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オーシャンSこれ買います‼️

お品書き

1. 全頭診断
   a. まとめ
   b. 全頭コメント

 能力値のまとめと各馬に関する個人的見解を軽く述べます。今回だけでなく、今後のレースでも応用できるように詳しい特徴を共有していきます。
 まとめ部分では、以下の【まとめルール】に則ってランク付けしています。この時点では、TBや枠順、舞台適性を考慮していませんのでご注意ください。あくまでも自己条件でのパフォーマンスレベル平均値です。


2. 最終見解
   a. 印
   b. 最終見解
   c. 買い目

1-a. まとめを元に買い目につながる見解を簡潔に追記します。なお、買い目に関しては、印や枠順/馬場を加味したまとめ評価をもとにパターン化した馬券戦略をとっています。こちらに関しては、皆様に公開する前に僕自身で検証させていただきたいので、パターン公開はなしとさせてください。また、買い目に関しては前日夜段階に共有を始めますが、この段階ではオッズがどうなるのかわからないため、暫定馬券という形で【現状買いたいと思っている馬券】を載せます。最遅でレース前15分前には馬券を確定します。私用が重なる場合には、早い段階で買い目を確定することもあります。その際に

現状買い目
▶︎ 確定買い目

となっていたら僕の最終的な勝負馬券がすでに共有されていることになりますので、ご確認よろしくお願いいたします。

まとめルール

### 能力評価の例
B2 : G2, G3 馬券内濃厚
C3 : OP 馬券内可能

### ベース評価 -> 適性クラス評価
A : G1
B : G2, G3
C : OP
D : 3勝
E : 2F : 1勝
G : 未勝利

### サブ評価 -> クラス内詳細評価
1 : 高い確率で勝ち負け
2 : 高い確率で馬券内
3 : 馬券内可能


めぐめぐより

 2023年5月あたりから集計というものをより忠実に行い予想を公開してきました。豪語した割には2023年の全体回収率が111.5%と、正直そこまで満足はしていない数字です。今年は150%を目指して本気で頑張りたいと思います。

 今回初めて見に来て下さった方もいると思いますので、最初に申し上げておきますと

めぐめぐは2勝クラス以上の古馬芝短距離レースしか行いません。理由は以下の4点です。

1. 予想コストが圧倒的に減ることにより、皆様に良質な全頭コメントを早いタイミングで共有することができる。
2. 実力通りに決まりやすい上に、舞台適性や馬場適性が如実に直結するので買える馬/買いづらい馬を特定しやすい。
3. 単勝オッズが圧倒的に人気することが少なく、単勝期待値を取りやすい。
4. TBの影響度が大きく、予想がしやすい。

これまで中距離レースも多く予想してきましたが、毎回異なるレース質の予想を続けていくと予想のブレが発生しやすいことも自覚しましたのでこの形を取らせていただきます。

 また、昨年途中から走破タイムの推測や個別ラップの計測など新しい価値を提供する試みをしましたが、予想コストが膨大で意外と恩恵が得られにくい部分だったため、こちらは一度廃止 -> 気になったレースだけ個別ラップを計測するという方針にさせてください。いつもご愛読していただいている皆様には、大きな改変部分ですので何卒ご理解いただけますと幸いです。

今後とも一緒に戦ってくださる方、心から感謝致します。対戦宜しくお願い致します。

馬券収支

・2023年回収率
-> 111.5%

-----↓2024↓------

・勝負レース数
-> 13R

・馬券回収率
-> 45.3%

・馬券的中率
-> 8.3%

・本命馬単勝回収率 / 複勝回収率
-> 27.5% / 57.5%

・本命馬勝率 / 複勝率
-> 8.3% / 33.3%

各馬券収支など詳しい集計が気になる方は↓こちらをご覧ください🙇‍♂️

全頭診断

まとめ

★A
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
トウシンマカオ

★B
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
ダディーズビビット
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
オタルエバー
グレイトゲイナー
シナモンスティック
シュバルツカイザー
ボンボヤージ

