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NFTでコミケに出よう!

はじめに

コミケ(コミックマーケット)はニュースなどでご存じかと思います。
夏と冬に東京で行われていて、来場者は75万人(コロナ以前)を記録する世界最大の同人誌即売会です。
来場者だけでもその数ですが、出展者も3万人を超え、その多くが漫画やイラスト、小説を描いています。

日本の同人誌文化はすそ野が広く、レベルの高いアマチュアの表現者がこれほど多く自由に表現する場は世界でも稀であり、最先端だと言えるでしょう。

その「コミケ」に出展してみませんか?というお誘いです。


なにはともあれ締切や料金のはなし

コミケは年2回。夏と冬です。夏のコミケ(夏コミ)はお盆頃行われます。
ですので今申し込むのは冬のコミケ(冬コミ)です。

ずいぶん先の話をはじめたな?と思われるかもしれませんが、
なんと申し込みが、今月(8月)なのです。
オタクイベントはファッション業界のように先取りなんです。
ですので、まずは以下をしっかりご確認ください。

冬コミ申込締切

決済締切   2022年8月21日(日)18時00分
申込締切   2022年8月22日(月)11時00分

冬コミ開催日と場所

2022年12月30日(金)~31日(土)
東京国際展示場(東京ビッグサイト)東・西・南展示棟
そう、大晦日です!

冬コミ出展料

申込+C101参加申込書セット(PDF版):¥10,200

コミケに何を出せばいいの?

表現物であれば基本的になんでも出品できます。
フィジカルグッズを用意しましょう。

NFTクリエイターであれば、
●イラスト集
●漫画本
●オリジナルグッズ
●音楽CD
●コスプレ
●小説・論評本
●写真集
などでしょうか。

細かく見ていきましょう。
みなさんに合う出品物が見つかるはずです。


イラスト集

カラーイラストを描いている方なら、イラスト集が良いでしょう。
1枚絵を描いている方はもちろん、PFPをメインにされている方も、1ページに何個か配置したりして、自分の作品のまとめ本を作ってはいかがでしょうか。
普段デジタルで描いている方なら、印刷されて冊子になったものを手に取ると、特別な感動がありますよ。
また、普段はあまり意識しない解像度や画像サイズ、色の再現度などにもこれを機会に触れてみると、今後の創作の幅が広がると思います。

普段アナログで描いている方なら、原画販売などどうでしょうか。
ただし、持って帰りやすいような工夫は必要かもしれません。
額装したものを頒布する場合は、搬入や搬出に関しても少し気を遣う必要がありそうですね。


漫画本

漫画NFTを展開されている方こそ本領発揮!
NFTで読めるのだとしても、印刷された紙の本への需要はいつの時代でもあるものです。
漫画NFTとして出品した漫画をまとめた「まとめ本」を作れば、活動した日々の集大成にもなって嬉しいものです。
書き下ろしを何ページか加えてみてもいいかもしれませんね。

即売会の良いところは、通りすがりの方が手にとってくれることです。
NFT界隈以外の方にも自分のコレクションをアピールできるチャンスです。
そういった意味でも漫画本は通りすがりでも手に取りやすいため、需要が高いものになります。


オリジナルグッズ

デザフェスやフィジカル展示会と同じようなイメージです。
Tシャツやキーホルダー、ステッカーなどなど、机に置けるものならなんでも大丈夫!
グッズを見栄え良く並べるブース作りも、凝れば凝るほど楽しいのがグッズ販売です。
また、グッズセットを限定個数作るなど、販促にこだわるのも楽しいところ。
同人グッズとして作れるものは本当に多いので、可能性は沢山あります。
もちろん、イラスト集や漫画本とグッズを一緒に机に並べてもOKです。

音楽CD

音楽NFTを販売している方は、CDパッケージにして頒布してみてはいかがでしょうか。
CD?令和に?と思われるかもしれません、しかし同人誌即売会はそもそも「手元に置きたい」「現物を買いたい」という意識を持つ人が集っています。
手作りCDを販売してみるのも楽しいと思います。
ミュージシャン数人でCDを作ったり、ジャケットをイラストレーターさんに依頼するなど、コラボの楽しみもありそうです。


コスプレ

コスプレはコミケの華!
更衣室の申し込みや、持ち込み禁止物など、要項をよく読んで参加してください。
コスプレイヤーさんは、会場内に居るだけでなく会場の外で撮影会をしていることが多いので、外に出てみましょう。
コスプレをしていて、写真を撮っていいか聞かれることもあるでしょう。
撮られる時のポーズやSNSに載せてもいいかどうかを、事前に決めておくといいですね。


