレード結果

トレード結果

分割決済するために2枚に分けていましたが、合わせて15万円のロスカット。
エントリー時には合わせて3万円で設定していたので、5倍の予定外。
いや、本当は微益で逃げられるはずだったので、予定外も予定外です。

まぁ、今考えるとこれだけの事でマイナス50万円になるまで自暴自棄にならなくてもいいんじゃないか過去の自分とは思ったりもしますが。仕方ないですね。

改めてトレードに向き合ういい機会になったと今では思えるので、これからも挑戦していきたいと思います。

その一つとして、今まではトレードの結果だけを、しかも数字だけしか記録として残してこなかったので、これからはエントリー時の画像やトレード根拠なんかも合わせて記録としてつけていく事にしました。

こんなメンタル弱々トレーダーのトレードノートが見たいと言う奇異な趣味をお持ちの皆様。時間がある時にでも覗いていただけたら嬉しいです。

一緒に成長しましょう。

walker
あ、FXとは関係のないブログもやってます。

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