★C
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
ビッグシーザー

キミワクイーン
ヨシノイースター
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
バルサムノート

サンライズオネスト
ジュビリーヘッド
ショウナンハクラク
バースクライ
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---
カイザーメランジェ
マテンロウオリオン

★D
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★E
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★F
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

★G
--- ↓ --- 1 --- ↓ ---
--- ↓ --- 2 --- ↓ ---
--- ↓ --- 3 --- ↓ ---

※まとめルール

### 能力評価の例
B2 : G2, G3 馬券内濃厚
C3 : OP 馬券内可能

### ベース評価 -> 適性クラス評価
A : G1
B : G2, G3
C : OP
D : 3勝
E : 2F : 1勝
G : 未勝利

### サブ評価 -> クラス内詳細評価
1 : 高い確率で勝ち負け
2 : 高い確率で馬券内
3 : 馬券内可能

全頭コメント

①オタルエバー

スタート▲○
基礎スピ△▲
TS▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△
能力B3-C1

ある程度時計のかかる馬場
内枠

抜群のスタートは切れないものの安定して出られるため、位置取りはほぼ確実に先団を取れる。さらに前目からしぶとく脚を持続できるスタミナ面も有しており、さほど高くないTSでも他馬が伸び悩むところをぐいぐい伸びて来れるところが魅力。基礎スピードも平凡なので終始速い流れで追走力が求められる舞台よりも時計のかかる馬場でスタミナ面に振れた持続力勝負で相対的に上に立てる。2023/6/10 水無月Sは長期休養明けかつ大幅馬体重増加で仕上がり面も甘い状況での出走。速いレースの流れも相まって最後は全く伸びず大敗。次走2023/7/15 バーデンBCは稍重でのレースも最後は内からロスなく伸びてきたデュガに差されて2着。ある程度の馬場適性の高さを示しながらもまだ状態面では良化途上。続く3戦目の2023/8/19 佐世保Sでは内前からロスなく運ぶも高速馬場の前残りTBとこの馬にとって真逆の適性が求められるレース質に。最後は伸び負けて4着も水無月Sでの負け方と比較するとこの馬の成長度合いのおかげでこの負けで済んだと考えても良い。その後2戦はともに適度に時計のかかるスタミナ質の持続力勝負。特に2023/12/3 ラピスラズリSではその後OPを2勝したシュバルツカイザーと僅差のカンティーユに完勝の内容。レース質の適性さえ噛み合えば重賞でも通用するレベルだと判断して今後の活躍に期待したい。ギアチェンジ性能やTSがそこまで高くないので、内前からロスなく運びつつ、操作性の高さを生かして伸びてこれると良い。

②カイザーメランジェ

スタート△▲
基礎スピ△▲
TS△
TS持続力▲○(芝ダメージパワー馬場で△▲)
Cr性能△▲
ギアチェンジ△
能力C3

内枠
時計のかかる芝が残った馬場
L3Fが極度の減速ラップ

全体能力値はかなり低く、パワー質な馬場での減速度が他馬と大差ないので理想は追走力の求められない馬場&ある程度芝状態が良好な舞台。故に終始速い流れの高速馬場はアウト。さらにCr性能の低さ故に外を回すとラストの伸びが全くなくなるので内ラチ沿いを回せる枠並びが必須。2023/10/29 ルミエールADは不良馬場とはいえある程度芝状態が良好な馬場でこの馬のこなせる範囲。外ラチ沿いの好ポケを確保してL3Fが大きく減速するラップ構成をこの馬の持ち味であるスタミナ質な持続力でじわじわ伸びて差し切り。このある程度の芝状況かつ時計のかかる馬場でのスタミナ持続力勝負のラチ沿い追走という条件が狭すぎてなかなかに好走可能性は低いが、その可能性が少しでと感じる時には買いたい。