小説本 / ハウツー本

NFTではあまり多くは見かけませんが、小説本も根強い人気です。
イラストレーターさんに表紙を描いてもらうなど、コラボすると人目にもとまりやすいと思います。
小説本は比較的安価に出せるのも良いところです。

ストーリー小説だけではなく、論評・書評なども人気です。
「NFTの出品方法」や「NFTとは?」といったハウツー本なら、NFTを知らない方の目に留まりやすいかもしれません。図表を入れたものをイラストレーターさんや編集ソフトを扱える人と組んで共同出版も楽しそうです。


写真集

写真NFTなら、やはり写真集。
印刷にこだわれるのも魅力です。
額装した写真を頒布してもいいかもしれません。
ポストカードにしたり、生写真5枚組にするなど、価格帯に幅を作ると手にとってもらいやすそうです。


コミケの申し込み方法


まずは申し込み用紙が必要です。
夏コミで買ったり一部書店で買ったり郵送でも購入できますが、ここはオンラインでの購入方法を説明します。

※注意:申し込み用紙は有料(1,000円ほど)です。そしてコミケには当落があります。つまり落選して出展できない可能性もあります。当選が6割ほどですので、落ちる確率が結構高めです。そして落ちた場合、申し込み用紙購入代は戻ってきません(サークル参加費8,000円は返金されます)。その点だけご了承ください。


オンライン申し込み方法

まずは要綱を確認してください(後程購入する申込書セットと同じものです)

https://www2.comiket.co.jp/info-c/C101/C101Appset.pdf


①サークルドットエムエスに新規登録する

②サークルカットを作成する

サークルカットテンプレートBをダウンロードしてモノクロで作成してください。申込時にアップロードするので、先に作る方がいいです。


③オンラインで申し込む(同時に申込書セットを購入します)
サークルドットエムエスにログインし、「イベント新規/申込中一覧」をクリック。コミックマーケット101の「新規申込」から申し込みます。
決済方法はクレカか振り込みです。

④振込の場合、期日までに入金する

⑤当落を待つ(落選の場合出展料は返金されます)


入力欄に何を書けばいいかわからない

即売会慣れしていれば30分もかからない申し込み作業ですが、オタク以外の人には難易度が高いと思います。

いくつかポイントを案内しておきますね。

サークル名

なんでもいいんですけど、運営母体名のようなものを考えてください。
私は「LOPLOP-STUDIO」です。
ご自身のコレクションの名前から「〇〇(コレクション名)運営委員会」みたいなのでもいいです。
でもせっかくなので、かっこいい名前がオススメです。
中学生になった気持ちで考えてみましょう!

執筆者名

いわゆるペンネームなので、本名以外で大丈夫です。

発行誌名(1冊)(タイトル)

コレクション名でいいと思います。
「誌」ではない場合もあると思いますが、審査用に「何かは必ず出すので」というアピール欄だと思ってください。

ジャンルコード

最大の難関。今は「NFT」というジャンルはありません。
私は「900 その他」としました。
昔からコミケに出ていて、オリジナルの頒布物がある方々は、創作(少年)もしくは創作(少女)あたりで申し込んでいるのだと思います。
しかし、コミケにNFT枠を新しく作ってもらいたい思いがあります。
なので、頒布物概要に以下のように記入しました。

NFTで販売しているイラストのイラスト集や漫画、グッズを頒布したいと思っています。「創作(少年もしくは少女)」に当たるのかもしれませんが、できればNFTクリエイターを集めた島が今後出来ればと思い、一旦「その他」で申し込みさせていただきました。

コミックマーケット101(今回)の販売予定

これ、難しいですよね。
この欄は、運営がサークルの配置を決める時にどれくらいの搬入数があるかの目安を知るためのものです。例えば1000冊持ち込むサークルであれば、それなりの場所を準備しなくてはなりません。
なので、難しく考えず、以下のようなおおまかな内容で大丈夫です。
ページ数も値段も持ち込み数も適当ですが、運営の判断基準としては十分だと思います。

当選したらどうするの?

もし当選したら?
参加に役立つnoteを貼っておきますので、参考にしてください。
また、私が当選した場合は、NFTで参加する場合の準備記事も書きますね。


さいごに

さて、本日(8月12日)冬コミに申込しました。
以下は私のサークルカットです(変更するかもしれませんが)。

オンライン最前線であるはずのNFTでフィジカル展示会が活発なのは、まだまだ人に会いたいという気持ちが強いのかなと思います。
そしてオタクコンテンツとしてはコミケが最大のフィジカルイベントだと思います。

コミケは2018年以来なので、ずいぶん久しぶりです。
即売会は独特の空間で、参加するといつも「次も頑張ろう!」と思えます。

では、みなさんとビッグサイトで机を並べられる日を楽しみに、当落を待とうと思います!

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