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「サジ考」が日本NFT美術館のIPとして再始動するその経緯と今後について

2022年5月に始まったSF漫画連携型PJ「サジタリウスは考えたー」は、このたび日本NFT美術館(以後「美術館」と表記)のバックアップを受け、美術館IPのひとつとして活動を再開いたします。
全面協力を引き受けてくださったJAPAN DAOのみなさん、一緒に喜んでくださった編集部のみんな、そしてサジ考を支えてくれているホルダーのみなさんに、心より感謝申し上げます。

さて、これまでのサジ考とこれからのサジ考についてをこの機会に記しておこうと思います。

まずは2023年の活動停止について。
・市況があまりよろしくない
・マーケットの乱立に振り回されたくない
といったことで無理はしない選択に至りました。

もともとサジ考はNFTでなければ続けられないものではないため、別の角度での再出発も検討しました。
ですが私はWeb3、そしてWeb4に続く技術・未来に強く惹かれていたため、諦めきれずにもうしばらく見守ることを選びました。

その間は美術館の仕事(編集長)をすることでWeb3界隈に関わってきたのですが、上記の悩ましい環境に対して、美術館はNFT LIFEという名前のアプリを作ることで次の世界へ進もうとしていることを、日々感じていました。

そしてフィジカルイベントへの参加を通して集まった美術館のメンバーと色々な話をしていく中で信頼関係が育ち、気づけば編集長としての活動も1年が過ぎていました。

私が編集長になった経緯は、AMATOのストーリー作成がきっかけでした。
その頃はまだAMATOもNIJIもKAGURAも漫画ははじまっておらず、その後、編集部が出来て人が集まる中で漫画連載が始まりました。

日本NFT美術館との出会いは、AMATO作画のとことこさんの絵がとても好みだったという単純なものでした。
そして2022年の夏にFounderのゆーださんがスペースで「日本NFT美術館はクリエイターにユーティリティを提供する」とおっしゃったのを聞いて、雷に打たれたように会いに行って以来、私には珍しく押しの姿勢で関わってきました。
フィジカルよりもメタバースを好む傾向も私と合ったため、心地よく活動を続けて現在に至ります。

1年前は「サジ考」は美術館の活動とはさほど親和性はなかったように思います。
「いつかジェネやってみたいです!」「いいですねやりましょう!」みたいな会話をした記憶はありますが、2022年末頃にはPJがジェネラティブを発行する流れ自体が落ち着きを見せていました。

その一方で、2022年末に始動したウェブアプリのNFT LIFEはまさしく「ユーティリティ」としての機能を持っていました。
該当NFTを所持していればポイントが貯まる。そのポイントは色々なことに使える。
この基本骨子だけでも、「私が作ったNFTを所持してもらうことでホルダーさんにポイントというユーティリティを提供できる」という明確なメリットを感じました。
NFT LIFEは現在Smart Pocketと名を変えて、新しい経済圏の構築を目指して進んでいます。

そして今年に入ってからNFT LIFEもSmart Pocketも大量のGiveawayを行っており、そのためのイラストを編集部で沢山描きました。また、最近アナウンスされていましたが「漫画を読んでポイントGET!」という触れ込みで、連載漫画がポイントに結びついていくシステムも発表されました。

1年以上見てきた日本NFT美術館は、一貫して「IP」の確立に動き、「物語」や「キャラクター」を求め、重視しているもののひとつが「漫画」であり続けています。それは「音楽」や「動画」「アニメ」「ゲーム」へと展開を広げていくことに繋がります。

そして2023年も終わりに近づいた今、美術館とサジ考はとても近い位置にいることに気づきました。

サジ考はキャラ一人一人にビジュアルがあり、性格づけがされており、物語がある。
作ろうと思えばグッズも出せるし、主題歌も作れるし、キャラソンだって作れる。ストーリーがあるので、動画化できるしアニメ化できる。ゲーム化だって可能。

私は作曲できない歌も歌えない動画も作れないしゲームも作れない。でも美術館にはそれが出来るクリエイターがいる。
美術館は作曲できるし動画も作れるしゲームも作れる。でも「IP」は持っていない。

求めているもの、提供できるものが合致していることに気づいたのです。

漫画を読んでポイントがもらえる仕組みが出来たのなら、その漫画は1つでも多い方が良いんじゃない?
そう思ってゆーださんに声をかけました。

あとは速かったです。すぐに快諾していただき、ドメイン取得、サイトの調整、Xアカウント作成、Discordアカウント作成とわずか数日で準備が進んでいきました。

サジ考と美術館の経緯はこんな感じです。

先日「世界観がわかるようなイラストを描いてください」と依頼がありました。
現在プレミントで応募できるプレゼント企画用のイラストです。
そこで私は、SFであること、いろいろなキャラがいること、人間以外の何かもいることが伝わるイラストを描きました。

本当に楽しかったです。
今まで「NFTで販売する一枚絵」を描こうとすると、頭のどこかで「露出の多い女の子の絵が売れるよね」という邪念が顔を出していました。
でも私は世界観を伝えるイラストを描くだけでいいのです。何よりも描きたいものをストレートに描くことができました。

もちろんそれで儲けになるわけではありません。
しかし数千人のウォレットに私のイラストが送られるという事実は、今までに経験できないようなことでした。

もちろんこれだけではありません。
そのNFTを所持することで、ポイントが貯まるのです。

私の描く漫画も多くの人に見ていただけることになるでしょう。
一次創作者としてとても嬉しいことです。
そしてそれを読んだ方はポイントを得られるのです。

私はクリエイティブに専念します。
それを使って美術館はポイントからはじまる新しい仕組みでユーティリティを創造します。

その船に「サジ考」は乗り込みました。

さて、私も、美術館も、ホルダーさんも、そして多くのクリエイターとそのファンにとって、新しく面白い、そしてちょっと(かなり?)お得な仕組みを作っているSmart Pocketについては、また別の記事で紹介したいと思います。

ではでは、長々と読んでくださってありがとうございました!

これを読んでサジ考を応援したくなった方、関わりたくなった皆様、プレミントに参加したりディスコードに参加して続報をお待ちくださいね!


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