③キミワクイーン

スタート▲
基礎スピ▲
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲○
能力C1-C2

時計のかかる馬場
後半減速ラップ
内枠
荒れ馬場 >>> 高速馬場

脚の回転数が高いピッチ走法ではあるものの、クビ高かつ前脚がそこまで前に出ないストライドの稼げない走法なので速い流れに対応できる追走力や3,4角で外目を押し上げられるようなスピード感はない。コーナリング自体は器用に運べるので動かせば外目から押し上げていくことは可能だが、そうすると追走負荷が高くなり、直線での伸びが甘くなる。基準値としては11秒前半の追走力を3,4角で求められつつ、ラストも11.5前後の伸びが求められる舞台になるとほぼ確実に伸び負ける。2023/11/26 京阪杯、2023/10/1 スプリンターズSはともに速い馬場、2023/8/27 キーンランドCは馬場適性かつ枠並びも良かったが、ロスなく運べる利点よりも外目追走の利点の方が上回る形となり、終いまで伸びてはいたが相対的に伸び負ける形。2023/6/11 函館SSは時計がかかりつつ3,4角で我慢したことで直線差し切り成功。とはいえ4着以下の相手レベルは低調かつ内前からスムーズに運べた2着馬ジュビリーヘッドはC1-C2あたりでトウシンマカオは内から運ぶも詰まって追い出しが遅れての3着。2023/4/16 春雷Sは高速馬場特化のマッドクール相手に得意な重馬場で3.5kgの斤量差をもらっての2着と力の差を見せられた結果。相手レベルと馬場を見ながら考えていく必要がある一頭。

④グレイトゲイナー

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△
TS持続力○
Cr性能△▲
ギアチェンジ△▲
能力B3-C1

内枠
前半から速い流れ
後半減速のスタミナ質持続力勝負

TSは低いもののラストまでしぶとく伸びる持続力の高さを有しており、敗戦したレースでもしっかり脚を使えている。3勝クラスでは道中不利を受けたレースが続いての敗戦で厳しい流れの中でも終いは高い持続力を見せてくれた。2023/9/24 道頓堀Sから積極的に前に出すようになり、乗じて外から被される不利を受けたりする機会も減った。終盤までスムーズに運べたことで低いTSながらも前目から高い持続力と基礎スピードを活かして押し切る競馬をして2連勝。相手レベルも悪くなく、OPレベルのレースを安定して勝ち負けできるパフォーマンスレベル。2023/11/26 京阪杯は初重賞ながらも高速馬場でこの馬の得意舞台。ただ重賞好走組が集まったこと&ラストまで減速しない高速持続ラップでTSの低いこの馬には厳しかった。そんな中でも6着に検討してこの馬の能力は証明できた一戦で個人的には評価できる内容だったように思える。

⑤シナモンスティック

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△
TS持続力○
Cr性能▲○
ギアチェンジ△
能力B3-C1

馬場不問
前半から速い持続ラップ
中外枠

ギアチェンジ性能低&TS低なので直線でのキレ勝負には向かないが異次元のスタミナ(スピード持続力)を持ち合わせているため前半からの速い流れ→ラスト急減速するようなタフな流れでも前からしぶとさを生かして残せるタイプ。また、終始高速ラップを刻むようなレース質も難なくこなせるタイプで、特に2023/8/13 UHB賞の内容が良い。ここでのレースラップは12.1-11.1-11.2-11.4-11.1-11.3とハイペーススタートではなかったものの終始11秒前半のラップが連発する持続ラップ構成。さらに逃げたカルネアサーダの外目を追走しながらL3Fを11.4-11.2-11.1の加速ラップで締めての勝利。その後の2023/8/27 キーンランドCで2着に入ってはいるもののベストパフォーマンスを発揮できる舞台はおそらくUHB賞のようなコース。とは言ってもタフな流れで後半減速するようなスタミナ質な持続力勝負でも高い持続力を見せており、2023/8/27 キーンランドC以前の6走は全てこの馬らしくある程度安定したスタートから先団外目追走→4角から動き出して前を捉える→直線で粘り込む、という競馬を徹底している。2023/4/29 朱雀Sのように道中緩む流れにならなければオーバーヒートすることもなく力を発揮できる。なお、UHB賞以降の馬体重推移がやや疑問で、UHB賞はある程度引き締まった馬体->キーンランドCは12 kg増でやや緩さのある馬体->カーバンクルSはさらに8 kg増の緩さのある馬体で体重増加があまり良い方向に働いていなさそうな印象。休養明けということもありずっしりしながらも成長分があるかもしれないが歩様を見るに体は重そうなので叩いて次走絞れているか確認したい。ベストはUHB賞のキビキビした足取りで引き締まった馬体。

