見出し画像

龍宮城に宛てた短文

 きっかけは0年0組でした。女王蜂が好きで、アヴちゃんのお仕事ならすべて見る、を信条にしていた私が初めてリアルタイムで追いかけたオーディション番組。歌って踊るグループを好きになったことのない私にとって馴染みのないことばかりでしたが、毎回生徒のみなさんの素直さ、努力、苦しみ、悲しみ、悔しさ、いろんな感情を見つめ、時には共に涙しました。あんな感情にさせられるとは思っていなくて驚いた。最終話まで見届けたのち、どうせならお披露目公演も見たいなとチケットを勝ち取った5/6。3公演の中でどんどん成長していく龍宮城メンバー全員の覚悟を感じ、私も本気であなたたちを応援したいと覚悟を決めました。
 あなたたちの人間性が好きです。あの教室出身なだけあって、ちゃんと素直になれて、人に優しくできる。互いに永遠のライバルでありながら尊敬を持ち、互いを尊重できる。年齢は記号だしあまり関係ないと思ってるけど、人間性や振る舞いの面において見ていてこんなに安心できる人たちって貴重だなと思って信頼を置いています。
 これは言わずもがなですが、全員表現に貪欲なところが好きです。デビューしてから今まで、歌、ダンス、演技など本当にたくさんの挑戦をしてきているけれど、成長の終わりがまったく想像できないくらい止まらないというか。相当な気力と努力がなければできない域だと、表現者ではない私にもわかる。アヴちゃんはよく「0年0組は終わらない」と言うけれど、まさにあの教室での日々を続けるかのように学び成長し続けるのが龍宮城なのだと痛感しています。
 ライブを生き甲斐と言い切るあなたたちが好きです。私も好きな音楽を全身で浴びられる"非日常"であるライブという空間を生き甲斐としているタイプの人間ですが、龍宮城は一つのステージに懸ける想いが並大抵ではないと思っていて。ステージの中身もアヴちゃんや他のメンバー、スタッフさん達と共に作り上げる要素が毎回増えているんじゃないかな。次のステージで何を見せられるのか、毎回あまりにも予想がつかないので、だんだんライブに行くのがおそろしくなってきてしまっています。まあそうやって怖い思いさせられるのも好きなので行くんですけど!女王蜂のライブに行く時の気持ちに似ているかもしれません。これからもどんどんこちらをビビらせてください。対戦いつでもお待ちしております!
 全員に宛てようと思って書いていたら幾分抽象的になってしまいました、伝わっていればいいけれど。
 一人ひとりの好きなところは改めてお手紙でお伝えすることにします。時間がかかってしまうかもしれないけど、それが一番確実だと思うので、今度必ず。
 最後に。今回の企画がなければこんな風にみなさんに宛ててメッセージを送ることはもうちょっと先になっていたかもしれません。この度は素敵な企画をありがとうございました。
 これからもぜひ応援させてください。2024年辰年、龍宮城がさらなる飛躍と深化を遂げる大躍進の一年になりますよう、願いを込めて。

2024.1.7 SIA


※こちらの文章は龍宮城ファンクラブ「龍宮場」で行われていた「直筆サイン入りポスター」プレゼント企画にて、メンバーへのメッセージとして送信したものです。龍宮城結成1周年を記念し、公開してみました。