⑥シュバルツカイザー

スタート▲
基礎スピ○
TS△
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△
能力B3-C1

11秒前半の高速持続ラップ
L1Fやや減速ラップ
平坦コース
外枠or偶数枠

ギアチェンジ低、TS低も同じ脚を連発できるスタミナ持続力の高さが持ち味。道中早めに動き出してもラストまで絶えずスピードを持続できるタイプで、道中ラップは前半から速い流れになると他馬が垂れる展開で最後までしぶとく伸びる。Cr性能が高いわけではないので3,4角での押し上げは基本できないものと考えれて良い。基礎スピードを生かした高速ラップ持続力勝負で光るタイプなので、追走ロス等々を考えると内1,2頭目を回す形がベストだろう。ゲート内の落ち着きがあまりないのでゲートを出られるかが非常に重要。弱点はL1Fまで変わらず高速ラップが連発してしまう形。キレがないので単純に前目が残ったり、全馬33秒前半の脚を使えるような馬場になると位置取りそのままで中途半端な着順でのゴールインとなる可能性が高い。また、タフな馬場でのパフォーマンスレベルも高くないので注意は必要。2023/4/8 船橋S、2024/1/8 カーバンクルSともにL1Fから訪れる急坂で加速度が0になっており、上り終えてからの数mでぐんと伸びる走りが目立つ。ストライドを広げて高い持続力を発揮する走法からもこの減速はこの馬の良さを削いでしまっているためベストは平坦コース。

⑦ジュビリーヘッド

スタート▲
基礎スピ▲
TS△
TS持続力○
Cr性能△▲
ギアチェンジ△
能力C2-C3

時計のかかる馬場
後半減速ラップ
内枠
直線平坦 > 直線急坂

ゴールから2F弱の地点で動き出してゴールする形。クビがやや低め&前脚がそこまで高く上がり伸びるわけではないのである程度のスピード持続力に長けている分TS値はそこまで高くない。ラストに速い上がりや道中高い追走力が求められる舞台、差し馬が台頭するレースになると苦戦。4角から動き出しても最後まで脚は使える持続力を有しているものの、Cr性能の観点からあまり外目を回されると後手を踏む可能性がある。2022/4/9 船橋Sから終いの伸び方に力強さが増しており、急坂でも走法にブレがなくスピード維持が可能になったが、ベストは直線平坦。二の足を使って安定して先行できる点が強みだったが、最近は二の足のダッシュ力や基礎スピードもやや劣ってきており、安定してポジションを取れるとは限らない印象。スタートを出ればそれなりに安定したパフォーマンスは出せる。ただ相手レベル次第で、2023/8/27 キーンランドCはスムーズな流れで前との差を縮めきれず6着になっており、近い着順の馬比較でパフォーマンス値はやや低め、2023/6/11 函館SSはG3で2着も4着以下低調かつこの馬だけ内前からスムーズに運べたことを考えるとそこまで高い評価はできない。

⑧ショウナンハクラク

スタート△▲
基礎スピ▲○
TS▲(パワー馬場△▲)
TS持続力○(パワー馬場▲○)
Cr性能▲
ギアチェンジ△▲
能力C2-C3

高速持続ラップ
内枠
良好な芝状況

前脚がまっすぐ伸びるストライドの大きな走りで、脚の回転数自体がそこまで高くないのでギアチェンジは遅いものの長くスピードを持続できるタイプ。その分高い基礎スピードを求められても対応が可能で、後半までスピード質の持続力が求められるレース質への適性は高い。対してパワー馬場はこの馬の良さが削がれる形となり、全体的な能力値が低下する。また、馬場やラップ面で相性が良い場合でも、3,4角で外を回されるようだとコーナリング区間での追走負荷が大きくなりラストの伸び脚が弱化する。理想は内枠からロスなく運びながら後半まで高い追走力を要するスピード質な持続力勝負。

⑨ダディーズビビット

スタート▲○
基礎スピ▲○
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△▲
能力B2

綺麗な馬場
持続ラップ
右回り > 左回り
1200-1400m

2022/1/10淀短距離Sあたりからストライドが伸びて伸び伸びとした走りをするようになったことで持続力を活かす競馬ができている。距離適性も1200-1400mまで広がり、よほど速い追走スピードを要求されなければ最後まで長く良い脚を使うことができる。左回りばかり走っているが、4角→直線のタイミングで左手前→右手前の変換がやや遅い点、直線途中で再度左手前に戻すことがしばしばある点が気になる。2023/5/13 京王杯SCは終始左手前のまま重賞勝ち馬数頭相手にタイムさほぼ無しの3着、2023/3/26 高松宮記念は馬場の影響で伸びなかったのもあるがL1Fまで左手前のままの走り。2023/12/23 阪神Cではスムーズに手前を替えられており、この馬らしい走りができている。前までは左手前時の体の軸ブレが影響を与えている部分もあり直線では左右に寄れがちな走りだったが2023/2/26 阪急杯以降解消されているようで左右差はほとんどないと判断。急坂でもしっかり前進していくことができていることから、手前替えのスムーズさを観点に入れると右回り>左回りの可能性あり。左回りで走るためには3,4角からのスピードアップがなく、直線でゴーサインを入れられるような条件が必要だろう。ある程度スタートは安定しているが二の足から出していくタイプではないので先団〜中団あたりの追走。この馬の1番の特徴は綺麗な馬場の高速ラップで高い持続力を発揮できる点。2023/2/26 阪急杯は内有利TBながらも速い流れを前受けし、アグリ相手にタイム差なしの2着。2023/5/13 京王杯SCではやや中間が緩みながらもギリギリ持続ラップの範囲でラストは高いスピードと持続力が求められたが重賞馬レッドモンレーヴやウインマーベル、アヴェラーレ相手に3着。2023/12/23 阪神Cでは3角で窮屈になり位置を落とす不利を受けながら重賞好走経験豊富な相手に0.3秒差とスムーズなら勝ち前のタイム差。馬場が荒れてパワー質なスタミナ比べとなった2023/3/26 高松宮記念を除いてしっかりと力を示せており、この追走スピードならレベルが下がる1200m戦重賞でも十分勝ち負けできると考えている。

⑩トウシンマカオ

スタート▲○
基礎スピ▲○
TS▲○
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△▲
能力A3-B1

1200m
中外枠
綺麗な馬場 > 時計のかかる馬場
小回りコース以外

ストライドが大きい持続力タイプで追い出してから長く良い脚を使える。500mほどは脚が持続するが、スローからの決め手勝負や高速馬場前残り決着、パワー馬場の消耗戦前残り決着になると差し損ねる可能性が十分にある。また、ギアチェンジ性能がそこまで高くないことからも4角早仕掛けがマスト。外目でいつでも動けるポジションを取れる枠並びが良い。実際推進力が出ているのは右手前<左手前なのでベストは右手前での末脚発揮。トビの大きさ・高い基礎スピードを最大限活かせる舞台(=ある程度綺麗な馬場&3,4角動き出し可能なコース/枠並び)&中緩みしない持続ラップ&極度の前残りTB以外の3つが揃った時にはほぼ100%と言っていいくらい高いパフォーマンスを発揮する。パフォーマンスレベルに関しては2023/11/26 京阪杯で自己最高打点を出した形。58  kgの最重量を背負いながら重賞勝ち馬で高いポテンシャルを持つルガル(当レース斤量56 kg)を置き去りにする衝撃の走り。脚を余すことなく発揮できる舞台であればG1好走可能なレベルのパフォーマンスを繰り出せるので注目したい。

⑪バルサムノート

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△▲
TS持続力○
Cr性能△▲
ギアチェンジ△▲
能力C2

1200-1400m
左回り
大箱コース

前脚がピンと伸びながら全身を使って大きなストライドを出す走り。脚の回転数は2.2歩/秒とかなりゆったりしているため、ギアチェンジ性能も低く、スパート時のTS値は高くならずとも長い脚を使えるタイプ。右回りのコーナリング時にクビ向きが外に振れてしまうので、これによる追走バランスの乱れが影響して3,4角でのポジションが維持or後退になる。そのまま直線入りするため、TS値の関係から前との差を縮めきれずにゴールインする可能性が高い。逆に左回りだとチークピースをつけた2023/10/28 紅葉Sから前進気勢の強い走りで3,4角でのポジションダウンも見られなかった。さらに直線に入ってからしばらくは基礎スピードで追走できる点で現状は3,4確でのペースアップが起こりにくい左回りコース(東京や中京)がベストの印象。1600m戦だと直線途中で伸びが甘くなるので1400m以下がベストだろう。2024/2/11 北九州短距離Sでは初の1200m距離短縮で速い流れを中団外目から追走する競馬になり、Cr性能の観点から3,4角でのポジション不利を受ける形となったが早めに鞭を入れてエンジンを入れたことでしぶとく伸びる長く良い脚を見せてきた。高い基礎スピードを活かしてラストここまで脚を使えるのであれば1200mも問題はなく、OP(L)クラスのレースなら高い確率で馬券内に入ってくるレベルにある。ここでもクビ向きは悪くまだ改善されていない。

⑫バースクライ

スタート▲
基礎スピ○
TS▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲
能力C2-C3

荒れた芝1200m
内枠

高速ラップの流れを楽な追走できる高い基礎スピードを持っているものの、脚が伸びずそれなりに回転数のある走りで掻き込むような走りをするため馬場レベルのベストはもっと荒れたタフな馬場と考えている。2023/9/2 3歳以上1勝クラスと2023/9/23 北摂特別はともに勝ち切る競馬をしたが直線での走りは右手前に戻してからもうひと伸びするような走りをしていた。2023/12/3 南総Sでもこのような形になると思いきや、スルスルと馬群を捌いて手前を替えることなくラストまで左手前のまましっかり伸びてきた。以前まで左手前のストライドが甘かった部分が伸ばせるようになり、パフォーマンスレベルの向上が確認された。さらにここでは高速馬場の速い流れで中団内目から差し切る形。ベストがタフな馬場であると仮定するとまだそこが知れない馬である可能性がある。2024/1/28 シルクロードSは直線で外に振られるロスはありながらも伸びが甘くなってしまった。馬場的にも問題はなさそうなので斤量含めてここら辺がこの馬の上限値の可能性はある。

⑬ビッグシーザー

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△
TS持続力▲
Cr性能△▲
ギアチェンジ▲
能力C1

持続ラップ
綺麗な馬場
内枠

基礎スピードが高く、速い流れでもスイスイと進んで行ってしまうタイプ。その中でも直線しっかりと加速していける持続力型。ある程度位置を取りながらこの競馬ができるのでパフォーマンスの安定感は高い。故に高速馬場でのパフォーマンスが高く、2023/5/27 葵S、2022/9/18 2歳未勝利の2レースは当日最速タイムに近い走破時計がポンポン出る日でこの馬もしっかりと最速に近い時計を計測してきた。しかし、2023/2/26 マーガレットSの日に関しては平均付近の走破時計が多く出た中でこのレースはOPレベルで平均〜最遅の走破時計レンジ。同日メインの阪急杯では1,2着馬(アグリとダディーズビビット)がOPレベルで最速に近い時計を叩き出しており、単純な実力勝負だと古馬短距離勢とは差がある状態だが、高速馬場の惰性的スピード戦なら好勝負可能。3,4角のコーナリング時に若干外に膨らむ面があるので、大外を回す形になると余分なロスを生み出す可能性がある。ベスト条件は高速馬場&内中枠。終始速い流れでラスト脚を使って押し切りたい。ゲートスタート時、軽く体勢を崩しやすいので古馬重賞で好走するならある程度のスタートを決めて先団内目をキープしたいところ。

⑭ボンボヤージ

スタート▲
基礎スピ▲○
TS△▲
TS持続力○(スタミナ消耗戦で▲)
Cr性能△▲
ギアチェンジ▲
能力B3-C3

内枠
ある程度綺麗な馬場
小倉≒京都>阪神>>その他

脚が伸びる&ある程度の回転数を叩き出せるストライド型なので、ギアチェンジ性能は低いものの高い持続力を発揮できる。ただ、TS値が低いため、前が止まらない高速馬場や速い上がりの求められる瞬発力勝負になるとキレ負けしやすく、前との差を縮めきれずに終わってしまう。Cr性能も低いので3,4角外回しからの持続力勝負も×。馬場の悪化も追走時の脚の消費につながることから早いタイミングで伸びを欠いてしまう。理想は内枠からある程度前につけてラチ沿いからロスを最小限に抑えた追走&直線で速い上がりの求められないスピード惰性が求められる舞台での持続力勝負(前半から速い流れでラスト減速するようなラップ構成)&ある程度内が使える馬場条件。特にOPクラス以上でこの馬にとってプラスなレース質になるのはスピード惰性力が生きる持続力勝負になりやすい小倉や京都、阪神のような小回り平坦or4角下り坂コース。つまりは3,4角におけるスピード加速のエネルギー消費量が少ない舞台。

⑮マテンロウオリオン

スタート△▲
基礎スピ▲
TS△▲
TS持続力○
Cr性能▲
ギアチェンジ△
能力C3

高速馬場
持続ラップ
内枠

ギアチェンジ性能が低く、瞬間的に速いラップを刻むタイプではないものの4-5Fに渡る長い脚を使えるTS持続力を有している。スタートは五分五分で、前からでも長く良い脚が使えるのはこの馬の良さではあるものの、先団から競馬ができた2023/10/21 富士S、2023/4/23 マイラーズC、2023/2/5 東京新聞杯は全て速い馬場でこの馬のTSではキレ負けする展開。ある程度持続ラップでペースが流れつつ、高いTSの求められない舞台がベスト。スタートはもちろん決められた方が良いのでより良い位置取りを狙うという意味で内目の枠がベスト。相手レベルは重賞馬に紛れるとやや厳しそう。

⑯ヨシノイースター

スタート△
基礎スピ▲
TS▲○
TS持続力▲○
Cr性能▲
ギアチェンジ▲○
能力C1-C2

外有利TB

2.5歩/秒前後の脚の回転数で一気にTSに到達し、ストライドを伸ばして1完歩あたりの距離も伸ばしてこれるのでぐんぐん加速しながら脚を使える。パワー質な馬場でも変わらずこの特徴を発揮できるのはこの馬の良さであるため、綺麗な馬場での単純なスピード勝負や前残りの高速持続ラップ展開になると差しきれない競馬が続く。反TBを覆せる能力はなく、ゲート内の落ち着きがないことからほぼ確実に出遅れるため、位置取りの観点から外差しTBに向いてくれないと厳しい印象。2024/2/11 北九州記念では好スタートから先団内2頭目を追放し、3,4角は->直線と外目から楽な手応えで押し出し、そのまま後続を振り切って完勝。差し損ねが多かった過去のレースと比べると、最大限脚を発揮できる前からの競馬はこの馬に合っており、ラップからも高いスピード持続力を発揮したことがわかる。ピンパーのような扱いで良さそう。

最終見解

★今回の印概要

◎ ≧ ○ > ▲ > △ > ✔︎

◎ -> 勝率まずまずも馬券内率高め
○ -> 馬券内率やや高め
▲ -> 能力値やTB、枠順的に頭は厳しそうだが馬券内はありえる
△ -> 能力値やTB、枠順的に1,2着は厳しそうだが3着可能性あり
✔︎ -> 余力あれば3連系の紐に抑えておく程度

最終見解

過去3年TB
中山記念内前残り
中山記念内前残り
中山記念やや外伸び

★まとめ

  • 2024 中山記念は内前残り決着

  • 芝状態良好

  • 当日晴れで馬場が固まり内前顕著の可能性

  • 野芝に洋芝をオーバーシード

  • 開始2-5Fまで11秒前半の持続ラップ -> L1Fで12.0前後の減速ラップ

◎4. グレイトゲイナー

 ハナを取れる枠並び。前から高い持続力を安定して叩き出しており、TBが向くのであれば迷わず高評価。勝つかはわからないが、馬券内には高確率で入ってくる想定。同じ逃げゾーンで結果を出したシナモンスティックが外枠を引いたことで追走負荷自体はこの馬に利がある。実力上位馬トウシンマカオも不利や反TBを覆して勝つようなパフォーマンスはここまで見せておらず、付け入る隙は十分にある。週中に軽く雨が降ったとはいえレース前日/当日は晴れて内から乾いていくこと、ある程度パワーが求められる洋芝での高速スタミナ質持続力勝負になる可能性を考えると減点要素が見当たらなかった。

○16. シナモンスティック

 近2走、馬体の緩さによるパフォーマンスレベルの低下が見られたため、本番しっかり体が出来上がっているかが条件。内が有利とは言っても、テンスピの観点から先団内2を追走できる可能性は十分高く、この馬もTB恩恵を受けられるゾーンで競馬ができる。馬場がタフだった2023/8/27 キーンランドCで2着に来ているものの個人的なベスト馬場は今回のような綺麗な馬場でのスタミナ比べ。洋芝がオーバーシードされた今の中山の芝状態を考えると舞台は整っている印象。追い切りはやや躓きかける&内にもたれ気味の動きを見せつつも体全体を使って前進できており、キーンランドC比較でそこまで見劣りする印象はない。その他の追い切り映像を見れないのでこれだけの情報だと体勢は整っていると判断。

○->▲15. トウシンマカオ

 内前残りTBによる減点補正を加えてもこの馬が一枚上手のメンバー構成。2023/8/27 キーンランドCのように大外を回される可能性低のTB&函館SSのように内ラチ沿いから詰まるリスクのない外枠ということでこの馬自身のパフォーマンスは発揮できるはず。とはいえ、目標はここではなく高松宮記念あたりかつ、明らかに内が有利なTBで絶対的な力を見せつけてくれるような立ち位置にはまだいない認識なので期待値加味してこの評価。乗り替わりによる初騎乗という点もやや気になり、横山武史Jのポジションが取れない場合に腹を括って後ろから運ぶ特徴が露見した場合には飛びまであるので注意したい。当初○評価としていたが、反TBの影響をしっかり受けそうなイメージが強く評価をさげた。

▲10. ビッグシーザー

 このメンバーに通用するかどうかは置いておいて、スムーズに前に出られた場合に大きなTB恩恵が受けられる。2024/1/13 淀短距離SはTB恩恵を受けながらの快勝で過剰評価しすぎるのは禁物だと思っているのでこの評価まで。

▲14. オタルエバー

 外からスムーズに先行することが条件。ややパワー質な馬場は合いそうで内前有利のTB恩恵を受けられれば。舞台設定は良さそうなので○まで考えられたが外枠を引いた分評価が下がり、TB観点から▲まで昇格。

▲->△13. ダディーズビビット

 問題は位置取りかつ鞍上。内前有利なTBな中で、浜中Jの外目を意識した騎乗がマイナスに働く可能性はある。枠順の観点から今回も高い確率で外目追走->外目追い出しになると思われるので差し損ねのリスクは頭に入れておくべき。近走のパフォーマンス内容から、このメンバー相手に情けない結果にはなりづらいと判断したため、印は回したが▲に落としたトウシンマカオ比較でこの馬も△に落とす形。勝ち切るのは厳しいと思っているが、馬券争いはいいものを見せてくれると予想。

買い目

TBが外前に変わっているので印大きく変わります。

◎15トウシンマカオ
○4.13.14.16
▲9.11


▷ 暫定買い目
▶︎ 確定買い目

↓汚い買い目でごめんなさい。笑
狙い通り行った時の高目を取りつつ、ある程度の回収を確保する戦略を取っています。
◎が飛んだら終了ですが、元よりその予想なのでこちらでいかせてください。



今週もここまで読んでくださりありがとうございました🙇‍♂️

あとは的中を祈って共に全力応援しましょう🔥

大変励みになりますので、よかったらよろしくお願いします🙇‍♂️🙇‍♂️